前にもお知らせした12月と1月のインド映画連続講座ですが、豪華プレゼントを付けることになりました。というのも、3月のインド旅行で、アーミル・カーン主演作『Dangal(ダンガル=レスリング)』とシャー・ルク・カーン主演作『ライース』のポスターを多めに買ってきたのですが、私の予想は見事コケて、両方とも今年は公開されずじまいに。『Dangal』の方はまだ可能性は残っているものの、『ライース』は自主上映で上映されてしまうは、Netflixで歌詞には字幕が出ないヴァージョンのまま配信されてしまうは、で、もう公開の目はありません。そこで、「今年度の映画は今年度のうちに始末しちゃえ!」と、プレゼントに供することにしたのです。12月16日(土)の「プリヤンカー・チョープラー」(2回目)はまだお申し込みが少ないので、全員に当たる可能性大です。参加者の方は、楽しみになさっていて下さい。
あと、1月の「アヌシュカー・シャルマー」は定員オーバーとなりましたので、2月に2回目を行います。ポスターが余ったら、2月にも回す予定です(一体、何枚買ってきたんだ、私...)。12月~2月の講座のご案内を付けておきます。なお、スペース・アーナンディでは、これまでの講座一覧ページも作ってあります。こちらもご参照下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スペース・アーナンディ/インド映画連続講座第Ⅱ期
「女優が輝くボリウッド映画の魅力」
<第2回>プリヤンカー・チョープラー
スペース・アーナンディでは、毎年1つのテーマで行う「インド映画連続講座」を開催中ですが、4人の男優を取り上げた第Ⅰ期「スターで辿るボリウッド映画史」に続き、第Ⅱ期では女優を取り上げています。昔は男優のお添え物的存在が多かった女優たちですが、プリヤンカー・チョープラーの『メリー・コム』(2014)のように、ヒロイン中心の作品も多くなるなど、今世紀に入ってインド映画は変化しつつあります。今回はマチズモからフェミニズムへ、という映画界の変化を担う女優たちを5人、順番にご紹介しています。
<第1回>のディーピカー・パードゥコーンに続いて登場するのは、今やハリウッドでも大活躍中のプリヤンカー・チョープラー。歌手としても有名ですが、「クワンティコ」等のテレビドラマでも大人気で、ディーピカーに先んじて欧米に顔を知られました。インドでは『バルフィ!』(2012)等意欲的な作品に多く出演しており、その足跡を辿ると興味深いことがわかってきます。役柄分析もまじえながら、彼女の魅力に迫っていきます。
なお「スターで辿るボリウッド映画史」に続いて、「女優が輝くボリウッド映画の魅力」でも、講座と抱き合わせで「映画で学ぶヒンディー語塾」を開講します。当塾では一応順番に文法の要点を押さえていっていますが、毎回独立した内容なので、初めての方でも初心者の方でもノープロブレム。30分の濃密なヒンディー語学習体験をどうぞ。
日時:2017年12月16日(土) 15:00~17:30
場所:スペース・アーナンディ
(東急田園都市線高津駅<渋谷から各停で18分>下車1分)
定員:20名
講座料:¥2,500(含む資料&テキスト代)
講師:松岡 環(まつおか たまき)
ご予約は、スペース・アーナンディのHP「受講申し込み」からどうぞ。ご予約下さった方には、ご予約確認と共に、スペース・アーナンディの地図をメール送付致します。床におザブトンをひいて座っていただく形になりますので、楽な服装でお越し下さい(申し訳ないのですが、スペースの関係上イス席はご用意できません。悪しからずご了承下さい)。
皆様とお目にかかれるのを楽しみにしております。(松岡 環)
[講師紹介]
1949年兵庫県生まれ。麗澤大学、国士舘大学非常勤講師。大阪外大(現大阪大)でヒンディー語を学び、1976年からインド映画の紹介と研究を開始。1980年代にインド映画祭を何度か開催したほか、様々なインド映画の上映に協力している。『ムトゥ踊るマハラジャ』『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』『きっと、うまくいく』『pk』など、インド映画の字幕も多数担当。著書に、「アジア・映画の都/香港~インド・ムービーロード」(めこん/1997)、「インド映画完全ガイド」(世界文化社/2015/監修)など。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スペース・アーナンディ/インド映画連続講座第Ⅱ期
「女優が輝くボリウッド映画の魅力」
<第3回>アヌシュカー・シャルマー
(2013年3月ムンバイでのインタビュー時に撮影)
スペース・アーナンディでは、毎年1つのテーマで行う「インド映画連続講座」を開催中ですが、4人の男優を取り上げた第Ⅰ期「スターで辿るボリウッド映画史」に続き、第Ⅱ期では女優を取り上げています。これまで、ディーピカー・パードゥコーン、プリヤンカー・チョープラーと続き、今回は、『PK』(2014)で日本のインド映画ファンのハートを射貫いたヒロイン、アヌシュカー・シャルマーが登場します。
デビュー作がシャー・ルク・カーンとの共演作『Rab Ne Bana Di Jodi(神が作り給うたカップル)』(2008)というラッキー・ガールで、次にランヴィール・シンとタッグを組んだ『Band Baaja Baaraat(花婿行列が賑やかに)』(2010)もヒット。再び『命ある限り』(2012)でシャー・ルクと共演したかと思えば、アーミルとは『PK』で、サルマーンとは『スルターン』(2016)で共演し、いずれも大ヒットという、ものすごい強運の持ち主なのですが、ご本人はいたってシンプル。日本食好きが判明したインタビュー時の様子などもまじえながら、今はプロデューサーとしても実績を重ねているアヌシュカーの魅力に迫ります。
なお、「女優が輝くボリウッド映画の魅力」でも、講座と抱き合わせで「映画で学ぶヒンディー語塾」を開講します。一応順番に文法の要点を押さえていっていますが、毎回独立した内容なので、初めての方でも初心者の方でもノープロブレム。30分の濃密なヒンディー語学習体験をどうぞ。
日時:2018年1月20日(土)または2月17日(土)いずれも 15:00~17:30(1月はキャンセル待ちとなります)
場所:スペース・アーナンディ
(東急田園都市線高津駅<渋谷から各停で18分>下車1分)
定員:20名
講座料:¥2,500(含む資料&テキスト代)
講師:松岡 環(まつおか たまき)
ご予約は、スペース・アーナンディのHP「受講申し込み」からどうぞ。ご予約下さった方には、ご予約確認と共に、スペース・アーナンディの地図をメール送付致します。床におザブトンをひいて座っていただく形になりますので、楽な服装でお越し下さい(申し訳ないのですが、スペースの関係上イス席はご用意できません。悪しからずご了承下さい)。
皆様とお目にかかれるのを楽しみにしております。(松岡 環)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なお、3月にまたインドに行く予定なのですが、ムンバイのポスター屋さんはまだ生き残っているかどうか心配です。あと、今年は気合を入れて買いたい作品があんまりないんですよね...。今年のボリウッド映画興行収入暫定トップ10は、①『ライース』、②『Tubelight(蛍光灯)』、③『Judwaa2(双子2)』、④『Toilet: Ek Prem Katha(トイレ:ある愛の物語)』、⑤『Golmaal Again(インチキ再び)』、⑥『Kaabil(資格のある人)』、⑦『バドリナートの花嫁』、⑧『Jolly LLB 2(法学士ジョリー 2)』、⑨『私たちの予感(Jab Harry Met Sejal/ハリーがセージャルと出会う時/Netflixで配信中)』、⑩『Secret Superstar(秘密のスーパースター)』ですが、あと年末にサルマーン・カーン主演の『Tiger Zinda Hai(タイガーは生きている)』という『タイガー 伝説のスパイ』(2012)の続編が公開されるので、多分これがかなり上位に食い込むと思います。とはいえ、『バーフバリ 王の凱旋』の記録を破るとは思えず...と、ボリウッド映画界はちょっと低調な1年でした。12月末にはまた例年のように、主要国の映画の興収トップ10をアップしますので、今しばらくお待ち下さいね。
あともう1つニュースを。IFFJ2017で上映されたアヌラーグ・カシャプ監督作『ラマン・ラーガウ2.0~神と悪魔~』(2016)がDVDとなって発売されます。タイトルは『DEVILデビル』で、1月10日の発売です。アマゾン沼のご案内はこちら。新年早々見たくはない作品ですが、主演のナワーズッディーン・シッディーキーのファンの方はどうぞお求め下さい。
とにかくよかったのとやはり日本での注目度はアーミルが一番なんだなと思いました。「きっと、うまくいく」の成功がよほど効いてるんですね。新作が途切れなく公開されるのはうれしいです。
体の変化がデニーロの「レイジングブル」を思い出させてくれるアーミルの新作 今から待ち遠しいです。
あと、講座は毎回行きたいと思うのですが、鹿児島在住がいつもネックになってます。まぁ、仕方ないですね。
ググってみたら、ネタ元は「シネマトゥデイ」のこの記事ですね。
https://www.cinematoday.jp/news/N0096709
ウォルト・ディズニー・ジャパンとギャガとの初の共同配給で、4月にTOHOシネマズシャンテほか全国公開とのこと。
よかったです~。
それにしても何という偶然、『Dangal』の話題を出したと思ったら...。
ポスター温存しておこうかと思いましたが、大手の配給さんなので、「宣伝のための、現地版ポスター・プレゼントにどうぞお使い下さい」と差し上げる必要はないでしょうから、やっぱり放出します!
かわぐちさんは鹿児島にお住まいなのですね。
お目に掛かる機会がなくて残念ですが、また何かの折にコメントをお寄せ下さい。