アジア映画巡礼

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スペース・アーナンディ/インド映画連続講座第Ⅰ期始まる

2016-11-13 | インド映画

昨日、「スペース・アーナンディ/インド映画連続講座第Ⅰ期:スターで辿るボリウッド映画史」の第1回を開催しました。ご参加下さった皆様、ありがとうございました。

今回取り上げたのは、上の『PK』が絶賛公開中のアーミル・カーン。『Yaadon Ki Baraat(思い出の花婿行列)』以来の彼の映画人生を辿り、どのように「ミスター・パーフェクト」になっていったのかを見ていきました。大人になってからの俳優としての第1作『Holi(ホーリー)』もちらとお見せしたのですが、今のアーミルとあまりにも違うので皆さん唖然ボーゼン。私もこの映画をインドの映画祭で見た時は、あの学生たちの中からこんな大スターが出るとは思いませんでした。下は、インド映画開発公社(NFDC)が配っていた紹介資料にあった『Holi』のフライヤーですが、どれがアーミル・カーンかわかりますか?


また、今回から始めた「映画で学ぶヒンディー語講座」も、参加者の皆さんのノリがすごくよくて、先生役の私もとっても楽しかったです。そうそう、昨日お配りした資料で、ヒンディー語のテキストの後に『きっと、うまくいく』(2009)の主題歌「Aal Izz Well」の歌詞が付けてありましたが、あれは「ヒンディー語に口を馴らすためには、歌を歌うのが一番です。ぜひこの歌を繰り返し歌い、次には右上に付けたヒンディー語のデーヴァナーガリー文字による歌詞を見ながら歌って、文字も憶えてしまいましょう」と言うつもりが、時間オーバーであせって言い忘れてしまったのでした。こんなへっぽこ先生ですが、なるべく皆さんにしゃべってもらうことをめざし、次回もがんばりますのでよろしくお願い致します。

それで、この講座はお申し込み人数が多く、12月10日17日(土/すみません、とんだ間違いを!)に再度同じ内容で開催するのですが、それも満員になったため、1月7日(土)に三たび開催することにしたのは、以前にもちょっとお伝えした通りです。ただ、1月7日と言えば七草の日でもあり、まだ幕の内。そんなわけで、1月7日の回は、特別に「新春お年玉大福引き」も開催することにしました。さーて、福引きの景品は何でしょうね?(何にしよう?) この回はまだ人数に余裕がありますので、よろしければ以下の内容をご覧の上、お申し込み下さい。

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スペース・アーナンディ/インド映画連続講座第Ⅰ期
「スターで辿るボリウッド映画史」
<第1回>アーミル・カーン 

 「インド映画完全ガイド」発売記念として、3回にわたって開催した「インド映画特別講座」に続き、毎年1つのテーマで行う「インド映画連続講座」をスペース・アーナンディで開催することになりました。まず第Ⅰ期は「スターで辿るボリウッド映画史」と題して、4人のスターの足跡を辿りながら、その時々のボリウッド映画界を振り返ります。取り上げるのは、アーミル・カーン、シャー・ルク・カーン、サルマーン・カーン、そしてアミターブ・バッチャンという王道中の王道。3人のカーンは時代が重なりますが、それぞれに歩んだ道は異なっており、ボリウッド発展史のいろんな面が見えてくるはずです。
 なお今回から、講座と抱き合わせで「映画で学ぶヒンディー語塾」も開講します。1年間聴いていただければ映画の2割がわかる!を目標に、30分の濃密な学習体験をどうぞ。 

 日時:2017年1月7日(土) 15:00~17:30 
    ※同テーマの3回目の開催となり、今回は「新春お年玉大福引き」も実施します。
 場所:スペース・アーナンディ
    (東急田園都市線高津駅<渋谷から各停で18分>下車1分)
 定員:20名
 講座料:¥2,500(含む資料&テキスト代)
 講師:松岡 環(まつおか たまき) 

『pk』の日本公開も好調なアーミル・カーン。『きっと、うまくいく』や『チェイス!』でもお馴染みですが、彼が代表するのはボリウッドの「良識」。作品を選び抜くことで知られるアーミルの目線は、どんな経歴によって培われたのでしょうか。約50本にのぼる出演作を辿りながら、ボリウッド30年の歴史も振り返ります。 

ご予約は、スペース・アーナンディのHP「受講申し込み」からどうぞ。ご予約下さった方には、ご予約確認と共に、スペース・アーナンディの地図をメール送付致します。床におザブトンをひいて座っていただく形になりますので、楽な服装でお越し下さい(申し訳ないのですが、スペースの関係上イス席はご用意できません。悪しからずご了承下さい)。
皆様とお目にかかれるのを楽しみにしております。(松岡 環)

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第2回はシャー・ルク・カーンを取り上げることに決めましたが、ちょっとまだ日にちの調整等が済んでいませんので、11月末までお待ちいただければ幸いです。2月開催の予定ですが、3月は私がまたインドに行く予定のため追加開催ができず、お申し込みが多かったらどうしよう(私始め、シャー・ルク・カーンのファンは多いですからねー)、とあれこれ検討中です。決まりましたら、スペース・アーナンディのサイトとこのブログでアップしますので、しばしお待ち下さいませ~。

Dear Zindagi poster.jpg

なお、シャー・ルク・カーンとアーリアー・バットが共演する『Dear Zindagi(拝啓、人生)』は11月25日から公開される予定です。監督は『マダム・イン・ニューヨーク』(2012)のガウリ・シンデー。どんな作品になっているか、楽しみですね。



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2 コメント

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ありがとうございました (Jaan)
2016-11-14 20:10:45
cinetamaさん、先日は、楽しい講座をありがとうございました。

インド映画ビギナーの私にとって、一人の俳優さんの人生を辿ることで、俳優さんだけでなく、インド映画の移り変わりも知ることができ、さらにインド映画に興味を持つことが出来ました。
アーミルさんの若かりし姿が、逆にオジサン風で、面白かったですし、体作りに苦労されていることなど、裏話的なこともあり、とても楽しかったです♪

ヒンディー語講座も、本を見ていただけではなかなか覚えられなかったので、学べる機会を与えて頂き、感謝です。
デーヴァナーガリー文字も書き順(書き方)がわからなかったので、cinetamaさんが書くのを見て、なるほど~と思いました。
cintamaさんがサラサラ~っと書かれていたので、途中見逃してしまいましたが(笑)

楽しくてあっという間でした。
次回も楽しみにしています♪

cinetamaさんのテキストと「きっと、うまくいく」のDVD見ながら、「AAL IZZ WELL」を歌って、ヒンディー語の復習したいと思います(^_^)/



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Jaan様 (cinetama)
2016-11-14 21:02:39
コメント、ありがとうございました。
こちらこそ、毎回来て下さってありがとうございます。
それに、いつも私の体を気遣って下さって....。
本当に、ありがたいです。

ヒンディー語の書き順は私もいい加減なので、今度書き順の載った教科書をコピーして差し上げましょうね。
日本語の書き順もあやしい私なので、恥ずかしいです。
あと、40数年前に私たちが習った時とは字の形が違っている、というか、その形はもう使われなくなっている、という字もありまして、「古い奴だとお思いでしょうが」のヒンディー語になっている時があります。
でも、ヒンディー語は慣れると書きやすい文字なので、がんばって憶えて下さいませ~。
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