福島朝鮮初中級学校ブログ

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11月30日(水) 「合縁奇縁」

2011年11月30日 | 日記
合縁奇縁






体育の時間を遠距離から撮影したものですが、この光景を見れるのもあとわずかです。

皆さんは、私たちが福島へ帰り学校生活を再開することをどのようにお考えになっているのでしょうか。

縁があって新潟の皆さんと触れあえた事、私もそうですが子供たちにとっても大変素晴らしい出会いだったと思います。
どの辺がそうなのかというのは…12月3日の学芸会の公演にてわかると思います。


                         <写真館>





「ヒョンアとピョンア」

ミレフェスティバルが終わった後に、木にぶら下げられて放置されていた孤児(魚)をウチのクラスで預かりました。
まだ小さいながらに発見されるまで5日間もの間、餌ももらえずビニール狭い袋の中で耐え抜いた屈強な肉体と精神の持ち主です。
まさに朝鮮学校に相応しい、ド根性金魚なわけです。やはり「<赤>は伊達じゃない!」わけです。

魚(めだか)の飼育は小5から行うカリキュラムですが、早くも飼育の導入です。
掃除も大変ですし、水道水のカルキ抜きも、餌やりも欠かせません。
育てて1ヶ月以上経ちますが、どうやって福島に連れて帰ればいいのか…2年生と日々試行錯誤を繰り返す日々です。(^□^;)


11月24日(木) 「喜怒哀楽」

2011年11月24日 | 日記
喜怒哀楽



今年低学年を初めて受け持つことになり、あらためて子供たちの成長していく姿を実感していきます。
特に幼ければ幼いほど、成長の度合いは顕著に表れるようでして。

昨日は祝日だったため、低学年も新潟ハッキョに残っていたのですが、この日は1年生と2年生は別行動でした。
またしても、駄菓子屋→100均→コンビニという順で巡りました。
二人してすすんで手を繋ぎ、マジカルバナナを延々と30分間繰り返す彼と彼女は、鄭の半年間に渡る鬼の指導の元、逞しく育ってきま
した。

ここでは小学2年生のみをあげていますが、おそらく福島だけでない新潟の教職員一同、この半年間の学生たちの成長が、今までと
著しく違う事を実感しているはずです。自画自賛してもいけませんが、本当に教職員の皆さんの苦労は果てしなかったと思います。

それも子供たちの成長によって報われるというもの。
「チョソンサラムとして」の尊厳を育めればこその私たちです。
この期間、人知れず沢山のミスも失態も犯した事でしょう。
我々の知らぬところでの落ち度も、多々あったと思います。

学父母の皆さんの悩み、声に出来ない叫び、形に出来ない訴えも…そう。
これこそ「歯痒い」というものでしょうか。

しかし、子供たちは少しの試練にはビクともしない力強い精神力を備えた事でしょう。
今の時代、すすんで苦労をさせる必要もないかも知れませんでしょうが、半年間の苦労あっての見事な成長ぶりです。通常の生活では
決して得る事の出来ない経験値を積みました。

そう、彼らの背中が私に語りかけてくれていると思えます。



                        <写真館>





「落ち葉掃除」

















「休日のひととき」

11月22日(火) 「不言実行」

2011年11月24日 | 日記
不言実行

これからは、「言わずともやる漢」を目指して行きたいと思います。





昨日、全国の焼き肉店(のみではないと思いますが)を経営する方たちの組織、その名も「焼肉塾」の皆さんが、ここ新潟ハッキョに
駆けつけ、それはもう見事な料理を振舞ってくださいました。
総勢30名にはなるでしょうか?過去最大級の特食に、正直子供たちも圧倒されていました。(^-^;)

全国のアボジ達が、こうやって子供たちのために直接的に何かをしてくれる事って、かなり稀ですよね。
こんな事を言っては失礼かも知れませんが、でも本当にわざわざ遠い道のりをいらしてくださいました。
スケジュールの調整も大変だったでしょうし、打ち合わせや仕込みなども念入りだったと思います。


アボジたち、チョンマルロ コマプスムニダ!!


                 <写真館>















「豪華絢爛」

この日は、向かって右からお好み焼き、焼きそば、ステーキ、ホルモン焼き、カレーといった、そうそうたるメニューです。
「辛い」などと言って、肉料理を避け、カレーのみを食べて完食する子もいれば、欲張って沢山もらったために残すハメになった
子もいました。(当然、食事作法を重んじる私にかかって、お説教です。)
それにしても、まさか学校で鉄板焼きを食べれるとは、思いませんでした。




11月21日(月) 「有言実行」

2011年11月24日 | 日記
有言実行

言葉の通りです…。
1日1記事を公言した手前、かえがえすも面目ない話ですが、更新を怠って申し訳ありません。本当にミアナミダ!

学芸会の準備も盛んな中ですが、近況を簡潔にUPしていきたいと思います。


                      <写真館>







 「児童幼児教室」

新潟で行われる、日本学校に通う子供たちと、入学前の子供たちを対象とした児童幼児教室です。
意外…と言っては失礼ですが、大変盛り上がりを見せたりします。
新潟の教師の方たちが、大変面倒見よく子供たちを教え、また遊んであげています。

11月18日(金) 「少年老い易く、学成り難し」

2011年11月18日 | 日記
少年老い易く、学成り難し

大人になって行く過程に様々な問題を抱えながら、立ち向かい敗れたり、また負けじと立ち上がり勝利を得たり…。
酸いも甘いも経験して行く子供たちほど、バラエティに富んだ発想を持ち、かつ逆境に強い人間と成長するものですよね。

目を背けたくなるような酷い目ばかりに遭ってきた人は、人格が乏しくなるとされ、何不自由ない暮らしのみを続けてきた人は、順応性が
著しく欠如されるそうです。

昨今の学生たちを見ると、私の幼少期より遥かにゆるい生活を送っていると感じますし、私よりも先代の在学生たちは、私とは比べ物にも
ならないような規則や矛盾等と向き合って、暮らしていた事でしょう。

福島の歴史を振り返るに40年。
卒業生は、実数にして約370名。

(続く…)