4/4の読売新聞にこんな投書が載っていた。
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いつも「今が一番いい時」
60年前の今ごろ、結納をすませた。長姉が「好きな人と婚約できてよかったね。今が一番いい時」と言った。私も同感だった。
結婚すると、井戸を使い薪でご飯を炊く初体験。「慣れない嫁に教えてくれるしゅうとめさんがいてよかったね。今が一番いい時」と姉に言われ、なるほどと納得した。
妊娠すると「産むまで働いた方がお産は軽い」としゅうとめに励まされ、井戸端で洗濯。やがて無事出産。姉は「おめでとう。どんなに忙しくても子育ての喜びは一番の幸せ。今を大切にね」。
2人目の子がまだ幼い時に夫が発病し退職。私は自宅で絵の塾を開いた。「だんなさんといつも一緒で、あなたの絵を生かせる生活ができてよかったね」と姉。
子も孫もそれぞれの道を進み、私は足が不自由だが手は動く。好きな絵が描けて、今が一番いい時。
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投稿者は87歳の女性。
新聞の向こう側には、たくさんの読者がいる。
ネットと普段関わりなく生活しており、
社会の窓として
新聞に大きな比重を置いて暮らしている方も
実はまだまだたくさんいるんだと思う。
新聞の公式サイトは
情報やニュースだけではなく、
こういう投書も、掲載・集積してもらいたいなと
これを読んで思った。
新聞だったら
ネットとつながっている人(新世代)と
ネットとつながってない人(旧世代)を
ネットと紙を使って
つなげられるんじゃないだろうか。
それは新聞にしかできない。
新聞は凄い可能性を持っているのでは・・・
この記事を読んで、
そう思った次第です。
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いつも「今が一番いい時」
60年前の今ごろ、結納をすませた。長姉が「好きな人と婚約できてよかったね。今が一番いい時」と言った。私も同感だった。
結婚すると、井戸を使い薪でご飯を炊く初体験。「慣れない嫁に教えてくれるしゅうとめさんがいてよかったね。今が一番いい時」と姉に言われ、なるほどと納得した。
妊娠すると「産むまで働いた方がお産は軽い」としゅうとめに励まされ、井戸端で洗濯。やがて無事出産。姉は「おめでとう。どんなに忙しくても子育ての喜びは一番の幸せ。今を大切にね」。
2人目の子がまだ幼い時に夫が発病し退職。私は自宅で絵の塾を開いた。「だんなさんといつも一緒で、あなたの絵を生かせる生活ができてよかったね」と姉。
子も孫もそれぞれの道を進み、私は足が不自由だが手は動く。好きな絵が描けて、今が一番いい時。
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投稿者は87歳の女性。
新聞の向こう側には、たくさんの読者がいる。
ネットと普段関わりなく生活しており、
社会の窓として
新聞に大きな比重を置いて暮らしている方も
実はまだまだたくさんいるんだと思う。
新聞の公式サイトは
情報やニュースだけではなく、
こういう投書も、掲載・集積してもらいたいなと
これを読んで思った。
新聞だったら
ネットとつながっている人(新世代)と
ネットとつながってない人(旧世代)を
ネットと紙を使って
つなげられるんじゃないだろうか。
それは新聞にしかできない。
新聞は凄い可能性を持っているのでは・・・
この記事を読んで、
そう思った次第です。
世の中の風潮に流されずに、新聞に対して考察すると最も歴史あるメディアなので、新聞にしか産み出せない価値もあるはずですよね。それはインターネットという比較的新しいメディアとうまく繋がったときに、新たな人の繋がりを産み出す可能性があると思います。
非常に興味深い視点だと思います。機会があれば、さらに深く言及した記事をお目にしたいと思いました。
いつもありがとうございます。
ネットと並べてみたとき、
新聞は今、
とっても面白い存在になってきていると思います。
ネットは社会的インフラとして大きな存在になっていますが、
人口構成上で100%普及しているわけではない。
ネットのフィルターを通してばかり世の中を見ていると、
ある層が社会からポッカリ消えて見えなります。
そして実はこの層は
ボリュームと社会的影響力がかなり大きい層です。
新聞は
その層につながっている最大のメディア。
そして
新聞社はネットの機能を付加することができるが
ネット系企業は新聞の機能を持つことができない。
(ブランドと信頼が必要だからです)
ということを併せて考えてみると
新聞がネットをうまく取り込んだとき、
これまで以上に、
大きな存在感を発揮するのではないかと、
私は思っています。
新聞の今後が楽しみですね。
動向をウォッチングしていきたいと思います。
※ご参考までに
湯川鶴章さんのブログに「メディア消費の過渡期と3層並存論」として、
社会の人口構造について面白い視点で書かれてました。
http://it.blog-jiji.com/0001/2008/04/vol3_ebab.html
記事に転記させて頂いた投書なんですけど、
新聞の活字で読んだときと
こうしてサイトで読んだときでは
何だか
印象が全然違うんです。
初めて読むという条件を除いても
活字で読む方が
心に迫る気がします。
何ででしょうか?
①つなげる力が強い、
ですよね。また、新聞といった媒体に慣れているからこそ、表現方法に精通している気がします。結果、ネットに比べ新聞のほうが
②表現手法が発達している、
気もします。紙のグラフィックデザイナーさんのデザインがwebのグラフィックとして通用しない場合が多いのもこの2点を抑えていない場合がほとんどでしょう。
そうそう、3層構造の話に関連すると、マーケティング用語の「ニュー・フィフティ」を思い出します。
http://adv.yomiuri.co.jp/ojo/02number/199804/04toku2.html
などいかがでしょうか?
亡くなられていたとはびっくりしましたが。
実は私も
油谷氏のセミナーに出席させて頂いたことがあり
今も彼の人口構成図が頭にあり、
脳ミソの中であの形を
随時参照しながらモノを考えたりしてます。
ただ、
人口構成は確かにあの形に近づきましたが、
想定外だった「ネット」という猛威が
生活の基盤となる環境を
想定とは大幅に変えてしまいました。
初体験の人口構成
×
ネットによる
人類初体験の生活基盤・環境
に突入したのが
「今」という時代だと思ってます。
誰にも経験則はない時代。
治世の能臣から、
乱世の姦雄になれる奴がどこまでいるか・・・
面白い世の中になってきているのかもしれません。
・・・と書いてましたら
トラックバック頂いたことに気が付きました。
過分なお取り上げ、ありがとうございます。
これからも頑張って
ネットで手書きにトライしてみたいと思います。
今後とも何卒宜しくお願い致します。