ご無沙汰しています。
ブログを久しく書かないうちに11月も終わり頃になってしまいました。
皆様お元気でしたか?
25日は相模女子大学で楽しいひと時を過ごしてきました。
尾崎真奈美先生の受けもつ心理学科の講座で、ゲスト講師として、アートセラピーのワークをしてきました。
3年生対象です。
これから社会人になる人が多いだろうと考え、自分の性格やイメージの枠を越えるべく、「シャドウとの統合のワーク」をしてきました。
シャドウは、ユング心理学において「自分の意識で認めることのなかった側面」であり、心の奥深くに抑圧した元型です。
しかし、この認めることのなかった側面は、否定的な側面ばかりが強調されてしまいますが、光の側面も持ち合わせているエネルギーです。
今回のワークの目的が、その「認めてこなかった側面」を、自分の新たな魅力として取り入れる試みです。
普通に考えたらそう簡単にはいきませんよね。

ちょっと話は変わりますが、最近、綿矢りさんの小説『かわいそうだね?』を読みました。
内容をおおまかにいうと、お付き合中の彼氏を巡って、主人公と元カノとの対決?です。
彼氏が元カノを家に住まわせることを認めてほしいという、とんでもないところから物語は始まります。
それからというものこの元カノが主人公の心を揺さぶることに…、というものです。
性格のまったく違う主人公と元カノの、まさにシャドウとの対決がみものです。
紆余曲折しながら、結局そのシャドウにより主人公はいろいろな意味で成長をしいられていく。
何ともくるおしくも切なく、辛い過程を経てシャドウを統合していく物語、といったらいいでしょうか…。
話は相模女子大に戻ります。
ここでのシャドウとの対決や統合のアートワークは、そのアプローチにおいても、そのアートワークのプロセスにおいても、申し訳ないほどお気楽な感じです。
癒しを目的としているのではなく、あくまでもアートセラピーのワークを楽しんでいただくわけですからね。
しかも、それを一人で向きあうではなく、むしろ身守られながらの統合する作業ですから、ピリッとした緊張感はあるものの、やさしいアプローチだといえるでしょう。
ワーク終了後の学生さんの反応の中には、「かえって今の自分を認めることができた」という人もいて、私にとっても新しい発見でした。
このクラスは9月からスタートし、様々なワークを受けるたびに学生さんの様子が変化していったそうです。
私が見ても、自分のしたい表現をたくさんしている学生さんが多いという印象でした。
また、そういった自由な表現をする場だからなのか、学生さん一人一人がお互いを尊重しあっているようでした。
今回、そのクラスで4年生のIさんと出会いました。
とても素敵な方です。
彼女がこういったアートに触れることについてとても印象に残ることを言っていました。
マサイ族の教えだそうですが、
「芸術とはつながる行為だ」というものです。
マサイ族にとっては芸術とは妖精(地球や宇宙)とつながる行為だったようです。
もしかしたら、私たちもアートをすることで人や自然や地球や宇宙と、知らないうちにつながっているのかもしれません。
そんなことを想像するアートを、もっともっとしたくなりました。
行きも帰りもロマンスカー。
何だかちょっとした小旅行気分でもありました。
素敵な出会い、自然をちょっと味わいのんびり気分、とてもいい時間でした。
ブログを久しく書かないうちに11月も終わり頃になってしまいました。
皆様お元気でしたか?
25日は相模女子大学で楽しいひと時を過ごしてきました。
尾崎真奈美先生の受けもつ心理学科の講座で、ゲスト講師として、アートセラピーのワークをしてきました。
3年生対象です。
これから社会人になる人が多いだろうと考え、自分の性格やイメージの枠を越えるべく、「シャドウとの統合のワーク」をしてきました。
シャドウは、ユング心理学において「自分の意識で認めることのなかった側面」であり、心の奥深くに抑圧した元型です。
しかし、この認めることのなかった側面は、否定的な側面ばかりが強調されてしまいますが、光の側面も持ち合わせているエネルギーです。
今回のワークの目的が、その「認めてこなかった側面」を、自分の新たな魅力として取り入れる試みです。
普通に考えたらそう簡単にはいきませんよね。

ちょっと話は変わりますが、最近、綿矢りさんの小説『かわいそうだね?』を読みました。
内容をおおまかにいうと、お付き合中の彼氏を巡って、主人公と元カノとの対決?です。
彼氏が元カノを家に住まわせることを認めてほしいという、とんでもないところから物語は始まります。
それからというものこの元カノが主人公の心を揺さぶることに…、というものです。
性格のまったく違う主人公と元カノの、まさにシャドウとの対決がみものです。
紆余曲折しながら、結局そのシャドウにより主人公はいろいろな意味で成長をしいられていく。
何ともくるおしくも切なく、辛い過程を経てシャドウを統合していく物語、といったらいいでしょうか…。
話は相模女子大に戻ります。
ここでのシャドウとの対決や統合のアートワークは、そのアプローチにおいても、そのアートワークのプロセスにおいても、申し訳ないほどお気楽な感じです。
癒しを目的としているのではなく、あくまでもアートセラピーのワークを楽しんでいただくわけですからね。
しかも、それを一人で向きあうではなく、むしろ身守られながらの統合する作業ですから、ピリッとした緊張感はあるものの、やさしいアプローチだといえるでしょう。
ワーク終了後の学生さんの反応の中には、「かえって今の自分を認めることができた」という人もいて、私にとっても新しい発見でした。
このクラスは9月からスタートし、様々なワークを受けるたびに学生さんの様子が変化していったそうです。
私が見ても、自分のしたい表現をたくさんしている学生さんが多いという印象でした。
また、そういった自由な表現をする場だからなのか、学生さん一人一人がお互いを尊重しあっているようでした。
今回、そのクラスで4年生のIさんと出会いました。
とても素敵な方です。
彼女がこういったアートに触れることについてとても印象に残ることを言っていました。
マサイ族の教えだそうですが、
「芸術とはつながる行為だ」というものです。
マサイ族にとっては芸術とは妖精(地球や宇宙)とつながる行為だったようです。
もしかしたら、私たちもアートをすることで人や自然や地球や宇宙と、知らないうちにつながっているのかもしれません。
そんなことを想像するアートを、もっともっとしたくなりました。
行きも帰りもロマンスカー。
何だかちょっとした小旅行気分でもありました。
素敵な出会い、自然をちょっと味わいのんびり気分、とてもいい時間でした。
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