高山病について・・そして 今季 予防に用いる予定の五苓散 の説明に向けて 書いていきます
「五苓散(ゴレイサン)」は、水分循環をよくする漢方薬で、はき気、嘔吐、下痢、むくみ(浮腫)、めまいに効くとされています
はっきりと効果が立証されたのは1999年の論文ですが 英語なので 私が読むには凄いたくさんの時間が必要で 事実上無理です
ですが 内容は 「気圧が低下するときに発症する頭痛に五苓散を投与すると、9
0%以上の確率で効くと結論してます。マウスの実験じゃなくて臨床です。
低気圧による頭痛=五苓散の図式が出来たのは、ここ30年程度と意外に最近なんですな。
五苓散は、
・臨床研究において、血中の電解質濃度に影響することなく尿量を増やす
・体内の水分過多の状態では尿量を増やし,脱水状態では尿量を減少させる
・利尿剤では絶水状態でも尿量が増えるのに対し、五苓散は浮腫状態でのみ尿量が増える
利点の一つは
通常の利尿剤では 脱水状態でも利尿作用として働くので 尿量が増えます、より脱水状態を進めてしまいますが
五苓散は脱水状態では利尿作用は無く 浮腫状態 水分は多い状態でのみ利尿作用が働き 尿量が増やします。 高山病での脱水状態は良くないので そんな時には働かず、水分が多く
高山病により、浮腫している脳や肺に利尿効果を発揮します
五苓散が気圧の低下時に 効果を発揮しますので
「気圧の変動で体調が悪くなるのはなぜ?」について 書きます
標準大気圧は 1013 hPa(ヘクトパスカル)が標準ですが
天気の良い日は、高気圧帯の中で その下降気流により気圧が上がります。
ピーカンの日は 1020hPaとかになります。
天気の悪い日は、低圧帯で 上昇気流により気圧が下がる。990hPaとか。
台風の時には 940hPaまで下がることもありますね。
その気圧差は 30~80hPa になります
気圧で考えれば 地上から10m上がるごとに1hPa減るので、低気圧が近づくと、300m~400mの標高差 時には 800mをかけあがる感じになります。
通常で健康体であれば、自律神経等により、勝手に調節していますから
何も感じない(症状は出ない)のですが、うまく調節してされないと
軽い頭痛発症したり 違和感を感じる事になります。
山に上がると、持っていった ポリ袋など密封された お菓子などの袋がパンパンに
膨れますね ですから脳や肺などが同じ影響を受けますから 急激な変化であれば
頭痛や高山病になるのは 当然とも言えますね
急性高山病発症時は 肺水腫、脳浮腫が起きていますから 五苓散も効果が出ます
消炎鎮痛剤も 高山病に有効ですが、副作用から考えると 副作用の少ない五苓散は
発症以前に 服用しておく事を考えれば 消炎鎮痛剤以前の対処として有効ではないかと思います
「五苓散(ゴレイサン)」は、水分循環をよくする漢方薬で、はき気、嘔吐、下痢、むくみ(浮腫)、めまいに効くとされています
はっきりと効果が立証されたのは1999年の論文ですが 英語なので 私が読むには凄いたくさんの時間が必要で 事実上無理です
ですが 内容は 「気圧が低下するときに発症する頭痛に五苓散を投与すると、9
0%以上の確率で効くと結論してます。マウスの実験じゃなくて臨床です。
低気圧による頭痛=五苓散の図式が出来たのは、ここ30年程度と意外に最近なんですな。
五苓散は、
・臨床研究において、血中の電解質濃度に影響することなく尿量を増やす
・体内の水分過多の状態では尿量を増やし,脱水状態では尿量を減少させる
・利尿剤では絶水状態でも尿量が増えるのに対し、五苓散は浮腫状態でのみ尿量が増える
利点の一つは
通常の利尿剤では 脱水状態でも利尿作用として働くので 尿量が増えます、より脱水状態を進めてしまいますが
五苓散は脱水状態では利尿作用は無く 浮腫状態 水分は多い状態でのみ利尿作用が働き 尿量が増やします。 高山病での脱水状態は良くないので そんな時には働かず、水分が多く
高山病により、浮腫している脳や肺に利尿効果を発揮します
五苓散が気圧の低下時に 効果を発揮しますので
「気圧の変動で体調が悪くなるのはなぜ?」について 書きます
標準大気圧は 1013 hPa(ヘクトパスカル)が標準ですが
天気の良い日は、高気圧帯の中で その下降気流により気圧が上がります。
ピーカンの日は 1020hPaとかになります。
天気の悪い日は、低圧帯で 上昇気流により気圧が下がる。990hPaとか。
台風の時には 940hPaまで下がることもありますね。
その気圧差は 30~80hPa になります
気圧で考えれば 地上から10m上がるごとに1hPa減るので、低気圧が近づくと、300m~400mの標高差 時には 800mをかけあがる感じになります。
通常で健康体であれば、自律神経等により、勝手に調節していますから
何も感じない(症状は出ない)のですが、うまく調節してされないと
軽い頭痛発症したり 違和感を感じる事になります。
山に上がると、持っていった ポリ袋など密封された お菓子などの袋がパンパンに
膨れますね ですから脳や肺などが同じ影響を受けますから 急激な変化であれば
頭痛や高山病になるのは 当然とも言えますね
急性高山病発症時は 肺水腫、脳浮腫が起きていますから 五苓散も効果が出ます
消炎鎮痛剤も 高山病に有効ですが、副作用から考えると 副作用の少ない五苓散は
発症以前に 服用しておく事を考えれば 消炎鎮痛剤以前の対処として有効ではないかと思います