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裁く技術~無罪判決から死刑まで

2010-01-25 23:08:02 | モニプラ 当選
株式会社 小学館 さんから頂いた「裁く技術~無罪判決から死刑まで」

以前、発売前に裁く技術の抜粋版を頂いて感想を書いたのですが、今回は、本品です。


裁判員制度も2周目が始まってしまいましたね

毎年毎年30万人もの市民が裁判所から通知を受けることになります。
去年、今年に当たらなくてもその分次年度以降に当たる確立は、増えていきます。

裁判員制度は、約28年で20歳以上の日本国民にぐるりと全員一回りするという構想とのこと。
誰しも、いつか、裁判員候補者通知を受け取ることになるんですよね

                    

一般市民に突然通知を送られても・・・と私も未だに思ってしまいます。
みなさんも通知がきたら、どうすればいいのか・・・分かりますか?
実際に裁判員に選ばれたら、どんなことが行われ、どんなことをするのか?
そんな深刻な内容なんて、分からない人が殆どだと思います。

そんな人のために書かれたのが、この「裁く技術~無罪判決から死刑まで」です。


          


私がこの本を読んで、すごく印象に残った気になる部分を書きたいと思います。


 自分に死刑判決が下せるのか?
 どうしても死刑の結論が下せないとなった場合、どうすればいいのか?
 犯人かどうか、どうやって決めるのか?
 本当に犯人なのか、気持の上で最後までひっかかりが残る場合、どうすればいいのか?

こういった事柄について職業裁判官ですら、何が何だか分からなくなってしまう場合も
実際にあるようです。
このような場合には、疑わしきは罰せずということで、無罪判決を下す・・・
これで仕方ないと言うことでしょう!だとすれば裁判員もそれで一向にかまわないと思う


そして、無期懲役と終身刑の違いについて

無期懲役とは、一生涯服役する懲役刑のこと
日本の無期懲役は、受刑者が高齢でない限りいずれ出所をすることが予定されている。

終身刑は、死ぬまで刑務所
日本では、死刑の次に重いのは無期で、終身刑は存在しない・・・
それは現在の刑罰体系の大きな問題点です。
終身刑がないために、どう考えても死刑と次の刑(無期)との間が開きすぎ、全体として
科刑がアンバランスになってしまっている
それにもかかわらず、終身刑が導入されていないのは、終身刑は緩やかな死刑執行に
ほかならないとか、税金がかかりすぎるといった反対論があるからです。


最後にどうしても裁判員を断りたい場合
どうしても嫌だと言う場合には、金銭的負担だけで裁判員になることを断ることが出来る。
裁判員制度のもと、裁判所から来る通知を無視したとしても過料という形で
最高10万円を払わなければならないけれど、正当な手順を行えば、ペナルティーの過料を
課せられないで、済む公算も少なくない


          


これらが、一般市民である私が、非常に難しい問題である中記憶に残った一部なのですが、
この裁く技術は、実際にあった事件などを実例に出し、とても分かりやすく教えてくれます。

裁判員はどれだけ大変!から始まり、裁判の流れ、犯人をどう決めるか?、懲役年数を決める、
死刑かどうか?決める技術、本当に困った時の危険回避技術など、裁判員制度が分からない
もし、自分に通知が届いてしまったら・・・そんな時には、この本を読んで下さい!!!

しっかりと知識が入りますので、読んでいれば知らなくていきなり嫌な思いをするより
安心だし、20歳になれば容赦なく送りつけられる通知が届いても気構えが出来ます。

もう、人事ではないんですよね・・・
私もこの本を読んで初めて、裁判員制度についてどんなものなのか?それを知ることが出来
とても良かったと思います。
いつかは、やってくるであろう、自分に通知が届いたら・・・この本で教わったことをしっかりと
頭に入れ、その時の対応をしていきたいと思います。

小学館さんとても為になる本をどうもありがとうございました。


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