ゆるゆるギリシャ神話

ギリシャ神話のブログ。ギリシャ・ローマ神話を自由に解釈してゆるゆるに紹介。※画像・文章の無断使用は固く禁止しております

ラ・プリマベーラ

2010年03月10日 13時46分57秒 | パリスの審判
ボッティチェリ『春(ラ・プリマベーラ) 』。
※解釈については諸説あり15世紀に描かれた絵画の中でもっとも難解とされる。


このタイトルは確か、ボッティチェリがつけたものではありません。

中央にいるのがアプロディーテ(ヴィーナス)左端にいるのがヘルメス(メリクリウス)です。
なんのシーンなのかは諸説あって不明。

でも、『パリスの審判』で3人の女神を導いた時のヘルメスはこんな感じだったんだろうなと思います。


ヘルメスって羽がついたつばひろ帽をかぶっている設定なんだけど、
『羽つきつばひろ帽』なんとなくダサくて、私にはうまくかけません。

パリスの審判~いっとくけども

2010年03月03日 23時06分23秒 | パリスの審判
三人の女神からアプロディーテを選んだとき、パリスは既に結婚していました。

妻はニンフのオイノネです。
治癒力を持つオイノネは、夫が自分を捨てることを予知しています。


オイノネは、もし負傷することがあったら、必ずイデ山に戻ってくるようにパリスに言いました。


のちに、傷を負ったパリスは、自分をイデ山に運ぶよう命じます。
オイノネに治療してもらうためだね。
しかし、19年も見捨てられたいたオイノネは、パリスに何の手当てもしてあげませんでした。(そりゃそーだ)


オイノネは手当てをしてあげなかったことを後悔しますが、
パリスはトロイに連れ戻され死んでしまいます。


悲しんだ彼女も首をつって死んでしまいます。


悲しい・・・
そしてますますパリスのアホさが際立つ。


オイノネはパリスの事を愛していたんだね~
「ちょっとアホだけどかわいい」とか、思っていたのかなぁ。

「この人、アホだからほっとけない」ってかんじだったのかな?

パリスの審判~それから

2010年02月28日 19時09分04秒 | パリスの審判

このあと、パリスはアフロディーテの導きにより、ヘレネと出会います。

(その時のパリスはすでにトロイアの王子として暮らしていました。)
ヘレネと恋に落ちたパリスは、ヘレネ(と、たくさんの財宝)を勝手に持ち帰り、ギリシアVSトロイの戦争が始まるわけです
あ、ヘレネは人妻です。スパルタ王メネラオスの妻。




・・・・。
パリスは、どうして”絶世の美女”(アフロディーテ)を選んだんだろ??
パリスは美男子だったんだから、”権力”(ヘラ)か”勝利”(アテナ)を選んでおけば、美女くらいおのずと手に入ったと思うんだけどね。

パリスのパッパラパーな審判のおかげでトロイア戦争が始まるわけです。
(いや、他国の王から人妻と財宝を奪ったからだと思うけど。。。)


この長い戦争では、色んなことがあって、英雄やたくさんの人たちが戦い、死んで、最後は有名なトロイの木馬計画によって、ギリシア側が勝利します。

当然アテナとヘラはギリシア側に味方しており、アフロディーテはトロイの味方です。


もしかして、パリスは単純に「アフロディーテが一番美しい」って思っただけだったのかな。
ただ素直に答えてしまっただけだったっていうこと?
アホだ~~

パリスの審判⑨

2010年02月20日 19時09分12秒 | パリスの審判
そこでゼウスは、パリスに審判を頼むことにしました。


パリスはトロイの王子ですが、親に捨てられ、イデ山中で羊飼いをしていました。

親に捨てられてしまったのは、パリス誕生の際に「破滅をもたらす」と予言されたためです。
実際パリスはトロイア戦争の原因をつくるため、この予言は当たってる。


※ちなみに、パリスはたいへん美男子だったんだって。
映画『トロイ』では、オーランド・ブルームが演じました。