1巻の感想
冬目景さんの最新刊!
前巻から1年での新刊という、冬目さんとしてはかなり速いペースでの
新刊になるのではないでしょうかw
帯コメントは、
「惹かれているのは、建築なのか、きみと過ごす時なのかーーー」
ダブルミーニングでルビが振られていますが、
非常に興味深くも素敵な帯コメントです。
さて。
主人公・土神(にわ)は祖父が有名な建築家。
そんな彼は、真百合という少女と出会う。
建築を学んでいる土神は、真百合といる時になんと建物の過去に触れる事が出来るという
不思議な体験をする。
そうして彼は、有名だったという祖父、今では疎遠になりつつあった実家に戻ったりするなど
祖父の存在が気になり始める。
そんなある日、彼は学内の旧図書館で血痕の幻影を目にする。
かつで死亡事故があったとされるその場所で、一体何があったのか・・・?!
という件と、彼の祖父との奇妙な縁が物語を不思議な方向へ展開させる・・・
といったところでしょうか。
キャラ的にも、美樹や石蕗、ラリちゃんといった個性的なキャラも登場。
祖父・祖母や祖父の友人・檜山から得られた情報などが
過去の出来事を紐解いていき・・・
といったところで2巻が完結します。
様々な人々の想いや過去の出来事が紐解かれ、見えてきた先には
果たしてどんな事実が隠されていたのか。
なんとも、「冬目作品らしさ」を感じられる展開になってきました。
3巻が今から待ち遠しいです!
マホロミ 2: 時空建築幻視譚 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
posted with amazlet at 13.03.01
冬目 景
小学館 (2013-02-28)
小学館 (2013-02-28)