ラブコメが好き過ぎて生きるのがツラい

ラブコメが大好きです。ニヤニヤするのも大好きです。

彼女の世界

2012-01-13 23:19:47 | 漫画の感想

袴田めらさんの最新刊です。
帯コメントには、
「至高の百合
 作者史上最高に艶かしくて衝撃的で切ないガールズラブストーリー
 この作品を思うことは・・・片想いの人を思うことに似ている・・・」
とのこと。
この文面だけで、ご飯三杯はいけそうな感じがしますね(笑)

ある時、紺野夏樹はクラスで孤立している女の子・氷川左の秘密のノートを手にしてしまう。
そのノートには、実は彼女の小説が書かれているんだけど、
その小説というのが実は妖しく淫らな小説で。。。
そんな秘密を知ってしまった夏樹と、知られてしまった左。
今、二人の関係が動き出す・・・
と言う感じですね。

まさに、秘密を知られてしまった瞬間。
夏樹は、続きが気になるという理由と秘密を守るという条件で、
左に毎日続きを書かせては持ってこさせます。
でも、彼女が小説を書いている理由が、
目当ての先生に褒められたい、という点にあった事に気づいた夏樹は、
次第に「彼女の世界」をめちゃくちゃにしたいと考えてしまい。。。


良いですねー、この足の描写、非常にエロいと思います。
百合作品では直接的な描写が少ないのが多いけど、
こういう描写ってむしろ直接的なものよりもエロさを感じたりします。
凄く良いですね。



ここ、大好きです!
「気持ちを吐き出したいというか、願うような・・・渇くような・・・
 そういうの・・・言葉にするならなんていうの?」
「切ない、それか・・・恋」
このやりとり、セリフ、そして間。
どれをとっても素晴らしいと思います。
恋とは?
恋愛心理とは?
なにより、今のこの気持は?
そういうものに答えなんて無いと思うけど、
それでも、彼女達なりの答えを出して進んでいく。
それが青春なんです。

「彼女が大切にしている世界をめちゃくちゃに蹂躙してしまいたい」
愛憎、なんて言葉があるように、愛情と憎悪とは紙一重。
でも、例え憎悪になっていたとしても、それは強すぎる相手への想いがあればこそ。
そんな脆くも危うい少女たちのやりとりを、繊細に描いた素晴らしい作品です。
さすがは袴田めら先生、素晴らしいです・・・!

彼女の世界 (リュウコミックス)
袴田 めら
徳間書店 (2012-01-13)


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