このところすっかり自転車から離れた生活を余儀なくされてましたが、
10月2日に開催された第49回福島県サイクリング協会喜多方サイクリング大会に参加させていただきました。
の、まえに・・・予てからずっと走りたかった一ノ木線飯豊トンネルを走ってから前乗りで喜多方入りしました
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=96840bd5776607793ebb6b8e159ed8df
九才峠は宮城のBRMでSCにした峠ですが、分岐を九才方面へ右折せず直進します。
着工から35年かかってやっと平成25年6月15日に開通したこの区間。しかし!開通式から一か月の7月15日に福島豪雨で崩落し閉ざされ放置されていました。
その僅か一か月間の間に走った山形のサイクリストたちがなかなかいいよーと話してたので、通行止めは知っていたのだけれど25年8月に福島から自走で行ってみたものの・・・
やはり全面通行止め。MTBだから自己責任で突破すりゃ大丈夫かと思いきや、地元の方に何かあったら俺たちの責任になるから頼むから入らないでくれと止められ泣く泣く引き返したという苦い思い出があります。
崩落もそうですが、この2013年は熊の発生が多発していたので行かなくて正解だったと思います。
それからしばらく放置されたままになっていましたが、オフローダーやオブローダー(笑)や山いがもどき(笑)たちが勝手に入るのでとりあえずバイクや自転車が通れるくらいの木橋を架けたり対応していたようです。地元関係者は走ってもらいたいけど心配だという二つの気持ちが揺れ動いていたと思います。
復旧作業は27年12月に終了。雪解けを待ち28年4月29日再開通の運びとなったという、実に曰くつきで、こでらんに(そそる)道なのです。
35+3再開通!!式典も再び行われたようです。
平成25年の時は土湯峠、裏磐梯、喜多方、山都、飯豊の湯と進んだところで撤退したわけですが、今回は白川ダムから出発し、九才峠へ右折せずに真っすぐ南下する逆ルート。
天気予報は曇りで、福島市は明け方まで雨でしたが米沢は嘘のような快晴!!
ダムから親水公園あたりまでは時速20㎞を維持できるくらいの緩い坂でした。飯豊トンネル付近はさすがに勾配もきつくなりますが、大峠やスカイバレーよりはずいぶんと楽ちんな登りです。
飯豊山もくっきり
トンネル手前に入山届のボックスがあり、乗用車が一台停泊していました。ここから飯豊山に向かうのが一番楽なルートと聞いていたので恐らく登山者の方だと思います。
トンネル右側が登山道とっつきでした
トンネルを抜けた先は!!!!絶景が待っていました!!!!赤い橋の架かるあたりは気持ちよくて20分くらい景色をのんびり楽しみました。
熊に注意の看板はしょっちゅうありましたが、なんていうか・・・熊さんの庭にお邪魔してるのは人間のほうなわけで
ちょっと通してくださいな、って感じがするほどひっそりとした山中です。
あと数週間すれば紅葉も色づき本当に美しいだろうと思います。
喜多方山都へと下る道すがら、隣を流れる飯豊山からの川がとても美しかったので川面に降りて触ってみたらとても冷たくて石を裏返すと元気な川虫がたくさんついていました。川の水をボトルにすくって飲んでみると!!なんと甘いこと!軟水だと思いますがとってもおいしい水でした。
日陰にはきれいなコケがたくさん。石をひっくり返すと元気な川虫君たちがいっぱい。
竿、持ってくりゃ良かったなあ。
飯豊の湯まで降りて来てお風呂をお借りしました。残念ながら源泉の出が悪いということで沸かし湯でしたが汗を流すにはじゅうぶん気持ちよかったです。
ここまで対向車は二台?こんなに素敵な道なのに穴場ですねここは。
お腹がすき、少し下って山都集落で蕎麦を堪能。主が話好きで、蕎麦の実のお菓子や採れたばかりの枝豆もサービスでごちそうになりました。
ここから喜多方へは相川地区のこぶを越えてゆくと・・・喜多方の街並みが見えてきました!
市役所へ行ってみると!なんと1000円で44種類もの喜多方の酒を利き酒できるというイベントをやっていました。
さっそく受付で1000円払うとおちょこを一つ渡されました。
12だか14?酒蔵が喜多方にはあってそれぞれ個性が光る日本酒出展されていました。甘いのや辛いのや火入れしたもの、生酒、大吟醸まで40数種
普段財布と相談しないと飲めない銘柄ががこれでもか!と何倍飲んでもいいのです!
そういわれるとすっかり仕事のようにおちょこを口に運ぶペースが速まります
とてもおいしくてついもういっぱい!もういっぱい!
神無月は「神な月」10月1日は日本酒にとっての元旦だそうです。
酒蔵の方は20代の若い方が多く、新潟で修業したという若い杜氏さんもいて話が聞けて楽しかったです。
「日本を語りたくなる酒」というのがあり、すっかりよっぱらった親父たちがあちこちでサミットを始めたのは言うまでもありません。
すべての酒蔵の酒をブレンドした大きな樽には蛇口がついていて、和歌山ミカンジュースや静岡お茶ならず、大人が大好きなアレがなんぼでも出てきます。
おちょこって一勺(一合の十分の一)だから50~60杯くらいは飲んだので・・・・うっ・・・計算するのやめておきましょう
すっかり出来上がってそのまま空き地まで自転車を千鳥足で押して行ってテントを引っ張り出し寝てしまいました
星空が綺麗だったでことは覚えています。はい。
ほんとうは近くの居酒屋で地元の食を楽しみ、〆には商工会の人に聞いたとっておきのラーメン!と思ってたのに酔いが回って潰れてしまいました。
喜多方は街じゅうがラーメンと日本酒のにおいでした。
一瞬、枕崎の駅に降り立った時には鰹節の匂いと猫だらけだったなあ、なんて思いだしてるうちに寝落ち。
楽しかったなあ。
明日のサイクリングもスタッフを務めるという商工会の人に、明日朝、アルコールチェックしますからね!なんて冗談言われたけど(笑)
まっ寝汗もたっぷり掻いたし水もたくさん飲んだから二日酔いにはならないでしょう。
翌日のサイクリング大会へ続く