北京の大学生日記

北京で大学生活を送る日本人のフィルターを通して日頃思ったこと、感じたこと、起きたこと等をここに残していきます。

GWだー!

2005年04月29日 | Internship at 法律事務所
 今日は午前の授業に出る。登校しているとき、大学内で10Mおきに道路の両側に公安の人が立っているのを見たから、何事かと思った。そういえば、国民党の党首、連戦が北京大学に講演しにくる日だったんだ。家に帰ってからニュース見て知ったことだけれど、45分間の講演を行った。聞きに来れる人は抽選で400人だけ。今日の大学内での挨拶言葉は「抽選当たった?」だったらしい。個人的にあまり興味ないからいいけど。

 授業行って、教室の中は普段の半分も学生がいない。もうみんなGWモードなのだろうか。普段先生はマイクを使って講義するのに、今日はみんなを前の方に座らせて、マイクを使わないで講義を行っていた。途中つまらなくなって居眠りしちゃったけど。

 午後はインターン。商標の専門的な内容でした。日本語での法律用語も知っておかないと、訳した意味があっていても、文書としてはダメ。少しづつやった内容をちゃんと覚えて積み重ねていきたい。

 今日、連戦のことより2つ驚いたニュースがあった。
 1、北京オリンピック開催地の変更をIOCに要求する決議案がアメリカの下院に提出された。
   うわーと思った。中国が行っている人権問題のことを理由に決議案を出したみたい。
   まさかアメリカがオリンピックをボイコットするなんてことはないよな・・・
   だけど過去2回くらいボイコットしたことがあるらしいが。 

 2、6月に行われるワールドカップ最終予選、日本VS北朝鮮の試合が、中立国で観客なしで行われることが決定した。
   こんな厳しい決断が下されるなんて・・・
   日本、ガンバレ!!

 さてと、これからGWだ!
 どこかに遠くに遊びに行きたいと思っていたが、諸事情で9日間北京にいること決定。
 何をするって未だに決まっていないけれど、とりあえず、勉強とスポーツを中心に健康的な生活を送ってみようと思う。

 Still Waiting -Sum 41-

日中友好?

2005年04月28日 | Daily life in 北京
 とある人の話。仮にその人をYとしておこう。

 Yが上海の空港のチェックインカウンターで起きた出来事。

 荷物超過のため、カウンターの人に「5kgオーバーなので超過料金40元をあちらのカウンターでお支払いください。」と言われた。

 Yは、少し頭に来て、「○○航空会社(中国国内)は、40元だけのお金を取るほど儲かってないのか。」なんて文句を言いながら、結局「わかった。チップ込みで100元渡すから、きみがあっち行って俺の代わりに払ってきてくれ。」と言う。

 カウンターの人は、周りの従業員を呼び、上海語で何か言い合っている。(それは文句なのかはY本人も分からない。)

 なかなか話が進まず、Yはイライラして、突然、「きみたち、今回の反日運動に参加したか?」とその人たちに質問する。

 みんな驚き、一斉にバッとYを見て、「いや、参加していない。」と答える。

 Yは名刺を彼らに見せ、「俺はきみたちの国、社会主義の成功のため、日中友好のために遥々日本からここに来て働いているんだ。早く事を進めてくれ。」と言う。

 すると、カウンターの人が電話で誰かと連絡を取り、しばらくたってリーダーらしき人が来て、Yに一言、「分かりました。今回は、日中友好のために超過料金は請求しないことにします。」と。

 そしたらカウンターの人たち、一般客も含めたまわりで拍手が起こり、その場が収まった。

 実は、Yは本当は超過料金を払うつもりだったらしいが。

 でもこんな形で日中友好が出てくるとは・・・

 それにしても、つい最近まで反日運動がものすごい所だっただけに、この様子は不気味なほどに変わっている。これも政府の方針がガラッと変わったせいなのか。もし、一週間くらい前にYがこんな大胆なことをやっていたら、きっとその場で殴られていたりでもしたのではないだろうか。

リフレッシュ

2005年04月28日 | Daily life in 北京
 昨日、やっと中間テストが終わり、ここ最近、伸びた髪にイライラしていたからすぐに切りに行ってきた。だいたい夜の8時半くらいに行ったんだけど、人がすごい多かった。席が全部埋まっていた。10分くらい待ってから、お兄さんにシャワーへ連れて行ってもらって、座って横を見ると、すごいきれいな足をしたお姉さんが・・・(笑)だけど顔にタオルが被さってて顔が見えない。ちょっとそれに見とれてしまって(←もう変態だ・・・恥)、俺の髪を洗ってくれるお兄さんがそんな俺に気づいたのか「隣の人、モデルさんだよ。」とそっと教えてくれた。その後、そのモデルさんの顔を見るチャンスがあったんだけれど、その人の顔は俺の好みではありませんでした。(笑)でもスタイルはすごいよかった。

 さっぱりしてから、友達とMHで待ち合わせをして、久しぶりにお酒を飲む。3時間くらいしゃべりながら飲んで、それからカラオケへ。久しぶりのカラオケでした。俺は歌上手じゃないし、知っている曲も少ないから聴き専門。(笑)朝5時過ぎまで。楽しかったよ。それとこんな時間までここ何ヶ月起きてなかったから、頭がフラフラ。帰り道、こっちは黄砂が吹いてた。100M先が見えないくらい。息苦しいし、目が痛いし。もがきながら家について、すぐにシャワーを浴びて、朝6時半頃にようやく眠りに付けた。

 午後は1時半に目が覚めて、窓から外を見たら、まるで今朝の黄砂がウソのように晴れていたから、2時半の授業に行ってきた。昨日中間テストが終わったからなのか、いつもより来ている人が少なかったような気がする。
 
 Hello Tomorrow -Zebrahead-

Music 2

2005年04月24日 | Hobby
 高校の頃は気のあう友達5人でバンド組んで3年間ずっとやってきた。やっぱり高校生活はバンドマンがかっこいいーなんて気持ちももちろんあったけれど(笑)、純粋に自分で演奏したいなという気持ちもあってやった。自分はリズムギターを担当。結成して半年くらいでドラムが変わったかな。彼は真面目にやらないやつだったから。それに他のバンドは解散したりといろいろゴタゴタがあったみたいだけど、うちらはドラムが代わってから、ずっと同じメンバでやってきた。別に仲良しこよしって感じじゃなく、このメンバはみんなそれぞれ個性が強いし、いつも一緒につるんでいるわけでもない。だからバンド名もChaos(混沌って意味)になった。でもこのメンバで音楽やりたいって気持ちは5人ともみんな持っていて、こう気持ちを通じて組んでやっていたって感じ。

  うちらは主に邦楽をやって、オリジナルを一曲ほど。俺はバスケ部とバンドを両立させてやってきたから、今思い返すと、高校生活は俺にとってものすごい充実していた。グレル暇もなく。(笑)

 日頃からみんな一生懸命練習して、ライブ前一ヶ月くらいから何度も何度も納得できるまで合わせて練習した。本当にすごくいいメンバだったと思う。寮生活だったから夜にメンバの部屋で合わせて練習したり。俺はバスケ部もあったから、部活後、シャワーも浴びずに、汗だくですぐ練習に加わった。(けっこうメンバには迷惑をかけたかも。)ほとんどは文化祭や新入生歓迎会、クリスマス会などでライブをやった。ライブ後は打ち上げじゃなくて反省会。5人でおかしかったところ、失敗だったところ、よかったところ、これから変えた方がいいと思うところなどを話し合った。かなり真面目なバンドだったと思う。一般的にバンドやっている人ってこうチャラチャラっていうイメージがあると思うけれど、うちらのバンドはみんな純粋に音楽が好き!って気持ちを持ってやっていたと思う。(少しだけチャラチャラ感があったかな。笑)

 高校2年の時だったかな。シンガポールのラジオ局の人がうちらのライブを見に来てて、なんと「ライブハウスでライブやって、ラジオに出演しませんか?」とお声がかかった。だけど当時、うちらはコピーバンドだったから断った。確かそれをきっかけにオリジナルに手をつけた。他のメンバがベースを持ってきて、自分たちのパートはある程度どうするかの基盤になるものはあったけれど、けっこうやりたいように自由にやっていた。それがまたいい感じになれてたからすごい。(笑)

 高校3年の時は、シンガポール国立大学のCulture Festivalで、うちらに学校を通してバンド演奏の依頼があって、校外で初めてのライブをやった。すごい緊張しちゃってて、その時のことはあまり憶えていない。(笑)

 高校生最後のライブの時はVoが感極まって、泣き出してしまった。俺もそれにつられそうになって危なかった。でも本当の最後の卒業ライブでは激しめの曲をガツンとやって、気持ちよく卒業をした。Don't go taking me apart なんて叫んじゃったりしてたけど。(笑)

 自分がステージに立って、みんながジャンプしてくれたり、手拍子をしてくれたり、声をかけてくれたり、一緒に歌ってくれたり。そこから見えた景色は今思い出すだけでも鳥肌が立つくらい感動をした。(←ちょっと変な表現だけど)音楽は偉大なり。  

 高校卒業してから、ギターは趣味程度にやっていたけれど、北京に来てから一応ギター持ってきたがあまり触っていないな。

 高校の時は音楽をやる人の難しさをすごく感じた。楽しかった反面、つらかったこともたくさんあった。だから今は音楽聴くときに、その点にも気にしながら聴けるようになった。もちろんまだまだ理解できない所だってたくさんあるけれど、自分なりの解釈で、自分なりにいいなと思う音楽をこれからもずっと聴き続けられたらいいなと思う。

 Testify -Rage Against The Machine-
 

ピアノ

2005年04月23日 | Hobby
 今日は、夜に北京大学内で行われたピアノコンサートに行ってきた。

 2人で1つのピアノを演奏するのってなんて言うんだっけな。二重奏?合奏?

 席はちょうど真ん中の位置で、2人が重なって見える。所々、2人の力の入れ方、動き方がまったく同じに重なって見えて、息がぴったり!

 タイタニックなどの曲も演奏してくれて、楽しく聴けた。それにしても今日は人がすごい多くて、ほぼ満席だった。

 今日は聴きに来ている人たちのマナーがよくて、気持ちよくピアノの演奏を聴けた。演奏中の出入りは一切禁止にしていて、座席もみんなちゃんと守っていて、去年、違う演奏を今日と同じ場所で観たのだけれど、その時と全然違った。

 いいリフレッシュでした。
 
 Nothing To Lose -Billy Talent-