昇竜茶房(旧・ちゃむの茶夢)

*短い間でしたが、どうもありがとうございました*

あったことを、なかったことに?

2007-01-08 | ニュースな呟き

年末年始に掛かってしまいましたが、どうしてもそのまま

見逃すことの出来ないニュースが二つあります

 

一つは、故フセイン元イラク大統領の裁判と処刑問題。

日本人には関係無さそうに見えますが、思いっきり関係あるんです。

独裁政権が崩壊した時、テレビで銅像が引き倒される場面を

幾度も目にしましたよね。

電波の向こう側では、完全に生々しい世界が拡がっています。

米軍に拘束されてから、アメリカのお膳立て法廷で裁かれた

軍事戦犯の罪。

シーア派主体の新政権の中では、何を言っても公平に扱われる

ことは無かったでしょう。

大量殺戮を繰り返した独裁者には、相応しい最後なのでしょうか?

年を越す前に、まるでなかったことにしたいかの如く急いで

絞首刑が執行されてしまいました。

 

もう一つは、国内のお話。

明日からかな、防衛庁が防衛省となります。

庁から省への変換は、所謂集団昇格。

今迄自衛隊の長は防衛庁長官でしたが、今後の長は防衛大臣。

勿論自衛隊員も、庁付けから省付けへ。

大臣は一応首相の直下ですが、内閣総理大臣と格的には

同等となります。

内閣直々に独自の法案も提示出来る様になり、一々お伺いを

たてなくても国家防衛に邁進出来る権限が、一気に大きく

飛躍します。 

自衛隊とは名ばかりで、立派な日本の軍隊ですから戦後の

この国では、とても大きな変革だと思います。

与党が過半数を得ているから、何でも出来ちゃう世の中。

 

あったことをなかったことにする方法って、色々ある。

無理矢理揉み消したり、記憶から忘れ去ろうとしたり。

大概政治に利用されるけれど、本当に其れでいいの?

やっぱり人間は、愚かなのかも…



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