ひざっこぞうのがんばるブログ

スキルス胃ガンになっちゃったバツイチ母の闘病メインだけど他にもいろいろ書いちゃう日記

漢方外来&47回目の点滴

2009-02-22 | 闘病生活
1週間の休薬期間もあっという間におしまい。
ようやく気持ち悪さも消え、快適な生活が送れていたというのに・・・

まず金曜日はN医師の漢方外来の日でした。
人気のある先生なので、待合室はすごい混雑。
でも見ていると、呼ばれて診察室に入っていった人は、1分も経たないうちに出てきます。
あの先生、ちゃんと患者の話、聞いてんのか?

しばらく待って名前を呼ばれたので診察室へ。
N医師、私のカルテを見て「分厚いねぇ・・・」とポツリ。
見た感じ、何が書いてあるかさっぱり把握してないような気がします。

「あれからどうだった~?」と聞かれたので
六君子湯(りっくんしとう)を飲んで気持ち悪さは軽減されたことを話しました。

「じゃあ、その調子で続けようか」とおっしゃるので
その前に出されたお薬も腸ろうを使って入れていることを話すと
「その前に出した薬ってなんだっけ?」と。。。

あのね、その前に出された、冷えや低血圧を改善する薬を飲むと気持ち悪くなるから
それを治すために六君子湯が処方されたんですよ。

患者のことを全て覚えていろとは申しません。
でもせめて、なんのためにその薬を出したのか
カルテを見たらわかるようにしておいてほしいです。
なんでいちいち患者が、自分の治療経過を説明しなきゃなんないの?

この日は、花粉症の薬をもらえないかと相談してみました。
一番いいのは「小青竜湯」というものなんだそうですが
これは胃腸のむかつき、全身の冷えという副作用があるんだそうです。
そういう症状を治すために通っている私が飲んでいいものではありませぬ。
で、ちょっと効き目は弱いけど、と
「苓甘姜味辛夏仁湯(リョウカンキョウミシンゲニントウ)」というものを処方してくださいました。
いったいどこで区切って読むんだろう。。。

鼻炎の他に、腹水・貧血・浮腫などにも効果があるんだそうで
なかなかありがたいです。

で、また3週間後に通院となりました。
前回は「2週間ごとにね」と言われたんですけどね。
それもカルテには書かれていないらしいです。ま。いいか。

院外薬局へ行き、薬を出してもらって薬剤師さんから説明を受けました。
すると「新しくお薬が増えてますが、頻尿でお困りですか?」と。
いいえ、そんなこと一度も申したことはございません。
でも、花粉症の薬として出されたはずのものは
薬剤師さんがどう調べても、頻尿・夜尿の薬であって
花粉症に効くとは思えないものらしい。

しかしこの薬剤師さん、そこから先、どうしたらいいのかはっきりしません。
薬局から病院へ問い合わせてもらえるのか
私がもう一度外来へ行って確認しなきゃいけないのか
いくら聞いても「そうですねぇ、どうしたらいいんでしょうねぇ」と首を傾げるばかり。
腹が立ったので「とりあえずそのまま下さい。飲まなきゃいいんだから!」と言い捨てて
いったん受け取り、めんどくさいけどもう一度、外来受付へ向かいました。

薬局で腹が立って鼻息が荒くなっているのと
この病院、迷路みたいで診察室までやたらと遠いのとで
ぜいぜいしながら受付にたどり着き、薬の確認をお願いすると
やはりN医師が間違えて処方したものだとわかりました。
薬の番号がひとつ違いだったらしいです。
お~い、そんないい加減なことじゃ困るんですけど。

新しい処方箋をもらい、薬が変わると値段も違うのでまた会計窓口へ行き
それから再度薬局へ。

すると今度は「在庫がない」と。
すでに花粉症の症状が出ている私としては、すぐにでも飲みたいところですが
ないものはしょうがない。
取り寄せ&宅配便の手配をしてもらい、プンプン腹を立てながらようやく帰路に着きました。
診察自体はほんの5分程度だったのに
3時間ほども費やしてしまい、家に着いたときにはくたくたでした。
あ~、白血球が減っちゃいそう。。。

さて翌日の土曜日は、点滴の日です。
また早朝から出かけてまいりました。

白血球が4100。好中球が28%で1148。ギリギリですねぇ。
でも肝機能の数値は落ち着いたままだし、その他も問題ないので予定通り点滴することに。
ただし、私、ちょっと今週出かける用事があるので
今回は腕からの点滴だけにしてもらいました。
I医師、ちょっとご不満そう。
できればポートの点滴を継続したいんでしょうね。すみません。

カルテに書かれた漢方薬の数を見て「こんなに飲んでるの?」と。
はい、花粉症の薬が増えましたと答えると、小難しい名前を見つけ「これがそう?」
そしてメモ帳に書き写しています。
「僕も飲んでみようっと」

そう、この先生、私よりずっとひどい症状に悩まされておられるのです。
一番ひどいときには、両方の鼻の穴にティッシュを詰め込んで
苦しげにはぁはぁ言っておられますからね
効きそうな薬があれば、なんでも飲みたいところなんでしょう。
一応「在庫がないそうですよ」とお伝えしておきました。

漢方以外に、即効性のある花粉症の薬はないか聞いてみましたが
やはりどんな薬でも継続して飲まないと効かないんだそうで
「これ以上増やせないでしょう」と言われてしまいました。
そうですね、漢方と市販の点鼻薬を使い
あとは点滴の際の抗アレルギー薬が、花粉症にも効いてくれることを願うしかありません。

I医師から処方されている薬がそろそろなくなってきたので追加をお願いすると
「オキシコンチンはどうしようか?」と聞かれました。
腸閉塞で入院中に飲んでいた痛み止めです。
主にガンの痛みを抑えるための薬なんですが、実はもうずっと飲んでおりません。
だって痛くないんだもん。
最初のうちは故意に飲み忘れていましたが、そのうちホントに忘れちゃっておりまして
このときもI医師に聞かれてハッと思い出した始末。

「すいませ~ん、飲み忘れてましたぁ」と正直に答え
結局、じゃあもう飲まなくていいね、ということに。
I医師は、あのときの激しい痛みはガンの悪化によるものと考えていたようですが
どうやら単に「詰まった」だけの痛みだったようです。
よかった。ひとつ不安が消えました。
それに、オキシコンチンを飲まなくなってから激しい吐き気に襲われることもなくなったので
おそらく副作用だったと思われます。
不要な薬は飲まないに越したことはありませぬ。

この日のI医師はなぜかとても上機嫌で、もうじき完成する新病棟の話でしばし雑談。
でも、I医師はお忙しいせいか、新病棟についての情報はほとんどお持ちでない様子。
レストランもできるし、コンビニ以外にもテナントが入るし、屋上庭園もあるそうですよと
私の方が情報提供してきました。

そして「あれだけ立派な建物を見ちゃうと(すでに外観は完成しています)
一度くらい入院してみたくなりますね」と言うと
「みんなそう言うんだよね」と笑っておられました。
実際、パンフレットを見るとホテル並みの設備が整っている様子ですから
新病棟に移ったら、ちょっと具合悪くなってみようかしら・・・なんて
不謹慎なことを考えてしまいます。

でも、ものすごいお金をかけているわりには、診察室の設備は変わらないんだって。
机が大理石になるとか、椅子が重役椅子になるとか、そういうことはないらしいです。
備品は全てそのままなんだって。
お気の毒サマです。

診察を終え点滴も無事に済ませて、また昨日の薬局へ。
今度はなんのトラブルもなく、スムーズに薬を出してもらえました。
でも、新病棟完成に合わせて新しく大きな薬局ができるみたいだから
今度はそっちにしようかな。
今利用している薬局の薬剤師さんは、他の患者さんがいる前で
大声で病状について聞いたり説明したり
人の住所や電話番号なんかも声に出して読み上げたりするんですよね。
ちょっと配慮が足りないな、と常々思っていたところなので
変更するにはいい機会かもしれません。

またTS-1も飲み始めたので、そろそろ気持ち悪くなってくるでしょう。
また不快な2週間が始まります。。。


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2 コメント

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漢方 (ほっぺ)
2009-02-24 09:18:37
DVDで家庭の医学みたいなヤツ録画
してたんで見たんだけど
出ていた○○大学の漢方の
ドクターってねいさんが
診てもらったドクターかしらん?

住所からしてそうかなと・・・

なんだか、ここ見たらテレビで言ってることは
うそか?と思ってしまう自分でつ・・・

でも、名医なんだろうなぁ
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どうかな (ひざっこぞう)
2009-02-25 17:22:19
いろんな先生がいて、いろんなメディアに登場してるから
私のかかっている医師とは限らないけど。。。

いくら名医と言われていても
相性が悪くて信頼できなければダメなんだと思います。
私はまだ、N医師を信頼できるのかどうか
見極めきれておりませぬ。
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