良い子の歴史博物館

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天然資源管理機関(地府)

2009年06月23日 | 七権分立論
七権分立論の続きを書く。

国家は領土・領海・領空・地下資源を有する。
こうした天然資源全てを管理・活用する独立政府機関を考えた。

今で言う、国土交通省+環境省+気象庁+農水省+林野庁としたようなものだ。

歴史的にみると、農地を検地して石高を求めたことなどが天然資源管理の範疇に入る。

古代では人への課税(人頭税や労働税)が主要な財政基盤だった。
やがて農業生産力が高まると共に、土地への課税の財政費率が高まってくる。

漁業や林業への課税も同様だ。
鉱山開発が進むと、鉱物資源を管理することが幕府・藩の重要な政策となる。

土地、農地、地下資源、水資源、空気などのあらゆる天然資源を活用するとともに、
天然資源を浪費しないよう管理運営する必要がある。

人的資源以外の天然資源を扱う独立政府を「地府」と名づけてみた。
漢字一字で表す的確なものが思い当たらないのだが。
とりあえず。