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ヤニグロのチェロ

2006年01月31日 | 今日聴いたCD
数日前にヤニグロの「チェロ愛奏曲集」(VANGUARD,COCQ-83798)を買ってもう何回も聴いている。
ヤニグロと言えば,音楽を聴き始めた子供の頃,指揮者として知ったものだった。チェロ奏者でもあることを知ったのはかなり後になってからである。指揮者としての音楽は忘れてしまったが,彼の音をこの歳になって初めて聴いたというわけだ。

1961年の録音だが,かなりよい録音である。バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(BWV1003)の編曲が淡々としていながらしっとりと歌い上げられ,チェロ曲かと感じられるほどよい演奏である。フォーレのエレジーも抑制された品位ある音楽となっている。「我が母の教え給いし歌」もよい。「火祭りの踊り」や「熊蜂の飛行」などの「技術系」の小品も正確に難なくこなしている。端正でノーブルなチェロと見た。欠点は,最近,残業続きのため,ついついこのCDを聴きながらよい気持ちで寝てしまうことだ。(^_^;)

そんなことを想いつつ,1月が終わります。2006年の12分の1が終わってしまいました。年月ばかり早く過ぎ行くばかりです。歳も歳...


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