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絵文字姫・まくまく雑学のぉ城♪

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告白→振られる の語源

2006-10-27 | 【愛・哀 雑学】
※ 鯉の滝登り文様小袖(振袖) 江戸時代後期 19世紀

3 今日は語源のお話。 

告白した時に使う、振る・振られるという言葉はどのようにして生まれたのでしょう。
これは、結婚した女性が振り袖を着てはいけない事と深い関わりがあります。

女の子はみんな成人式を迎える頃になると、両親にお願いして高価な
振袖を買ってもらうと思います。でも、そのこの高価な振袖は一生涯のうち
何度も着るチャンスはありません本当にもったいないですよね 

どうして結婚後に振袖を着る事が非常識となってしまったのでしょう 

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その昔、女性が男性の求愛、求婚に対して直接言葉で返答するのは
”はしたない”事とされていました。 今のように女性から男性へ
告白するなんて事は考えられないような時代です。

どのようにして、男性の求愛に返答していたかと言うと、未婚の女性が
振袖の振り方で男性に意思表示をするサインが生まれました

たもとを左右に振ると”好き”という意味で、前後に振ると”嫌い”という
意味でした。 現代でも、告白して振られた・・・の”振る”振られる”
この振袖からきた言葉だそうです。ちょっと面白いですね(・∀・)!!! 

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※ 江戸時代の西陣織りの風景 

結婚した後は振袖ではなく、留袖を着るというしきたりが生まれました。
昔の女性にとって嫁ぎ遅れが大きな恥でしたので、留袖を着て世間に
結婚している事を明確にしていました 

 こうして、結婚した女性が振袖を着ない習慣が生まれたのです。

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振袖の袖丈が江戸時代に長くなった原因・理由については、諸説ありますが
一説には、世の中が安定期に入るにつれ文化に対する民衆の関心が高まり、
娘に舞踊を習わせる習慣が生まれたが、その際に身振りを美しく見せるために
袖を長大化させていったものと言われてます。


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