『鱧と言えば、夏!』…街の料理屋さんでは夏に大人気の鱧ですが
実は、この季節脂ののった鱧は夏とは違う格別な美味しさ!
なんと言っても淡路島産は格別!!
しかし、鱧は今月半ばごろにはピタリと姿を消すそうで、
この時期の鱧を『名残鱧』と言うそうです。
季節を同じくして、松茸と一緒になる秋は
『鱧松』と言って、鱧と松茸のお鍋や炭火焼も絶品!!
水泳でクタクタになるまで泳いで、美味しいものを頂く…
こんな至福の喜びを出来る限り何度も何度も・・・
貪欲に追求し続けるT嬢でした。
そんな薀蓄を言っているT嬢も、
去年までは『夏は鱧だね~!』なんて、お店屋さんでしか食べた事が無かったのですが
今年、ネットで知り合った魚介類取り扱いのHさんの薀蓄がインプットされて
すっかり料亭板さん並のトーク!!
さて、本日は骨切りした
活きハモ 500グラムサイズ 2本
活きハモ 300グラムサイズ 3本
アラや浮き袋・肝も送って頂いたので、浮き袋の煮こごりや肝ご飯も楽しめます。
ちなみに料亭さんの一番人気は600gぐらいとの事で、
これまでに何回か600gは食べたので、今回は小ぶりのものを注文してみました。
淡路島の方は、鱧鍋には玉ねぎを入れるそうですが
T嬢はいまだ未挑戦・・・
鱧鍋
この夜は、三つ葉・絹ごし豆腐・芯取り菜・水菜・ブナピー・椎茸・油揚げ
野菜もいっぱいです。
この時期美味しい国産の立派な椎茸は手で裂くと味が格別にアップします。
ポン酢と好みで酢橘を食べる時に絞ってかけるなど、サッパリ味がお薦め!
鱧ちり
湯引きした鱧を梅肉で頂くのですが、夏の鱧とは違った
味わい豊かな鱧と梅肉のマリアージュ!
鱧雑炊
魚業者Hさんから教えてもらった日本一旨い雑炊の作り方です!
米は生米(洗って笊にあげておきます)
1.食べ終えた鍋に米を入れる
(鍋の食べ残りは全て引き上げます)
2.蓋をして煮たつのを待つ
3.沸きたったら少しとろ火にして、上蓋に隙間を作る
4.途中(T嬢の場合7分目安)米の様子を見て、米が鍋の中で立つまで辛抱強く待つ
5.米が立ったら、塩少々・薄口醤油少々落とす
6.とき卵をまわしいれる
7.三つ葉・あさつき等好みの薬味を入れて、1分ほど蓋をして・・・
出来上がり!!
≪日本一美味しくする為の最大の注意!≫
その1
一度もかき回してはいけません!
米のサラサラ感が失われ、病人食になってしまいます。
その2
米を煮すぎない時間をそれぞれの鍋で研究して下さい!
米のアルデンテ(?)感が非常に美味しいです。
もう鱧は終わりですが、これからは河豚で楽しめます。
お料理は仕事で疲れた頭に適度な癒しを与えるようです。
深夜、出刃包丁で目を輝かせ台所に立つT嬢…
どんなに疲れていても、毎晩のお料理がマイブーム!
デザート≪鳩ヶ谷産N氏邸の庭の柿≫
先日、N氏ご依頼の仕事で、建物解体現場にて命をかけた写真撮影を行いました。
その日N氏から頂いた柿…充実の思い出味がする美味しい柿でした。
今夜も鱧が半分あるから・・・何にしようかなぁ~