Meltなバンド

こいつから続くのさ

Meltなバンド・・・う～ん、なんて言えばいいのだろう？

まあ、こいつが在ったおかげで気が晴れたというか、バンドらしい経験ができた。

メンバーとの出会い辺りから話そうか
これまでもベースのぷよぷよとは、ずっとつるんでやってきてた。
ヴォーカルとドラム、どっかにおらんかな？と探してると、ふとしたことで二人と会うことになりバンドが始まった。

初めはよくありがちな話で、様子を伺うべく喫茶店なんかで会ったと思う。
後で聞いた話では、このときotaちんには不評だったらしい。
好きなバンドで近いのもあったけど、嫌いなバンドが…アレぇ！どうしようってのもあったし。
幸いというか、ドラムのちっちゃい子とはRed Warriorsで気がおうたし不安を抱えながらも転がりはじめた。

コピーもしたけど、若さゆえの無謀さですぐにオリジナルを作り始めた。
忘れもしないオレの家でotaちんと二人で作った”ヒーロー”、友達の失敗談を基にした曲やけど、あんなノリでよくできたもんだ。

この頃からそうだった。
自分のやりっぱなしの性格のせいで、基本的なリフや構成を作ると煮詰まってイヤになってしまい、まとめはメンバーに任せてた。
これからもよろしくな！そこのあなた！

それなりに数曲できて、次はライヴにむかった。
最初のライヴはやってもた！て感じでひどいもんやったな。
バンドつながりで友達に誘われて出たイベント。
横を見ても後ろを見ても恐ろしい顔があったし、緊張してたから自分のことで精一杯やったのにすがるような目でオレを見るな！て気持ちだった。
客席で失笑でもあればまだましやったけど、それもなく静まり返ってた。
さみしくて怖かった。
いい経験になったのかな？

☆セットリストは
ANARCHY IN THE U.K.・・・Sex Pistols
Telegram Sam・・・T.Rex
ヒーロー
Angel Duster・・・The Street Sliders
20th Century Boy・・・T.Rex、幻のぷよぷよベース口ぱくヴォーカル
アンビリーヴァボ・・・ヒーロー２として作ったロックンロール
ヒーロー・・・なんとかバージョン

次のライヴは、貸しホールみたいなところでやった。
この時は、自分達だけでやって友達やなんかに頼んでみてもらったような感じ。
こぼれ話があって、otaちんが簡単なチラシ作ってんけど、「First Live」と書くところを「Fast Live」になってたのでつっこんだ覚えがある。

☆このときのセットリストは、上とほぼいっしょ。
小細工したようなのは止めて、形のあるものをやったと思う。

コンテストもんにも落ち続けながらも前を見て曲作りに励み、やっとバンドの売りになる曲”Dash”ができた。
こいつは苦労して何度も投げ出した。かなり文句言ったな、もぅいいって。
理想では、レッズ＋L.A.メタルになるはずやったけど違う感じになったな。
でも、まぁこれもオリジナルだと。

練習は早朝練習で入ると二千円で済んだから、決まって朝の8～10時でやってた。
ほとんど毎週やってたな。
たまに贅沢なスタジオで深夜の8時間もやって、そこにはメサブギーのギターアンプがあって、ツマミを少しいじるだけで爆音がでて超最高気持ち良かった。
そうこうしてるうちに次のライヴに向かうことになる。

よかったことも書こう！
会場は近鉄八尾駅付近のシルキーホール。
企画は忘れたけど、対バンがいっぱいあるイベントでやった。

☆セットリストは
Angel ・・・ヒーローの完成形
20th century boy
Dash ・・・アンビリーヴァボにさらに手を加えたオレ達バージョン
きのうをもてあましている ・・・バラードやってみました。

なんて、あっという間のライブだったんだ。
自分の場合、良いできだと過ごした時間も何があったかも忘れてしまうのです。
この時もそんな感じだったと思う。

次に問題のライヴがあった。
前と同じ貸しホールでやったのやけど、当日にベースがいなかった。
電話連絡とると、逆ギレされて切られた。
思えば、このころから嫌な空気が流れていたのかもしれない。
ライヴの出来じたいは、それなりの成長もみれてよくなってたと思う。
この時は、NOMsanのバンドもいっしょに出てもらった。
その節はありがとう。 NOMsan！！

☆セットリスト（はっきりいって覚えてない。曲名もあやしい）
前のライヴの曲に
Without　dreams・・・Grand Slam
Wonderful tonight・・・かわいいブギー
君を守りたい・・・アカペラという名の合唱（HIROSHIMA PEACE BIRDS'88 ALL STARS）

あとは、非常に歯がゆいが忘れた。
余談になるけど、「君を守りたい」は大好きなRed Warriorsが参加してるし、曲もシャケが作ってて好きだった。
他にもいっぱいでてたな。 ハウンド・ドッグ、爆風スランプ、ブルーハーツ、ルック、世良正則、バービーボーイズ、パーソンズ・・・この頃のバンドは全部がじってたなぁ。
耳コピする時間もなかったので、歌詞カードをコピーしてほんまに三人で歌った。

いつやったか忘れたけど、喧嘩しそうになったから一度辞めたことがある。
理由は、はっきり覚えてないけどベースのせい。
曲は、オレとotaちんの二人が中心となって作ってたのやけど、「オレの曲、採用されへん！！」とベースのバカがひがみだして全てを壊してくれた。

ヤマハのPMSでの「合同ライヴ」にバンドで出たこともあった。
イエローモンキーの”太陽が燃えている”やバンドの曲もやったな。

そうこうしているうちに最後のライヴを迎える。
辞めようと決めてかかったのか、結果、最後になったのか定かじゃないけど八尾市のプリズムホールでのイベントにでた。

☆セットリスト
In store now・・・パンクっぽいハードロックにしたつもり
20th century boy
眠りの中の夢・・・サイケデリックにもっていこうとした曲
きのうをもてあましている
Dash

終わったあと、メンバーは特に口数が少なかった。
あいかわらずオレは、ピーとかギャーと喋っていたけど。

今思うと、この時すでに気持ちが離ればなれになっていたのかもしれない。
それからも何度かスタジオ入って練習したけど、見てる所もやりたい方向性もちがうところを向きだしていて、ドロドロになる前に辞めた。

－Meltなバンドは終わった－



あとがきとして・・・
将来のこと、やる気の話をしたときにプロを目指すってことになったけど、濁した返事で合わせた。
自分としてはその気はなかった。
ずっと、楽しければいいって思ってた。

もぅ時効ってことで許してください。
ごめんなさい。

☆胸いっぱいのThanks To
otaちん、ちっちゃい子、ぷよぷよ そして　NOMsan

覚えてるか？　

40過ぎたら、もう一回やろうって話・・・