押忍!株式会社リトルグローブです!
僭越ながら、株式会社リトルグローブが強くなる映画(?)を発表させて頂きます!
本日は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明』です。
中国近代(清朝末期~中華民国初期)に実在した、中国民衆の最大のヒーローにして香港映画史上欠かすことのできないキャラクター、黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)の活躍を描く大人気シリーズの第1作。
主役のウォン・フェイフォンには「少林寺」などでおなじみの“最強"のクンフー・スター、リー・リンチェイが扮し、以下第3作まで好演をみせている。
共演は「エロティック・ヘブン 鴬花楼」のロサムンド・クァン、さらに「七福星」「落陽」のユン・ピョウ、『大英雄』(V)のジャッキー・チョン、「新ポリス・ストーリー」のケント・チェンなど。監督は“香港のスピルバーグ"ことツイ・ハーク。
スタッフはいわゆる“ツイハーク組"の一流の者がそろっている。
あらすじ
清朝末期。英米など列強は中国全土を侵略にかかっていた。
武道師範として友人の黒旗兵の統率者リュウと式典に参加していたウォン・フェイフォン(リー・リンチェイ)は伝統の獅子舞に発砲してきた欧米の船の銃弾の中をかいくぐり、無事に獅子を舞いおさめさせる。
政敵に追われベトナムに左遷されるリュウは無念の思いを“不平等条約"と墨書された扇子と共にフェイフォンに託し、武道師範として自警団を組織し、欧米はじめ混乱に乗ずる不逞の輩を懲らしめてくれと頼む。
一方フェイフォンの評判を聞き、京劇の劇団について田舎から入門にやってきたフー(ユン・ピョウ)は弟子のアメリカ帰りの吃音のソー(ジャッキー・チョン)、エイ(ケント・チェン)、さらにフェイフォンの年若き叔母イー(ロサムンド・クァン)らと知りあう。
ところが街にはサーコー率いるやくざ者の一団が跋扈していた。
フーとエイは彼らと喧嘩してしまう。
そんな折、フェイフォンは英語なら得意でどもらないソーを連れて、警察長官の同席の元、英米の代表と先頃の式典で負傷した責任問題について交渉中だった。
ところがそこへフーたち自警団とサーコー一味が乱入、フェイフォンの活躍で騒ぎは静まるが、もともと政敵だったリュウと親交していたフェイフォンを快く思っていなかった長官からは自警団と共に謹慎を言い渡され、さらに英米の代表と敵対するきっかけをつくってしまう。
フェイフォンは騒ぎの元のサーコーを取り押さえ、役所に連行しようとするが街の誰もが後難を恐れて証人になってくれない。
恥をかかされたサーコーは復讐のためフェイフォンの武道場兼診療所に放火、幸い怪我人はなかったが、被害は甚大で、リュウから託された扇子は燃えて文字が“不平等条約"との墨書に変わり、フェイフォンは歯がみする。なお悪いことにそこへ騒ぎを起こした罪を問うて警察長官が来訪。
ところがそこにサーコーの犯行を目撃した街に来ていた神父がやってきてフェイフォンのために証言を行うという。一方、サーコーは、ゴールドラッシュにかこつけて中国人をだまして作業員の強制徴用を行っていたアメリカ代表ジャクソンと売春婦摘発を条件に裏取引を交わし、フェイフォン暗殺をもくろむ。
長官ら列席の京劇に叔母イーと赴いたフェイフォンは、刺客に襲われ、クンフーで彼らを撃退するが、そのさなか、罪なき一般観客と共に、例の神父はフェイフォンの身代わりになって撃たれて死ぬ。
怪我人の世話のため役所の監視のもと武道場に戻ったフェイフォンは件の中国人作業員の脱走者からゴールドラッシュにかこつけた強制徴用の実態を聞く。
そこにやってきたのが、巖振束(任世官)という武道家。
フーが、彼を街で見かけ、その強さにひかれて弟子入りした形で案内し連れて来たのだった。
謹慎中ゆえにトラブルを起こしたくないフェイフォンの懸念をよそに、フェイフォンに勝つことだけに栄達のすべてをかける巖は激しく攻撃してくる。
結局勝負は物別れに終わったが、そこへまた長官が手勢を連れて乗り込んでくる・・・。
私的には色とりどりに美しい大きな獅子舞がテンコ盛りに出てきて
画面いっぱいを埋め尽くす絢爛豪華なさまや、獅子舞たちの演技は
それぞれユニークで面白く、華やかな伝統芸能の形を堪能できて、
目に楽しかったです。