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なんでもありです。

今だから笑える話①

2005-05-28 16:16:51 | Australia

あれは忘れもしない木曜日。
普段は5時になるとほとんどの店が閉まってしまうパースだけど、木曜日だけは、9時頃までやっています。
なので木曜になると、車を持ってる友達みんなで大きいショッピングセンターに行き、買い物がてら遊んだりしていました。

特にその日は特別でした。
なぜなら、先に帰国してしまっていた(当時の)まきんこの彼氏が、4ヶ月ぶりに戻って来ていたから。

9時、まわってたかな~。
私とまきんことまき彼は、当時私たちが借りていたアパートに帰ってきました。
荷物を置いたら、友達の家に行く予定でした。

そしてまきんこは自分の部屋へ。
私はちょっとのんびりしようと、紅茶を入れようとしていました。

それは本当に、いつも通りの、日常でした。

その時。
まき彼がつぶやきました。

「やべぇ、どろぼうだ…」

は???と彼が見つめる方向に目をやると、鍵を閉めていったはずのリビングのカーテンがゆらゆら…。
恐る恐る近づいてカーテンをめくると、割れたガラスと壊された鍵が。

一瞬、事態が飲み込めませんでした。

次の瞬間、隣の部屋からまきんこの悲鳴。
彼女も気づいたようでした。

私達のアパートは、入るとすぐにキッチンと一続きのリビングがあり、それをはさむようにして私とまきんこの部屋がありました。

まきんこの部屋は一見、どこも荒らされていないようでした。
が、ベッドの下の貴重品箱は見るも無残なことに。
幸い、パスポートなどの書類は無事でしたが、被害はとても大きいものでした。

まきんこは、もらったばかりの給料全部。
まき彼は、日本から持ってきた現金(20万くらい?)全部。
オーストラリアに口座のない彼は、明日、まきんこの給料と一緒にまきんこの口座に振り込む予定のものでした。
その他にも、シュノーケリングセット、なぜかリュックやTシャツ、ズボンなど。

空き巣が入ったことはもちろん、彼の全財産を盗られてしまったことで、まきんこが受けたショックは相当なものでした。
まきんこはほんと、しぼりだすような声で泣き続けました。

私は…。
えと…。





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