チャンドリ・ブダ招聘公演実行委員会

バリ島の歌舞劇「アルジャ」役者の華ニョマン・チャンドリさんと、スカワティ村ガムランの我らがボス・ブダさん公演ご案内!

アルジャってなあに?

2011年04月22日 | アルジャ
来日するチャンドリさんは、バリの伝統芸能アルジャの第一人者。

アルジャは歌あり踊りありのお芝居。一応、ジャワやバリの古い物語をアウトラインにしているので、姫や王子やその従者たちが登場するんだけど、単に物語に沿って展開するというよりも、そこに世間話やら冗談やら、流行歌やらをつけたして出来上がった総合的な娯楽芸能。あれもこれもトッピングしてゴージャスになったパフェみたいな芸能なのだ。

アルジャに出てくる登場人物は、どんなお話をやる時もほぼ同じ。高貴で美しい王女と王子がいて、彼らに仕える忠実な女官と従者がいる。そして美しい王女や王子に横恋慕する、ちょっと傲慢な王女と王子がいて、こちらにも彼らに仕える礼儀を知らない女官と従者がいる。この設定で、あらゆるお話に対応してしまう。ちなみに現在、チャンドリさんはバリの子供アルジャ劇団のために「桃太郎」をアルジャにしようとしています・・・


(Arja Sampik ISI, 2006)

そしてそれぞれの登場人物には、それぞれ個性がある。年配者、若者、男、女、王子、平民、高貴な人、傲慢な人、おしゃべりな人、おバカな人・・・踊り方も歌い方も、台詞の内容も声の色も、一人ひとり違うのだ。

今回、東京公演では9月13日(火)杉並公会堂(荻窪駅徒歩5分)のレクデモで、チャンドリさんがアルジャに登場する約10の役柄をたった一人で演じ分ける一人アルジャ(arja tunggal)を披露予定!小さなチャンドリさんの体がいろんな風に動いて、いろんな声が出る。お見逃しなく。







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