建設総合サイトKEN-Platzより。
木造で復元されたという”奉行所棟”は非常に興味深いっすねえ。今度九州に行く機会があったら是非伺いたいです。
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長崎の海外交流史をテーマとする長崎歴史文化博物館が11月3日、開館した。鎖国時代、海外交流の拠点として栄えた時代に的を絞り、県立美術博物館、県立長崎図書館、長崎市立博物館の所蔵資料など約4万8000点の資料を収蔵する。
江戸時代、幕府の直轄地として行政を担った長崎奉行所立山役所の跡地に、建物を一部再現した。鉄骨造の耐火構造で外壁のみを復元した展示棟と、当時の建物を完全復元する木造の奉行所棟からなる。設計は黒川紀章建築都市設計事務所が手がけた。
奉行所棟は、お白州や厠(かわや)に至るまで忠実に復元した。「長崎諸官公絵図面」、「在長崎日新貿易図」などの絵図から平面配置やふすまの模様などを読み取り、建物のボリュームは幕末期に撮られていたステレオ写真から推測。部材の仕様については、資料が残る箱館奉行所などを参考にした。設計と並行して現地の発掘調査を実施し、その結果も反映している。
施設の管理・運営は、2003年の改正地方自治法で導入された「指定管理者制度」によって、展示設計から一貫して乃村工藝社が担当する。指定管理者制度は、民間に公共施設の管理を委託できる制度。大堀哲館長は「民間の感覚で、顧客満足度と地域との関係性を両立させる博物館づくりをしていきたい」としている。
■長崎歴史文化博物館
所在地=長崎県長崎市立山1丁目1-1
敷地面積=1万4413m2
建築面積=5091m2
延べ面積=1万3309m2
構造・階数=RC造・SRC造・S造・木造、地下1階・地上2階
発注者=長崎県・長崎市
設計者=建築:黒川紀章建築都市設計事務所、展示:乃村工藝社
施工者=建築:竹中・親和・古賀JV、展示:乃村工藝社
指定管理者=乃村工藝社
施工期間=2003年7月~2005年8月
総事業費=約80億円



木造で復元されたという”奉行所棟”は非常に興味深いっすねえ。今度九州に行く機会があったら是非伺いたいです。
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長崎の海外交流史をテーマとする長崎歴史文化博物館が11月3日、開館した。鎖国時代、海外交流の拠点として栄えた時代に的を絞り、県立美術博物館、県立長崎図書館、長崎市立博物館の所蔵資料など約4万8000点の資料を収蔵する。
江戸時代、幕府の直轄地として行政を担った長崎奉行所立山役所の跡地に、建物を一部再現した。鉄骨造の耐火構造で外壁のみを復元した展示棟と、当時の建物を完全復元する木造の奉行所棟からなる。設計は黒川紀章建築都市設計事務所が手がけた。
奉行所棟は、お白州や厠(かわや)に至るまで忠実に復元した。「長崎諸官公絵図面」、「在長崎日新貿易図」などの絵図から平面配置やふすまの模様などを読み取り、建物のボリュームは幕末期に撮られていたステレオ写真から推測。部材の仕様については、資料が残る箱館奉行所などを参考にした。設計と並行して現地の発掘調査を実施し、その結果も反映している。
施設の管理・運営は、2003年の改正地方自治法で導入された「指定管理者制度」によって、展示設計から一貫して乃村工藝社が担当する。指定管理者制度は、民間に公共施設の管理を委託できる制度。大堀哲館長は「民間の感覚で、顧客満足度と地域との関係性を両立させる博物館づくりをしていきたい」としている。
■長崎歴史文化博物館




