ベルリン最終日。のみの市に行こうかな、と思っていましたが、友人が言うのに、「のみの市にあるものなど、私のおばあさんやおばさんの所にいっぱいあるわよ。それより、私の家で静かに過ごしましょう。」とランチに誘ってくれました。
緑に囲まれたアルト・テーゲルの教会の近くの友人のアパートへ。
サラダとパスタの心温まるランチ。デザートはプラムのケーキと、アーモンドとはちみつのお菓子。
友人とご主人と一緒に、静かに居心地のよいひと時を過ごしました。
今回のベルリンの旅は、20年ぶりの再会と新しい出会いがあり、人との繋がりを大事にしたいと感じた、とても有意義な旅でした。今度は、ぜひ友人に日本に来てもらいたいです。
ベルリン旅行記は、ようやく終了です。読んで下さった皆様、ありがとうございました。そして、明後日からイギリスの旅へ出掛けます。
17世紀末に即位したザクセン王アウグスト強王の時代に建てられたツヴィンガー宮殿。今回は日帰り旅行で時間もないので、内部の見学しませんでしたが、ガラス越しに陶磁器の間を見て、前回訪れたときのワクワク感が思い出されました。
エルベ川のほとりにて。アウグスト橋の対岸は新市街です。
再びフラオエン・キルヒェ前の広場を通り、ドレスデン中央駅へ向かい、帰途に着きました。
年内に終わらせることができなかったベルリン旅行記、今更ですが、あと少しだけ写真を載せておきます。
2年前にも訪れたドレスデンへ再び来ることができました。グループ割引の切符を購入し、時間はかかりましたが、景色を眺めながらの小旅行も楽しかったです。
写真は、第2次世界大戦で壊滅的な被害を受けたドレスデンのシンボル、フラオエン・キルヒェ（聖母教会）です。長い間、廃墟のまま保存されていたのが再建されたのはつい最近のことです。
ところどころに黒い石がはまっているのが見えますが、廃墟に残っていた石をパズルのようにはめ込んだものです。
2年前には時間が遅くて閉まっていた教会の中に入りました。ガイドブックに内部も必見と書いてあったので、入り口の行列にならんで入りましたが。。。
内部は、きれいでしたが、新しさがちょっと残念。
またしばらく日にちがあいてしまいました。続きを・・・
ハケッシェ・ヘーフェからブランデンブルク門の近く、ホロコースト慰霊碑へ行きました。2005年に完成した、ヨーロッパで虐殺されたユダヤ人のための慰霊碑です。2711本のコンクリートのブロックが、高さを変えて、波打つように立てられています。
写真で見る限り、殺伐とした所かと思っていたのですが、その場所に着いてみると、人通りの多い、明るく開けた所でした。さらには、ブロックの陰でかくれんぼをしている若者の叫び声などが聞こえて、想像していた雰囲気とはちょっと違うという印象です。
しかし、立ち並ぶブロックの間を歩いてみると、圧迫感や不安が迫ってくる感じがしました。虐殺されたユダヤ人の苦しみが伝わってくるようです。アメリカの建築家による設計ですが、こういう表現もすごいなあ、と思いました。
このブロックの地下に、資料を展示した情報センターがあったのですが、反対側にあった入り口を見逃してしまい、残念。
ホロコースト慰霊碑をあとにして、アルト・テーゲルに戻りました。夕食は、皆で近くのベルリン料理のレストラン「ディッケ・パウラ」で。太ったパウラというユーモラスなお店の名前です。
私が食べたのは、コールローラーデ。ベルリン名物のロールキャベツです。スパイスが効いていていてとても美味しかった。ベルリン生まれの友人も、今まで食べたコールラーデで一番美味しいと言っていました。
カリー・ヴルストを食べた後、皆と別れて一人、ハケッシェ・ヘーフェに行きました。2年前に来た時もSバーンを降りて、この交差点の前に立ったのですが、博物館島の方へ歩いて行ったため、写真正面の裏側にあるハケッシェ・ヘーフェは見逃していました。今回はぜひ行ってみたかったのです。旧東ベルリン地区のおしゃれなショップやカフェ、ギャラリーなどが集まる複合施設です。
8つの建物が中庭を囲むようにつながっています。タイルの装飾もきれい。
個性的なレインコートのお店や、手作りの石鹸のお店などを見て歩き、中庭の木陰のベンチでひと休み。
