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ハウルの動く城

2004-12-05 | 映画
キムタクが声優、なんて本編外のことも話題になってるハウル。
でも、ハウルはまるでキムタクのイメージで設定されたがごとくのキャラで
声はもちろん、これしかない、というキャスティングです。

そしてハウルの魅力はなんといっても、その不完全さ。
見かけはかっこよいけれど、わがままだったり、弱虫だったり、
それでも愛するものを守ろうと必死だったり。
非常に人間くさい愛すべき弱さを持ったヒーローなのです。

それにしても「動く城」。
最初のシーンで、実写と見まごうばかりの精巧な、
しかもリアルな動きの「城」を見て感動。

さらに、異形の愛すべきキャラたち。
醜さを愛らしさに変えるジブリマジックの本領は「ハウル」でも遺憾なく発揮されてます。
そしてあっというまに引きずり込まれるイマジネーションあふれるアナザワールド。

おばあちゃんから少女まで、場面の心理描写によってソフィーが変化するのも、面白いし
「家族」にこだわり、守るべきものを見つけてたくましくなっていくハウルの変化もテーマを伝えていてよかった。
わかりにくいところもちょっとあったけど、ハウルの「世界」にあっというまに魅了され、そんな些事はどうでもいい。
こころ豊かになるひとときでした。
カカシのオチはちょっとなあ、と思いました。

テーマソングは谷川俊太郎作詞。
おまけに得した気分。

<公式WEB>

by miyashu at cineflex

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5 コメント

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リベンジ (ツキコ)
2004-12-06 01:17:30
先日(映画の日)に観たという映画は、まさにこれ、ハウルでした。

でも、仕事帰りに行ったため、疲れていたのかいないのか、案の定眠りに落ちてしまったのでした。(恥)

それでも千と千尋の時よりは、観ている時間が長かったです。(と、言うに値しないことを言ってみたり)

だからカカシのオチは未だ知りません。

観終わったとき、周りの人の反応がとてもよかったので、ああ、これはよい映画だったのだろうと確認しました。(笑)

もう一度観たいというUさんと、また行く予定にしているので、今度こそ、ぜ~んぶ 観ます!

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リベンジしたら感想を (miyashu)
2004-12-09 21:37:40
だれる部分もあるし、よくわからない部分もあるけど、「世界」があり、引きずり込まれる引力があるという点ではよい映画だと思います。一部を見ても、全部を見てもあまり変わらないかも(笑)
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リベンジするまで待って (ツキコ)
2004-12-11 00:18:49
たしかに、その「世界」は私にもわかりました。

それでも引きずり込まれないのは、なぜなのか。

その謎を解くためにも、もう一度観なければと思っています。(笑)
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なぜ、引きずりこまれないかを考える (miyashu)
2004-12-13 21:58:37
思うに、ソフィーの「意志のなさ」あるいは「見えなさ」ではないでしょうか。おばあちゃんにされて、元に戻りたいとあがくわけでもなく、荒れ地の魔女を恨むわけでもなく、ハウルの城に行ってこれからどうしたいのか、どうにも目的が見えない。だからストーリーを流す「視点」であるソフィーに感情移入できない。自分は誰の視点と言うことなく、「世界」の雰囲気を楽しむような見方をしてると思うのでその違いじゃないかと、推理いたします。(笑)

当たってるかどうかは、リベンジで教えてください。
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たしかに、そうなのかもしれません (ツキコ)
2004-12-13 23:22:32
“目的が見えない”から感情移入できない、ということ。

今となっては古い作品となった「風の谷のナウシカ」も「天空の城ラピュタ」も「魔女の宅急便」も「思い出ぽろぽろ」も「となりのととろ」もどれも好きなのだけれど・・・。

「耳をすませば」なんかとくに。



私はその作品のなかのだれかになりきって、または応援しながら観たい人なのでしょうね。

とにかく、リベンジするぞっ!!

あ、もうひとつ、“千尋さん”もあった。

4回も挑戦したのに、まだ全部を観れていないのが。(笑)

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