川崎エンデューロで文字通り見も心もさぶい思いをした俺様、次の週末はおとなしくしていたが、さらにその次の週に勤労感謝の日なんつうものがあった。
ここ最近異常に業務が忙しいものの、土日祝日は一応休みの仕事であり、まあ勤労に感謝しつつ?ちょっと自転車に乗ってみっかと思いつき、さらに思いつきで鎌倉がそろそろ紅葉のシーズンらしいということで行ってみることにした。
関東随一の古都、鎌倉。
近い割りに案外行く機会がない場所だが、神社仏閣も自然も豊富で楽しみ方は幾らでもある。自転車でも何度か行ったことはあるが、いつでも観光客でごった返しているのが難点ちゃあ難点ではある。
ともかく、戸塚という街を経由して、北鎌倉駅前に到着。
ここは、駅自体はローカルっぽい雰囲気を漂わせつつも、裏にすぐ円覚寺というお寺があったりして、とても良い風情のいかにも観光地といったロケーションである。
したがって、ここも観光客が非常に多い。
しかし、今回俺が気になったのは、歩きの人々に混じって自転車を転がしてきている人達がチラホラいたこと。
これまで昔に来た時には、そういう小径車だったりスポーツ自転車の類で、しかもサイクルウェアに身を包んで来ているような人は見たことがなかったと記憶しているんだが…
ともかく、駅裏で色づき始めていた紅葉の写真を何枚か取って、次は鎌倉の中心部に突入することに。
既に歩行者でごった返している歩道を横目に、自転車で鎌倉の象徴の一つといえる、鶴岡八幡宮前の鳥居にさしかかる頃には、もう歩行者も車も混みまくっててんやわんや(死語)であった。
そんな観光地の喧騒を潜り抜け、一旦鎌倉駅の駐輪場に自転車を停め、西口の駅前にある腸詰屋というお店でソーセージをテイクアウト。
ウマー言いながら食った後、駅広に待機していた人力車のスタッフのおねいさんに、鎌倉の紅葉具合について聞いてみた。
すると、この時点ではまだ紅葉は始まったばかりとのこと。
人力車にも多少興味はあったが、俺は俺なりの人力車に乗ってきたところであり、おねいさんもそれは服装で察したはずで人力車に乗る話にはならなかったが、風情がある人力車にはいつか乗ってみたいもんだね。もちろんその時はそれなりの服装で挑みたいが…流石にレーパンでは風情ないだろ…
鎌倉の楽しみ方の一つとして、小粋なキャフェでコーヒーやスイーツかっこわらいなどを楽しむというのは欠かせない(俺断定)。
というよりもそれがメインかも知れない俺は、前日調べを入れておいた樹ガーデンというお店を探索。
鎌倉という場所は、それ自体が要塞とでも言うべき険しい土地であり、それ即ちかつて首都にもなった所以であるんだが、そんな険しい切り立った山の上に作られたのがこの樹ガーデンである。
ハイキングコースから山沿いに行くこともできるようだが、今回はガーデンの下の道から、150段の階段を登り詰め、ヒイヒイ言いつつお店に辿りついた。
すると、そこにはまるで古の遺跡のように、木々の合間に作られた建物や壁が点在する、公園のような店があった。
店先で店員に聞いてみたが、やはり鎌倉の紅葉はまだシーズン前との事であった。12月初めあたりが旬らしい。
この日から今に至るまで、鎌倉に行けるチャンスが無いことがこの時分かっていたので、恐らく紅葉の鎌倉は来年に持ち越しかな…と思いつつ、尚且つ樹ガーデンでの一時も次回の宿題とし、ソソクサとさっき上って来た階段を降りた俺。
実は、この時俺には思いついたことがあった。
さっき通った戸塚に、千葉県柏市のカレーの名店ボンベイの実質姉妹店と言うべき横浜ボンベイという店があることを走行中思い出し、行ってみようと考えたのだ。
だが、この時14時を回っていたので、お店に営業時間を確認。
昼の営業は15時30分までで、15時LOとの事だったので、急いで帰ることにした。
鎌倉の複雑な地形にやられ?ちょっと迷い道しつつも北鎌倉を抜け、戸塚に向け走り、15時ごろ何とか横浜ボンベイのお店を発見。
…しかし。
そこには、まさかのCLOSEDの看板が…
それをかけた店員の方に聞いてみたんだが、この日はライス終了につき、結局食べそびれてしまった…
結果として、何とも宿題だらけになってしまった今回の鎌倉ツーリングだったが、戸塚も含めまた懲りずに自転車で美味いものめぐりをしたいものである。<結局それが主目的か…
ここで追記。
上記の記事を書くため、諸々検索をしていたら衝撃の事実が。
何と柏のボンベイが復活していた!!!
近日行くぞ!