「しつこく」新×3もろもろ日記

今になって夫が「進撃の巨人」に興味を持ち始めました^^

今週見た映画(「るにん」「ウォーク・ザ・ライン」)

2006年02月23日 | 映画・舞台
今週は、映画を早くも二本ハシゴしたんです。
両方とも見ごたえのある作品とは思いましたが
どうも私にはうまく感想を書きづらく・・二本まとめてさくっと(?)
簡単に感想を書きたいと思います。(画像は「ウォーク・ザ・ライン」)


まず 「ウォーク・ザ・ライン~君につづく道」

主役のジョニー(ホアキン・フェニックス)と
彼の想い人・ジューン(リーズ・ウィザースプーン)が
二人とも歌がうまいので、すごいなぁ~とまず思ったんですが。
ジューンの着てる服はかわいかったですよね。
あの落下傘のようなスカートは、女性なら憧れる人が多いはず。

(ややネタバレか??)


小さい頃から有名人だっただけに心無い人たちの
言葉に傷つき、ジョニーへの想いに揺れるジューン。
売れっ子歌手になることで、名声をほしいままにするがゆえ
退廃的な生活を送るジョニー。二人とも好演でした!
去年見た「レイ」も実在したミュージシャンの話
だったので、つい比較してしまいましたが・・
兄弟を小さい頃に亡くしているのも、くしくも一緒なんだよな。

自身が貧困な暮らしをしていたため、
社会の底辺にいる人間の気持ちを歌にしたジョニー。
作中にも「靴磨きの少年」の歌や「刑務所の囚人」の
心情を歌った歌が出てきますが
彼が復活したのも、そう言った人たちのラブコールに
応えてだったんだろうな~。


しかし感謝祭に、奥さんと彼女、
二人の親が一堂に会するってすごくないっすか~?
そこはびっくりびっくりでした。



「るにん」

奥田瑛二監督第二弾。前作『少女~an adolescent』が
結構好きだったので見てきました。

「鳥も通わぬ島」八丈島に島流しになった人々。
そこから何としてでも脱出しようとする男がいた
という史実を基に映画化。

松坂慶子さんは、私が子供の頃にすでに大女優でしたが
今回も妖艶な魅力。島の人々を母のような寛容さで
受け入れる女性でした。

江戸時代、八丈島の厳しい自然はあますことなく描かれ
「赦免」で晴れてこの島から出られることを
夢見る「流人(るにん)」たちの気持ちが
痛いほど伝わってきましたし。

飢饉がおきれば、「お金」など何の役にも立たない。
殺気立った村の中で、起こる出来事には
身の毛がよだちましたが・・やっぱり監督
おいしいとこどりかな~。

オープニングのタイトルの入れ方とか見てると
奥田さんは日本じゃなくてバリバリ海外意識して
作ってるんだろうな~というのもわかりました。
特にヨーロッパ方面では支持されそう。

私には一作目より、さらに芸術的であったので
ついていけないところもありました・・
(というか、食事後だったので睡魔が少々)
が、いい映画だと思いましたよ。

撮影当時16才ながら小悪魔的ムードを漂わせていた
花鳥(伊藤麻里也)の挑戦的なまなざしが忘れられません!
遊女として売られたら、ほかに選ぶ道はないんですもんね・・
貧しい家庭に生まれた少女の宿命なのでしょうか。切ないけれど。

島流しを通して、それぞれの運命が変わる。
そんな様もよく描かれていました。













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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (あん)
2006-02-23 22:21:24
むこうの感謝祭はこっちのお盆とかお正月の様な大きな行事らしいですよ。見応え、聞き応えのある素敵な作品で板。Tb失礼します、遊びに来てね。
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そうなんですか~ (のら)
2006-02-24 08:45:20
奥さんと恋人の家族が会する・・

お互いいい気はしないだろうな~って

びっくりしたんですよね。

日本だったらありえないんじゃないかなと。



トラックバックありがとうございます~。
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遅ればせながらー (kino)
2006-03-05 00:19:10
遅ればせながらTBありがとうございました。

ストーリーはいまひとつ入り込めなかったけど、

2人の演技と歌はよかったですね。

アカデミー賞、どうなるかな?
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こちらこそ (のら(ぶんちょう))
2006-03-05 21:02:44
お忙しい中ありがとうございます~。

私も話的にはいまひとつ・・

二人の演技は良かったと思うんですが。



アカデミー賞いよいよですね~!
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リースがゲットしましたねっ♪ (紫の上)
2006-03-08 23:09:15
見終わった後はホアキンが主役で、リースが助演なのに、なぜ彼女が主演女優賞にノミネートかしら?と思ったけど、

あの「キューティ・ブロンド」の頃より、脱皮して、大人の女性を生き生きと、魅力的に演じ、凄い努力によって、歌をマスターして、聞かせてくれたリースはやはり、主演女優賞をゲットしても良かったかな?と思いました。

題名のとうり、“君にまっすぐ”なラブストーリーでした。

ホアキンの演技と歌も本当に素晴らしいと思いました。

駄目男の彼を見ると愛おしくて、涙が溢れてしまったデス。



作品的には「RAY/レイ」を超えることは出来なかったと思うけど、二人の熱演と歌声に拍手したい気持ちでいっぱいです♪
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リース良かったですよね~! (のら)
2006-03-08 23:36:49
「キューティ・ブロンド」ももちろん好きでしたが

ジューンは明るく振舞いながらも、

小さい頃からスターだっただけに

あることないこと言われて傷ついたんじゃないかと

特にあの時代はまだ離婚って罪悪とされたみたいなんで

リースの演技は素晴らしかったと思います。



ホアキンは見ててなんだか切なくなっちゃいましたね。

薬漬けになっちゃって。名声におぼれて

ダメなところもあるのかもしれない・・けど

ジューンへの想いはまっすぐだったんですよね。

ちょっと奥様の立場を考えるとどうなんかな~

なんて思っちゃいましたが。



前もご紹介した映画レビューのブログのまつさんが

ホアキン自身も兄(リバー・フェニックス)を

亡くした経験があると書かれていて

あ、そうだった!と思いましたよ。
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そうそう (紫の上)
2006-03-09 22:54:31
授賞式でのリースのスピーチ、とっても良かったですよねっ♪

主演男優賞を取れなかった、ホアキンにも気を使い、また、彼女の生き方をも、あの短い時間に述べて、濃い内容のスピーチだと思いました。可愛くて、頭の良い人だったんですねっ♪

そうそう、出演料があのジュリア・ロバーツを抜いて、トップになったとか聞きました。



ご紹介いただいた、まつさんのプログ、時々覗かせて頂いています。

素晴らしいレビューを書かれる方で、いつも感心して読ませてもらっています。

そうですね、リヴァー・フェニックスの事書いていましたねっ。

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そうなんですか~ (のら)
2006-03-10 09:47:11
私は残念ながらその様子を見ていないのですが

きっと素敵なスピーチだったんでしょうね。

聞いてみたいです♪

そうですね~出演料のトップになったみたいですね。

すごいです!!



まつさんのところは私も時々拝見してますよ~。

舌を巻くと言った感じですね~。

ひとつの作品にA面・B面というのもあったりして

興味深いです。
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