釣趣悠々 な日記

趣味の船釣りの釣行記と海水魚のアクアリウムの奮闘ブログです。

08/04/26 マルイカ釣り

2008年04月27日 | 釣行記(マルイカ)
今回はマルイカ釣りに行きます。

イカ釣りは、初心者のときにスルメイカ釣りでいやな出来事があって以来、気の進まない釣り物です。

その為、10年近く前にスルメイカ釣りを数回しただけで、ヤリイカやマルイカなどは、釣行経験がありません。

今回はみなの要望もあり、正直仕方なく・・・という気持ち。しかし、つり丸の特集記事などでよく紹介される、マルイカ釣りには多少興味があるのも正直なところ。複雑な心境での釣行となります。

釣行前日にスッテを買いに行くと、あるわ、あるわ・・・目移りしそうなくらい種類があります。

とりあえず、市販の直ブラ直結仕掛けを購入。
あとは、交換用にスッテをいくつか購入しました。おすすめのスッテや色があるようですが、今回は自分の好みで適当に購入しました。


釣行する船宿は、内房保田「国丸」さんにお世話になります。

参加者は、Hideさん、戎さん、Noriさん、私の4名です。でも、戎さん以外はマルイカ釣り経験が無い(戎さんも一度だけ)という、ちょっと心配なメンバーです。


「国丸」さんは人数限定乗合い(16名)で、事前予約の際に当日の釣り座も決めます(投入器のレンタルもこのときに依頼します)。
個人的には、すべての船宿が人数限定の座席指定になればいい、なんて思っています。


当日、私の家の近くに迎えにきてもらうと、ひでさんの車が到着。

でも、運転手はヒゲ面の男性・・・ひでさんと違うぞ!

とりあえず近づいてみると、車から戎さんが降りてきた、ってことは・・・えっ!!あのヒゲ面はひでさん!!!

朝の眠気が一瞬で吹き飛びました(笑)


集合時間はAM5:30(季節のより時間が変わるので確認要)ですが、私たちは少しはやめのAM5:00に到着。

その時には、他の釣り客の車は1台のみ。「もしかして空いてるの?」と思いましたが、集合時間が近づくにつれ、どんどん車が到着し、あっというまに駐車場が満杯に!

船に乗ると、釣り座はすべて埋まり満員状態です。

やっぱりマルイカは人気があるんですね~


私達の釣り座はミヨシ。Hideさん、Noriさんは右舷ミヨシ。私、戎さんは左舷ミヨシで釣りをします。




釣り座には、すでにバケツ(このスポンジは?)が置いてありました。


釣り座にはスッテを掛ける物が常設されています。


投入器と、忘れた歯ブラシも貸してもらいました。


定刻AM6:00出船し、釣り場の富浦~館山沖に向かいます。

出航直後に、船長からはきはきと丁寧なアナウンス。その際にバケツに入っていたスポンジの使い方も説明。どうやらイカが船内に墨を吐いたときに、墨が固まる前に洗い落として欲しい、ということで用意しているようです。

了解!しっかり洗いますよ~、って、初心者の私が墨で汚れるほど釣れるかな(笑)


今回使用する道具は、釣り竿:リーディングーXA73、リール:エアド100R、仕掛け:直結+直ブラ(直結3本、直ブラ3本)仕掛け、オモリ:40号(時期のよりオモリのサイズが変わるので確認要)。


30分程で釣り場に到着し、マルイカの群れを探して10分ほどクルージング。

群れを発見して、早速釣り開始。船長がタナのアナウンスを丁寧にしてくれます。


初心者の私は、つり丸に載っていた永田名人のコーナーを参考に多少アレンジ。

①仕掛けを底まで落とします。
②底から1mタナを切り、5秒ほど待ちます(スッテを底まで追っきたイカを狙う)
③指示ダナに仕掛けを移動し10秒ほどアタリを待つ
④軽くシャクって仕掛けを止めて10秒待つ
⑤シャクった分を落とし込み10秒待つ
⑥アタリが無ければ10m程巻き上げて、再度①から。
※①~⑥をふた周りして、アタリが無ければタタキ釣りをする

という流れで、終日通してみることにしました。

アタりの取り方については(つり丸参照)

アワせ◎:竿先が”フッ”と、わずかに変化・・・抱きついた瞬間(しっかりハリ掛りする)
アワセ○:竿先が”クン””ツン”と軽く反応・・・違和感に気づき逃げる寸前(触脚にハリ掛りすることが多い)
アワセ×:竿先をもっていかれる明確な反応・・・ハリに引っ掛かり逃げている(短い脚だけ釣れる)

を参考に、竿先の微妙な変化をひたすら待ってみます。


仕掛けを投入して、数秒待つと、いきなり”クン”と竿先がおじぎ。おおっ!一投目から!

しっかりアワせると、何かハリ掛りした感じ。

期待しつつ仕掛けを上げると、なんか・・・ちっちゃいイカだ。

取り込むと、マルイカではなく、極太マジック位のムギイカ(小型のスルメイカ)でした。ちっちゃ!

本命ではなく残念ですが、まずは第一号。早々の釣果にまずは一安心。

ムギイカをハリからはずし、「でも、まあ、小型なのでリリースするか・・・」などと考えていると、いつのまにかムギイカが私の手に張りついています。

「やばい!」

と思ったが、時すでに遅し。


私の手を「ガブリ!」


 「ぎゃっ!」・・・リリース却下(怒)

 
イカにかじられたくらいで・・・なんて思うでしょうが、イカの嘴は凶器です。おつまみで「干しとんび焼」というのがありますが、あれはイカの嘴。あれをみれば、どれだけすごい嘴を持っているか分かりますよ。


しばらくして、また”クン”と竿先がおじぎ。しっかりアワせると、重量感。

慎重に巻き上げると・・・今度は本命マルイカ!やりました!

初のマルイカを手に持ち、「へ~、マルイカってこんなに透明なんだ~」と観察していると。


「びゅ!」


水を掛けられました(怒) でも、墨じゃなくて良かった。


そして、また”クン”と竿先がおじぎ。しっかりアワせて巻き上げます。

数メートル巻くと”ズン”、”ズン”と二度、重量感!

巻き上げると、マルイカとムギイカ2杯の3点掛け。こいつは気分いいですね~!


しばらくして、釣り上げた写真をとってない事に気づきました。しかし、イカのアタリに集中しすぎてメンバーの状況も分かりません。

「これはいかん」とみんなに釣果を確認すると、戎さんが1杯釣った以外、のりさん、ひでさんは0杯。

たまたま、ひでさんが釣ったところを発見して、慌てて写真をとりました!


途中で、いままで釣った釣果を確認すると・・・あれっ!マルイカが減って、ムギイカが増えてる!?

よく見るとマルイカが赤く色を変えていました。そうか!これで別名アカイカなんだ。納得。

でも・・・よくよく見るとトータルの数が違う!?

どうやら、桶から飛び出して何杯か脱走したようだ。いくつか回収したが、1杯は排水口から逃げてしまったようです。戎さんなどは、良型のマルイカを逃がしてしまい、とても悔しそうでした。

常連さんが、樽に網を被せていた理由が、これで分かりました。


まあまあ反応が良い状態が、9時近くまで続きましたが、全長7mあるイカの仕掛けにもたついている間に、水面で2度イカをばらしたり、巻き上げ途中でバレてしまったり、アタリをきちんととれずに短い脚だけがスッテに、など数を伸ばすことが出来ません。

直結仕掛けはバレやすいので、ある程度は仕方がないのでしょうけど、脚だけあがってきた時は、ウネウネ動いている脚が「おまえなんかに釣られるかーー!バカー!」といわれているようで・・・(怒)

この時点での釣果は、私:4匹、戎さん2匹、Hideさん1匹、Noriさん0匹 という暗澹たる釣果。


この後、3時間はイカのやる気が低下。タタキ釣りをメインにしたり、スッテを交換したりと、対策してみますが、経験の少ない私達では、どうすることも出来ません。

「昨年、マルイカ釣りをした時には、もっと簡単だったけどな~」と戎さん。

よくよく聞いてみると、昨年はマルイカがもっと浅場に来ている時に釣ったそうだ。水深が浅いからアタリもとりやすいのだろうか?


昼頃になると、なかなか群れを見つけることが出来なくなり、クルージングしている時間が多くなります。

群れを発見すると、1投目でなにかしら反応が出るので、イカ自体のやる気はあるようですが、群れが小さいようで、1投目のチャンスを逃すとアタリが無くなり、すぐ移動&クルージングという状態です。

ここでようやくNoriさんにも初釣果!って、写真はありません。

この時間帯で、私達もポツポツと釣果を伸ばします。やっと写真を撮ってもらえました!



終了時間が迫ってきたときに、ようやく大きな群れを発見!他船も集結します。

投入すると、すぐにアタリが出ますが、アタリの割にマルイカゲット率は低い状態。

たとえば、「多点掛けした!」という感触があり、わくわくしながらあげてみるとマルイカ1杯のみ。しかし、スッテを回収すると、残り5本のスッテすべてに墨跡があるという感じです。


最後の流しを前に、マルイカにギブアップしたのりさんが、暇なので私が釣ったところを撮る。という事。

早速、仕掛けを指示ダナに落とします。


すると一発でアタリが!無事ハリ掛りさせましたよ!



ほい!無事に取り込みました!


うまく取れました!マルイカくんありがと~!とハリを外そうとすると・・・。


「びゅ!」


手に墨を掛けられました(怒) ああっ!?服にも・・・。家で洗濯しましたが、落ちませんでした。


最後の流しで、アタリをアワせると、グングンと引き込みます。いままでとはまったく違う反応です。

「魚!?」

と巻き上げるが、残念ながらバラシました。しかし、スッテ2本に脚が・・・どうやらイカのようだ。

すぐ横で、戎さんにも同様のアタリ。無事取り込むと良型のマルイカでした!私も釣りたかった~!


私達の釣果は(戎さん、Noriさんのムギイカ釣果はうら覚えです)

Hideさん:マルイカ7杯、ムギイカ0杯
戎さん  :マルイカ8杯、ムギイカ3杯
Noriさん:マルイカ5杯、ムギイカ3杯
私    :マルイカ11杯、ムギイカ3杯

船中釣果は:4~31杯でした

私は、なんとかツ抜けすることが出来ましたが、反応の良さを考えると納得のいく数字ではありません。

さらに浅場で釣れるようになったら、再トライしたいと思います。

それまでには・・・もうちょっと知識を習得しないとね。


今回、初めて利用した「国丸」さんは、アタリの船宿でした。今後も継続的に利用したいですね!



帰りは疲れた体を、ばんやの温泉で癒し、遅い昼食をとりました。やっぱり釣行後のお風呂は最高ですね!




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