「2083―ー欧州独立宣言」日本語版

グローバル極右界の「共産党宣言」、現代世界最大の奇書

2.14 ブレアの元側近「労働党は国土の多文化主義化のために大量移民を推奨」(p365~)

2012-11-20 21:20:35 | 現代欧州
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デイリー・メール2009年10月23日付


 附属画像・・・キリル文字の赤旗を掲げた労働者と「労働党は宣布す。多文化主義は天恵なり!イスラムは軈て強占を許可される。気に喰わぬ者はナチの燐子であり、狩猟の標的となる!思想犯罪は即座に通報せよ!」の文字列

 元首相顧問がこのほど、「右翼の反移民論者に屈辱を与えるために、労働党政府は国境を開放して大量移民に道を拓いた」と「多文化社会補完計画」の真名を暴露した。「多様性で右翼の鼻を明かしたかった」と政治上の動機が語られたのだ。
 暴露者は2000年代前半ブレア首相、ストロー外相、ブランケット内相に仕えたアンドリュー・ニーザー氏。ニーザーによると、移民規制の緩和が発表された時、閣僚たちは「労働者階級の票田」が崩れると批判した。そこで、ブレアらは経済上の利益や移民増加の必要性へと争点を微妙に換柱するよう促した。何と「陰謀論的」で「冷笑的」な推進理由だろう。
 イヴニング・スタンダード紙の中で、ニーザーは移民政策の分水嶺は2001年、内閣府の賢集殿(シンクタンク)である業績・技術革新部から移民政策関係の档案が出た時だと明かしている。ニーザーはバーバラ・ロッシュ移民相により発表された同档案の原案執筆に関与した。最終版では移民推進の理由は労働市場活性化とされたが、原案にはそれ以外の理由が記されていた。
 ニーザーによると、「移民推進の真名は英国を真の多文化主義国家に改造し、間接的に右翼の反移民論を無効化して時代遅れの存在にすることだった。原案にそう書かれているのを目撃した」
 この政策は点数制が導入された2008年2月まで継続した。政府の漏洩文書によると、その間に230万の移民が流入した。ストロー内相は最近の党首討論で、自党の移民政策が右派系の英国国民党の台頭に貢献したかもと懐疑した。
 ニーザーは「移民は英国を豊かにした。多文化コスモポリス倫敦ができたではないか」と移民政策を擁護して憚らない。ただ、ニーザーは日常を保守したい労働者階級が逃げ出すという一部閣僚の不安も十分に認識しており、「彼らはシェフィールドやサンダーランドの酒房では決して討論しないよう心掛けている。政府は今後もじっくり考慮して長期移民の潮流を巻き起こす所存だろう」と述べる。
 移民監視隊という賢集殿を率いるアンドリュー・グリーン議長はこう語る。「真名が暴露された。これは正に緋色の爆薬だ。労働党の破綻した移民政策は陰謀論でもあった。これを懐疑した民心は正しかった」
 超党派の「移民の均衡を求める会」を率いるフランク・フィールドとニコラス・ソームズ議長は語る。「英国の大地が真実と知っていることを暴露してくれたニーザー君に感謝する。移民政策の真名が公式に顕現したのはこれが初めてだから」
 内務省の代弁人は自負する。「点数制は大いなる進歩です。欧州域外からの移民を厳格に統制し、不法移民を雇った企業を罰せられるようになりました。翌年には電子国境制度が導入され、95%の出入国を監視できるようになります。英国の皆さんはこの移民統制を誇りに思ってください」
 その他の例も挙げよう。ロッシュ元移民相は、その後移民の請願を卑劣と非難したことを左翼団体に糾弾されたので、党内での信用回復に追われている。档案を起草したジョナサン・ポートはゴードン・ブラウンの演説起草者に出世した。労働党の首領たちは保守党のヘイグやハワードを人種主義者と呼んで争点を換柱しようとしている。
 2001年、ストロー内相が認めた档案の題名は「移民――経済・政治的分析」だ。薔薇色の未来図を描いたのはポートだ。档案にいわく「先住の英国人が移民で打撃を受けるようなことはない。移民の大多数は英国の平均賃金より多く稼いでいる以上、移民の経済的影響は正の方向へ作用することだろう。英国の民心は移民が自文化に好影響を与えているとみなしている」

 連盟注
 これについてニーザーは「移民反対の声を抑えて右翼に打撃を与えるのはあくまで二次目的だ。決して一次目的ではない。文脈が歪曲されている」と反論している。

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