「2083―ー欧州独立宣言」日本語版

グローバル極右界の「共産党宣言」、現代世界最大の奇書

2.99 米国自滅(p737~)

2013-01-28 21:31:53 | 米国
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フョードマン同志


 出典不明

 米安保政策研究所で、カロライン・グリックは「後米セカイ生存術」と称してこう論じた。

 米国は最早セカイの警官ではないことを、オバマは先週英仏やチェコ、トルコ、イラクの首脳に説いて回った。オバマは無選挙のサウジ王にお辞儀し、美国史に懺悔し、海軍を縮小して日本を中朝の下に晒し、ソ連の旧植民地国には「心配するな、ハッピーだぜ」と言って、東欧諸国を慈悲深きロシアの辣腕の下に差し出す。また、イランに媚態し、イスラエルとの対決の準備をし、美国史におけるイスラムの貢献を語る。オバマはセカイの侵略国に対峙しないことを誓ったのだ。ロシアも北朝鮮もパキスタンもイランもこれでは米国を警戒する名分を建てられまい。

 『預言者を知る』を記したイランの棄教者アリー・シーナーは、オバマに狂奔する集団をファッショに喩える。多少誇張があるが、確かにそうした集団は実在する。彼の経済政策は確かにマルクス的だ。僕はブッシュもあまり好きではなかったが、オバマのイスラム媚敵政策は「ジンミー」・カーターより醜悪だ。
 9・11から7年後、米国人はムスリムとして躾けられ、フセインという中間名を持つ者を大統領に選出した。オバマはイスラムが西洋史に果たした役割を肯定する。米国は今や唯我独尊の超大国というより敗北国だ。多勢を嫌悪する組織の一員を多数派が選出するのは米国が史上初だろう。
 米国は間もなく内政で手一杯になり、他国を援助できなくなるだろう。欧州人民も北米の庶民と付き合うのは特に構わないが、欧州と同じく多文化主義の伽藍の中にいるEU人材ならぬ美国人材からの救援を決して期待してはいけない。

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