託された想い

昨日からの大雨で今朝も引き続き荒れ気味の天気。
突如の豪雨・雷雨。そして突然の無風。
竜巻注意報なども出ていて、不気味さを感じます。

この後は一旦回復に向かうそうですが、午後から今度は雪を伴って荒れる予報。
吹雪という言葉も聞こえていて、少し警戒しています。

みなさまも天候の変化にはお気を付け下さい。


さて、今牧場には130を超える繁殖がいます。
その中で親子でめでたく繁殖入りしているのは9組。

大抵は1頭の母親に1頭の娘といった関係ですが、中には3頭も娘が帰って来ている孝行な血筋もいます。

今日は、牧場に代々続く血統の親子をご紹介。
只今縁があって同じ放牧地で過ごしています。

母ミモーゼ。


娘ベクルックス。


似てますか？

この血統はオカノブルーという、牧場にとってとても大切な繁殖の血をひいています。
オカノブルー自身は2005年の冬に30歳という大往生で旅立っていきました。

小さな写真しかありませんが、母のミモーゼはそっくりですよね。

そんな親子の縁ですが、放牧地で顔を合わせると…

お母さんの方は尻尾振って興奮気味。

そして、悲しくも娘を置いて仲良しのカンナと去っていきました。

同じ血を傍に好まないのが本能なのか、とシビアな動物の世界を勝手に想像したりします。

そんな親子ですが、こちらはベクルックスが生まれたての頃。

奇しくもオカノブルーが息を引き取った年に恵まれた命。

孫ミモーゼの初仔である曾孫ベクルックスの顔を見ずに旅立ったブルーも
今こうやって2頭が過ごしていることを天国で喜んでいることでしょう。

牧場所縁の血を、これからもどうか受け継いでくれますように。