足元の一歩から
小さなことからコツコツと…がモットーのはずなのですが,実際の毎日は?




さて,クラッチに引き続きLSDです。

前置きですが

ロードスターのLSDは,ユーノスロードスター時代に標準でビスカスLSD(グレードによってはオープンデフ),その後マツダロードスターになってトルセンLSDが装着されていました。私の乗っていた初代ロードスターもビスカスLSDでしたが,効きは非常にマイルドでした。

そして,NB4といわれるNB最終型になって「トルクセンシング式スーパーLSD」というLSDが装備されます。何がスーパーになったのかよくわからないのです(^^ゞ。ター坊はそのNB4時代の限定車なのですが,カタログを見ますとLSDは以前のトルセンLSDに戻っていました


旧型に戻るなんて…と不思議に思ったのですが,ター坊はエンジンのパワーアップに伴い駆動系の強化がなされています。LSDに関しては新型の「スーパー」よりも従来の「トルセンLSD」の方が入力許容量が大きかったため,敢えて「トルセンLSD」なのだそうです。
さらにはドライブシャフトのスプライン径も大きくされているようです。

トルセンLSDの効き具合はビスカスLSDに比べるととても強力で素人の私でも効きがわかりやすかったのですが,巷や雑誌に書かれている「スポーツ走行には機械式LSD!」この文言に以前から興味がありました。

しかし一方で機械式LSDは,通常の街乗りには異音の発生やタイヤの摩耗,燃費低下などデメリットも多数あると書いてあったので,交換に踏み切れずにいたのですが,「カーボンLSD」はその機械式のデメリットをかなり解消できるLSDであることを知り,交換を決めました。

が,ここで問題がひとつ出てきました。カーボンLSDはATS社が出しているのですが,そのマッチングリストを見ますとター坊には適合不可の文字が…



あらら…適合不可なんですか…


かなりがっかりだったのですが,あきらめるにせよ,なぜ不可なのか聞くだけ聞いてみようとATSの本社にメールをしてみました。

すると「ドライブシャフトの径が大きくなっているため,通常のロードスター用は適合しない」との返答でした。

しかし,メールはそれだけで終わりではありませんでした。

「S2000(HONDA)のものがそのまま流用できるという噂があるが,現物確認はしていない。もしよければデフを送ってもらい現物セッティングをさせてもらえないか」との内容が

もちろん断る理由などありません。車検入庫に合わせてセッティングをしてもらったのでした。結論としてカーボンLSDはターボ限定車にも装着可です。ただ,製品番号は通常ロードスターのものでもS2000のものでもないようなので,オリジナルのセットかもしれません。

もしターボ限定車で興味のある方は是非ATS社さんへ問い合わせをしてみてください。

…しかし,限定350台の車に乗っていて,且つこんなブログを見て,さらにカーボンLSDに興味を持っている人となると限りなく0に近いかもしれないんですけど

そんな車に快く現物セッティングをしてくださったATS社さんに改めて感謝です。


ありがとうございました。

で,肝心の装着後の使用感ですが,まだ慣らしが終わったばかりなのでその真価は体感できてないと思います。ですが,低速でもカーブであれば少しアクセルを踏むだけでLSDが効いているのがわかります。

ただ,LSDを効きの強いものにすると,その分タイヤの摩擦力などが強く発生するため,パワーを食われる結果になり軽量化したフライホイールなどを装着している場合は逆に乗りにくくなるんだとか。。。。(ラリー車などはわざと純正より重いフライホイールに交換する場合もあるみたいです)

その辺りは,またしばらくしてから装着感を報告してみたいと思います。






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