ロスアンゼルスの有名な美術館といえば、ここゲッティセンターです。
石油で大儲けしたゲッティさん(故人)という大富豪のコレクションが、数多く展示されております。
「ロスアンゼルスに来たら、ゲッティセンターは絶対行かなきゃ!
入場料が無料 だしね」
と旦那が言うので、おばあちゃんを空港に迎えにいった足で、そのままゲッティセンターに向かいました。
この美術館には5つのパビリオンがあり、絵画、彫刻、装飾家具といった沢山の美術品が展示されています。
また、丘の上に建てられているため、ロスアンゼルスの街並みが一望でき、絶景の眺めを楽しむこともできます。
美しい屋外庭園や噴水、もちろんカフェやショップもあるので、一日中いても飽きずに過ごせます。
「こんな立派な美術館をタダで見せてくれるなんて、ゲッティさんは太っ腹だね~」と私が言うと、
「この美術館のために、毎年遺産の何%かを使わなくちゃいけない決まりがあって、使うのも大変らしいよ。だったら駐車場代(←8ドル)もタダにしてくれればいいのに。。。」そう旦那はブツブツとぼやきました。
石油で一発当てて、美術品をごっそり収集し、死後立派な美術館を建てる。。。
なんかゲッティさん、すごいです~。
ケチンボな旦那とは大違い。
できるものなら、あやかりたい。。。
思わず、パビリオン内にあったゲッティさんの塑像に手をあわせ、
「宝くじが当たりますように」と願をかける私です。
さて、肝心のゲッティセンターですが、私のアートに対する審美眼が0なため、パビリオンをひとつ見た時点で、頭の芯がクラクラしてきました。
美術品はどれもとても見事なのですが、正直いって区別がつかず、おまけにパビリオン内で迷子になり、同じ所をグルグル回って疲れてしまいました。
「お。見て見て!この家具、すごいね~!」と私が驚きの声をあげても、
「え。。。?それ、さっき見たやつじゃん。。。」と旦那に呆れられたりする始末です。
でも、そう言う旦那も似たり寄ったり、退屈そうにアクビを連発しています。
おばあちゃんも長時間のフライトで疲れているらしく、目に光がありません。
チョロ子とホゲ子にいたっては、大声を上げて高価な美術品の間を走り回っています。
パビリオン内にいる警備の人も、苦笑いして私達を見ていました。
そそくさとパビリオンを出て、私達はセントラルガーデンといわれる屋外庭園へ向かいました。
広々として、綺麗に手入れをされた庭園を歩き回って、こちらの方がチョロ子もホゲ子も嬉しそうでした。
私達大人も、のんびりと散歩を楽しみました。
しかし、何と言ってもゲッティセンターで一番面白かったのは、駐車場から美術館に行く時に乗るトラム(無人電車)です。
ロスアンゼルスの景色を眺めながら、ゆっくりと丘を登ります。
ちょっとしたアトラクション並に楽しかったです。
って芸術にはまったく関係ないですけどね。。。(-3-;)