偏平足

里山の石神・石仏探訪

石仏118麻生山(山梨)

2007年12月12日 | 登山

麻生山(あそうさん) 六地蔵(ろくじぞう)

118_2  【データ】麻生山 1268メートル▼25000地図 大月、上野原、猪丸、七保(地図に山名なし。権現山の西のピーク)▼最寄駅 JR中央本線・猿橋駅▼登山口 山梨県大月市七保町駒宮▼石仏 駒宮集落の駒宮春日神社境内

1181  【案内】寺院の山門に立つ六体の丸彫り地蔵菩薩、いわゆる六地蔵は、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人界・天界の六道に苦しむ衆生を救う仏である。六体個々の名称や持物は出典により異なるが、江戸時代に纏められた『仏像図彙』では地持地蔵(数珠)、陀羅尼地蔵、宝性地蔵(合掌)、鶏亀地蔵(錫杖と宝珠)、法性地蔵(香炉)、法印地蔵(幢幡)が紹介されている(カッコ内は地蔵の持物と印)。この六地蔵、山梨県では破風屋根をつけた一石に六体を集合させた独特の形を造りだした。麻生山のふもとの駒宮にある六地蔵も屋根はないがこの形である。山梨独特の六地蔵、残念ながら持物まで刻んである例はほとんどなく、こけしのような地蔵を並べたものが多い。ところが駒宮にある六地蔵ははっきりしないものの、錫杖・宝珠・香炉・幡など、持物がかろうじて分るものがある。その意味で、風化が進んでいるが山梨形式の六地蔵では珍しいものといえる。

11821183 【独り言】ガソリンの高騰もあり、一人で気ままに車を走らせる身分ではなくなったこともあって、このところ電車利用の登山が増えました。丹沢や奥多摩や中央線沿線の山へはなるべく電車を利用するようにしています。しかし、駅から歩ける山だけでは山域が限られます。そこで頼りになるのはバス。麻生山へは、猿橋から浅川行きのバスを利用しました。乗客は私一人。満員だろうが一人だろうが、運転手は丁寧に乗客を運んでくれます。そのバスの時刻表も、インターネットで探し出せるようになってきました。ただ、どういうわけか富士急バスの大月周辺の時刻表は見つかりません。そこで私が利用しているのは、「JIROSANの山岳写真館」です。大月周辺の登山情報も載せているこのホームページは、写真の得意なご主人と絵の上手な奥様の二人三脚の山岳情報です。このところ忙しいようで、追加情報が少ないのが気がかりですが、バス時刻だけで十分役立っています。写真は駒宮で見つけた集落地図と駒宮春日神社。

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