偏平足

里山の石神・石仏探訪

石仏71 堂平山(埼玉)

2007年02月18日 | 登山

堂平山(どうだいらさん) 摩利支天(まりしてん)

71  【データ】堂平山 876メートル▼25000地図 安戸▼最寄駅 東武東上線、JR八高線・小川町駅▼登山口 埼玉県秩父郡東秩父村白石▼石仏 堂平山の南のピーク・剣が峰山頂

 【案内】護身・隠身・必勝などの祈願に霊験あるとされた摩利支天は、日蓮宗の行者を守護するというような組織的信仰もあったが、個人的に信仰された形跡が強い。日本三大摩利支天の一つ、加賀の宝泉寺の摩利支天は前田利家の信仰が始ま711 り。NHK大河ドラマ「風林火山」の山本勘助は、高野山で摩利支天を授かった、という設定だ。奥武蔵にある摩利支天も個人信仰の傾向が強く、堂平山の摩利支天塔(摩利支天・釼峯大神・大山祇命の三神塔)には二人の名前が刻まれていた。奥武蔵の飯能市長沢字風影集落の上にある摩利支天堂も個人が発起人となって建立した、新しい御堂=写真下=。

 

 【独り言】きのう、東京の赤坂でフキノトウを見ました。乃木坂のソニー・ミュージックの裏手にある小さな空き地で、ここは金網ヘンスに囲まれていて入れませんが、大きな木もあって都会のオアシス的な空間です。そこで見つけたフキノトウは花が咲き、まさに「トウが立つ」状態でした。ビルの谷間に大地の息吹を感じました。

 しかし、フキノトウは見るより味です。今年は堂平山の帰り、奥武蔵の都幾川村(現ときがわ町)の蕎麦屋で食べました。さすがに里山の蕎麦屋です、天ぷらの一品にフキノトウがついていました。口にひろがるほろ苦さは、まさに春をつげる味です。おまけにツバキノの花の天ぷらもありましたが、これは花弁の赤とオシベの黄色が見事でした。

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