Beautiful☆Life

ひとりごと

スピーカ

2006年06月08日 | 三流オーディオ
 先日ハードオフでスピーカを買ってみた。高さ50~60センチ、幅40センチ、奥行30センチ位だろうか、ONKYO製で2本で2,000円である。はっきり言って、置く場所など考えずに買ってしまった。いままで使っていたスピーカはソニーのミニコンポに付いてたやつで、とってもかわいらしいサイズなのでどうにでもなっていたのだが、今度のはそうはいかない。

 いままで使っていたソニーのスピーカは2WAYである。新しく買ったのはウーハが30センチ近くある3WAYである。スコーカはは16センチ位か、ツイータはドーム部が3センチくらいの小さなやつ。3WAYのスピーカの音をどうしても聴いてみたかったのである。帰って早速つなぎ変えて音を出してみた。ところが...まことにガッカリな音しか鳴らない。2,000円という値段はあまりにも安過ぎとは思っていたがこれほどまで酷いとは...

 よく調べてみると、このガッカリな音には理由があった。ツイータが鳴っていないのである。しかも左右とも。前オーナはどんな使い方をしたのか?もの凄い大きな入力で飛ばしたのだろうか?いろいろ考えても仕方がない。今、考えるべきはこの使えないゴミをどうするかと言うことである。

 取り敢えずツイータだけ箱から外してみた。リード線の腐食による断線というのは結構有る故障で、修理はいたって簡単、半田付けだけで済む。そんな簡単な故障で有って欲しいと願いながら取り出したユニットを眺めてみる。残念ながらリード線に問題は無い。テスタでユニット自体の抵抗を計ってみると無限大。つまりはユニット内の断線である。因みにスピーカの簡単なテストは抵抗レンジのテスタ棒を端子に当てるとカリカリという音がスピーカから出ることでも確認できる。もちろんこの断線したユニットからは何の音もしない。壊れたツイータを割ってボイスコイルの断線部分を補修するということも考えたが、簡単には割れそうにない。

 20年位前の話になるが、ボイスコイルの断線を修理したことがある。大きすぎる入力で断線したと思しきスピーカのボイスコイルはもの凄い高温に晒されたようで焼き入れした金属特有の脆い状態になっていて、そっと触れただけでボロボロと崩壊してしまった。その時は仕方がないので同径のエナメル線でボイスコイルを巻き直して修理した憶えがある。意外なことにその時は何事も無かったかのように元通りの音が出た。

 さて、過去の栄光はともかく、目の前にあるのはゴミである。全部ゴミにするか、ツイータだけゴミにするかを考えてみた。というか考えるまでもない。私は使えない物を使えるようにすることに無上の喜びを感じる変態なのである(変態といっても決して私は昆虫ではありません)。というわけで、ツイータを手に入れなければならない。私の強い見方はヤフオクである。早速探して入札。選定にはやはり取付サイズを重視した。手に入れたのはパイオニア製のツイータで電気的諸元は全く不明(おいおい、いいのかよ)。ただし取付ボルト穴のサイズはぴったり。値段は1,980円、送料1,000円、合計2,980円、北海道からわざわざ私のために旅をしてきた。因みに入れられていた段ボール箱は馬鈴薯(じゃがいも)の箱、さすが北海道だ。

 早速取り付けようと思ったが、適当な取付ボルトが手元に無かったのでホームセンターに。どうせなら格好良くヘキサゴンボルトを購入。帰宅後取り付けて音を出してみた。

 音出し...これがもうビックリ。さすがに3WAYである。分解能がいい、楽器が一つ一つ見えるのである。定位も悪くない。何よりも音に透明感がある。アンプのスピーカ切り換えスイッチで以前から使っていたスピーカに切り換えてみる。なんだかこもったような音で面白味が無い。ソニーのミニコンポ用のスピーカはバスレフ型であるのでなんだか音がぼやけて低音がだぶついている感じだ。再び新しいスピーカに切り換えてみる。こっちのスピーカは密閉型で音が締まって聞こえる。断然こっちのほうが良い。断っておくが絶対的価値観で評価している訳ではありません。三流オーディオファンの私なりの評価です。で、しばらく聴いているうちに...やはり純正のツイータじゃ無い上にメーカも違うのでバランスがイマイチかも知れないと思いはじめた。高域の音が強すぎるような気もする。

 でもねぇー、三流オーディオなんで、何の問題も無いわけよ。

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