勝ったつもりか？

　今回の衆議院議員総選挙のことである。民主党に投票したあなたに言いたい。「勝ったつもりか？」、あんた達の4年前の票は自民党に入っていたのを忘れたのか？つまり、その責任を無しにして勝ったつもりなのか？何に腹を立てて民主党に雪崩をうったのか私には理解できない。勝ち馬に乗ってることだけに満足していた、大本営の発表に喚起していた盲目の時代を忘れたのか。

　選挙を報道するMCが言った言葉に激怒した。「4年前の小泉郵政選挙で自民党に圧倒的な勝利をもたらした民意が今度は反対側に大きく振れたことに不安を覚える」と言ったのだ。お前が言うなと言いたい。おめぇ達マスコミの扇動に乗った馬鹿国民を揶揄しているに他ならない。「やっぱり馬鹿だった」と言われてるんだぞ、分からないのか。

　4年前の総選挙で私は野党に入れた。自民党が惨敗だった参議院選挙では生まれて初めて自民党に入れた。私はバランスだと思っている。馬鹿国民は何が望みなんだ。努力無しで楽しい生活がしたいのか？勘違いするな、そんな政治は民主党にも自民党にも出来はしない。だから小泉は「百年の計」と言ったのだ。四年で忘れたのか？

　大勝した民主党のコメントを聞いたか？どいつもこいつもみんな腰が引けてた。まさか国民が自分たちの根拠のない大風呂敷を信じるとは思ってもいなかったみたいだ。出来もしないマニュフェストを実行しなければならなくなってビビッている。

　否、実行できるかもしれないが弊害が必ずある。休日の高速道路の料金を千円均一にしたらフェリー会社が潰れた。変化を求めて政権交代を支持したつもりかもしれないが大きな変化には必ず副作用がある。保守派というのは守るべきものは守りながら世の中を良くしていこうという思想だ。これのどこが間違っているというのか。民主党の方針の無料にしたら何が起きるのだろう。こんな筈ではなかったとは決して言うなよ。

　例えば、毎日お菓子が食いたいクソガキが親の財布を自由に使えることになったとしよう。それでもそのガキは夕食時になったら「腹減った」と言う。母曰く「あんた達がお菓子を買ってお金が無いから夕食抜きよ」。さあ文句を言えクソガキ共。

　「部屋が狭いから新築の家を買いましょう」と大蔵省の母が言う。「えー、お金はどうするの？」と父が言う。「そうね、節約すれば何とかなるわ。計算はしてないけど」と母は応じる。更に母は言う「お父さんにはタバコとお酒は止めてもらうわ。会社での飲み会も減らしてね。それからご近所付き合いも程々にするわ。マジ計算はしてないけど」．．．

　そんな専業主婦は実在する．．．