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(since 17 AUG 2005) |
やっぱりね、でも時間がかかりすぎ
トラブル続きのボンバルディアですが、一部ではあるにせよ、やっと原因らしきものが見えてきました。
引用記事によると、全日空とボンバルディア社が共同プロジェクトチームを発足させたのは昨年の春のことらしいですね。
そんなに早くプロジェクトチームを発足させ、原因調査を始めていながら、油圧配管の接合不良からエア混入との“製造不良”を認めたのが、今年のこととは時間がかかりすぎてはいませんか?
今回のボンバルディア社の発表で、ある種のトラブルについてはその原因との因果関係が説明つきますが、Q400では他にも電気系統や与圧系統に爆弾を抱えていますので未だ安心とは言えません。
むしろ、「他の原因究明もこんなに悠長にやられるのか」と不安がつのります。
どうもボンバルディア社の認めた“製造不良”とは、その特定の機材に限定してるようにとれなくもないのですが、油圧配管接合部からの空気混入であれば、接合不良の程度・不良箇所の数に個体差があり、トラブルとして表れるまでに飛行サイクルのばらつきがある、悪い言葉ですが解り易く例えるなら導入した機体にあたりはずれがある、とも言えます。
これでは、Q400を運航している他の航空会社も穏やかではないでしょう。
ボンバルディア社は、どのような原因で接合不良が発生したのか、それはいつ頃からで、それに該当する機体製造番号はどれなのか、緊急回避的措置としてどのような点検を何サイクルを目処に実施すればよいのか、等など、お客様である航空会社に早急に示すべきでしょう。
ボンバルディアでは、製造ラインにおける接合不良が発生し得る問題を既に解決済みなのでしょうか。
部品サプライアも含め、製造ラインの品質管理( QC: Quority Control )やモニタリングに問題は無いのでしょうね。
完成検査体制に不備は無いでしょうね。これでもか、と言える Check Flight を行っているのでしょうね。
しっかり頼みますよ、きょう、いまこの時刻にもQ400は世界のどこかを飛んでいるのですから。
なおDHC-8( Dash 8 )には、40席クラスのQ100,Q200,50席クラスのQ300,70席クラスのQ400と大きく四つのシリーズがあります。
引用記事に“同じタイプの機体は世界で約八百機が運航”とありますが、これは4種類の Dash 8 全ての機体数でしょう。
引用記事の書き方だと、そうやらQ400に限った問題では無さそうにも思えます。
だとすると結構大問題ですよ。
それにしても、全日空さんもボンバルディア・エアロスペースさんも日々お忙しいのは解りますが、ちと時間がかかりすぎではありませんか。
時間をかける ≠ 多面的で徹底した完璧な調査、ですよ(少なくとも私はそう思います)。
全日空小型機 油圧系統に製造ミス (産経新聞) - goo ニュース
引用記事によると、全日空とボンバルディア社が共同プロジェクトチームを発足させたのは昨年の春のことらしいですね。
そんなに早くプロジェクトチームを発足させ、原因調査を始めていながら、油圧配管の接合不良からエア混入との“製造不良”を認めたのが、今年のこととは時間がかかりすぎてはいませんか?
今回のボンバルディア社の発表で、ある種のトラブルについてはその原因との因果関係が説明つきますが、Q400では他にも電気系統や与圧系統に爆弾を抱えていますので未だ安心とは言えません。
むしろ、「他の原因究明もこんなに悠長にやられるのか」と不安がつのります。
どうもボンバルディア社の認めた“製造不良”とは、その特定の機材に限定してるようにとれなくもないのですが、油圧配管接合部からの空気混入であれば、接合不良の程度・不良箇所の数に個体差があり、トラブルとして表れるまでに飛行サイクルのばらつきがある、悪い言葉ですが解り易く例えるなら導入した機体にあたりはずれがある、とも言えます。
これでは、Q400を運航している他の航空会社も穏やかではないでしょう。
ボンバルディア社は、どのような原因で接合不良が発生したのか、それはいつ頃からで、それに該当する機体製造番号はどれなのか、緊急回避的措置としてどのような点検を何サイクルを目処に実施すればよいのか、等など、お客様である航空会社に早急に示すべきでしょう。
ボンバルディアでは、製造ラインにおける接合不良が発生し得る問題を既に解決済みなのでしょうか。
部品サプライアも含め、製造ラインの品質管理( QC: Quority Control )やモニタリングに問題は無いのでしょうね。
完成検査体制に不備は無いでしょうね。これでもか、と言える Check Flight を行っているのでしょうね。
しっかり頼みますよ、きょう、いまこの時刻にもQ400は世界のどこかを飛んでいるのですから。
なおDHC-8( Dash 8 )には、40席クラスのQ100,Q200,50席クラスのQ300,70席クラスのQ400と大きく四つのシリーズがあります。
引用記事に“同じタイプの機体は世界で約八百機が運航”とありますが、これは4種類の Dash 8 全ての機体数でしょう。
引用記事の書き方だと、そうやらQ400に限った問題では無さそうにも思えます。
だとすると結構大問題ですよ。
それにしても、全日空さんもボンバルディア・エアロスペースさんも日々お忙しいのは解りますが、ちと時間がかかりすぎではありませんか。
時間をかける ≠ 多面的で徹底した完璧な調査、ですよ(少なくとも私はそう思います)。
全日空小型機 油圧系統に製造ミス (産経新聞) - goo ニュース
車輪格納トラブル 接合部から空気混入
全日空の小型旅客機ボンバルディアDHC8-Q400(最大七十四席)が昨年、車輪が格納できなくなり出発空港に引き返すトラブルを繰り返し起こしたのは、脚を動かすための油圧系統に製造段階でのミスがあり、空気の混入が原因だったことが二十八日、分かった。同じタイプの機体は世界で約八百機が運航、または運航予定で各国の航空会社に影響を与えそうだ。
トラブルを繰り返したのは全日空に納入された第一号機。同社とボンバルディア社(カナダ)が合同で設置したプロジェクトチームが調査していた。
他の同型機にも電気系統などが原因のトラブルが多く、今後、プロジェクトチームがさらに調べ、原因究明を図る方針。
問題の第一号機は昨年二月(大阪-松山)に主脚が、同年十月(大阪-高知)にはすべての車輪が、それぞれ出発直後に格納できなくなり、大阪空港に引き返した。いずれも油圧系統に混入した空気の影響で、油圧ポンプが故障したことが原因だった。
昨年春に発足したプロジェクトチームが十一月、油圧系統の配管から油を抜いて調べたところ、配管の接合部約二十カ所のすき間から空気が入る状態になっているのが見つかった。
ボンバルディア社は、このうち一カ所をカナダの本社に持ち帰って分析。今年に入って製造段階のミスだと分かった。
全日空は「今後のローカル路線の主力になる機種であり、きちんと調べてトラブルをなくしたい」と話している。
2006年 1月28日 (土) 16:16
Comment ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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他のトラブルについてもしっかり調べて欲しいところですね。
今までは“呪われているのか”とか“お祓い”とか非科学的な次元に突入しそうな感じでしたが、これでやっと足掛かりが出来たようですね。
Quantasもオーダー入れているQ400、しっかり調べて欲しいですね。