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(since 17 AUG 2005) |
どうもタイミングが…
DC10を退役前倒しに追い込んだ一因とされる JAZ058/12AUG FUKHNL のイレギュラー運航に関して、No.1 Engine High Pressure Turbine Blade 破損の原因が発表されたようです(引用記事参照)。
要は、 Pratt & Whitney JT9D-59A の整備基準に問題ありの可能性で、FAA を通して Pratt & Whitney 社へ詳細調査を依頼した、ということですね。
それにしても、この発表のタイミングが、DC10を(お題目はあるにせよ)経営側の一方的な都合でライン稼動終了前倒しした翌々日とは、少し出来すぎのように思うのは勘繰り過ぎでしょうか。
国交省あるいは同省航空局の某筋から日本航空に何らかの情報リークがあり、DC10を10月末でライン稼動終了させれば、結果報告の文言をあれこれして、発表も11月に入ってからのいついつに行なうから、とか。
どことなく(腐った)政治臭さが感じられます。
閑話休題、Pratt & Whitney は大丈夫ですかね。JT9D-59A だけでなく、一昨日に話題にした PW4000 シリーズについてもしっかりして欲しいのですが。
日航系機エンジン部品落下、検査間隔空き過ぎか (読売新聞) - goo ニュース
要は、 Pratt & Whitney JT9D-59A の整備基準に問題ありの可能性で、FAA を通して Pratt & Whitney 社へ詳細調査を依頼した、ということですね。
それにしても、この発表のタイミングが、DC10を(お題目はあるにせよ)経営側の一方的な都合でライン稼動終了前倒しした翌々日とは、少し出来すぎのように思うのは勘繰り過ぎでしょうか。
国交省あるいは同省航空局の某筋から日本航空に何らかの情報リークがあり、DC10を10月末でライン稼動終了させれば、結果報告の文言をあれこれして、発表も11月に入ってからのいついつに行なうから、とか。
どことなく(腐った)政治臭さが感じられます。
閑話休題、Pratt & Whitney は大丈夫ですかね。JT9D-59A だけでなく、一昨日に話題にした PW4000 シリーズについてもしっかりして欲しいのですが。
日航系機エンジン部品落下、検査間隔空き過ぎか (読売新聞) - goo ニュース
日本航空の子会社「JALウェイズ」のDC10型機が今年8月、福岡空港を離陸直後にエンジンの異常燃焼を起こし、大量の金属片が落下したトラブルは、高熱によってエンジン部品が腐食し、強度が低下して破損したためであることが、国土交通省などの調べでわかった。
4年前に起きた同型エンジンのトラブル後、日航は米エンジンメーカーの指示に基づいて定期検査を行っていたが、異常を発見できなかった。
このため国交省は、指示された検査間隔が長すぎて、不適切だった可能性もあると見て、米連邦航空局(FAA)を通じ、メーカー側にさらに詳しい調査を求めた。
トラブルが起きたのは米プラット・アンド・ホイットニー社の「JT9D型」エンジン。トラブルが起きたDC10型機のほか、ボーイング747型機やエアバスA300型機などに搭載可能で、世界各国の航空会社で採用されている。
日航ジャンボ機墜落事故からちょうど20年後に起きた福岡のトラブルは、エンジン内に6段あるタービンのうち2段目で発生。タービンの約100枚の羽根(ブレード)の一部が破断し、回転が乱れて異常燃焼が起きていた。
国交省がFAAを通じ、破損部品の精密検査をプラット社に行わせた結果、本来なら高熱に耐えるはずのニッケル合金製のブレードが、エンジン内の熱で劣化する腐食が急速に進んで強度が低下。離陸のためエンジンを最大推力にした時に、一気に破損していたことがわかった。
金属片が落下する同様のトラブルは、2001年6月、名古屋空港を離陸直後の日航DC10型機の同型エンジンでも発生している。この時も、高熱によるブレードの腐食が原因だった。このトラブル後、プラット社は日航に対し、2000~3000時間ごとに腐食検査を行うよう指示。日航は、通常のエンジンより大幅に間隔の短い2500飛行時間ごとに内視鏡で検査を行い、腐食が発生していないか確認していた。
しかし福岡でトラブルを起こしたエンジンは、昨年12月の定期検査では腐食が見つからず、次の検査まであと200時間を残す約2300飛行時間でトラブルが起きた。国交省は、腐食のスピードはプラット社の想定よりも速く、同社の設定した検査は間隔をあけすぎたと見ている。
このため、国交省では、検査の間隔の短縮を指示。日航では、同型エンジンを搭載しているボーイング747型機11機は、腐食検査を1250飛行時間に1回の間隔で行っており、部品の腐食が見つかれば、新しい部品を取り付けた別のエンジンに替えている。
2005年11月 2日 (水) 14:31
Comment ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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会社側に対してどう思うかと人それぞれあるとは思うのですが、いずれにしてもメーカー側にも一緒になってもらわないといけない、というところでしょう。
コメントおよびトラバをありがとうございました。
トラバの記事を拝読しました。昨日もPW4000シリーズにトラブルが発生していたとは....。787呑んで早々に床についたオヤジには全然気付きませんでした(苦笑)。
それにしても、頻発してますね、Pratt & Whitney のトラブル。双発機にとっては大問題です。
運航サイクルや気候などが異なるので同じ土俵では比較できないかもしれませんが、国外のエアラインではP&W搭載のトリプルは大丈夫なのでしょうか。ここはPratt & Whitneyを巻き込んで徹底的に調査して欲しいものです。
それにしても、トラブルが発生しているのって全てNo.1 Engineですね。何か(トリプルの)システム的な要因がトリガにもなっているのでしょうか。