BLUESブログ2

BLUES関係のブログ2

紙の縦書き vs 電子の横書き

2011年08月10日 | Weblog
私は今、タイにいる
タイに来る時に、日経新聞の電子版を申し込んできた。
だから、タイにいながらにして、日本の経済紙の最新情報を読むことができる。
むしろ、パソコンで読むだけではなく、iPhoneでも記事が読めるので
便利なはずである。

ところが、実際はそうとは言えないのが現状だ。

私は仕事柄、一日中、パソコンの画面を見ている。
家でもパソコンを使っている時間が長い。
つまり四六時中、デジタル漬けである。
デジタル漬けは嫌いではないが、デジタルは便利な反面、人間の直感に
うったえるものが少ないと、常日頃、思っている。

趣味でPhotoshopを使ってデジカメの画像を編集していても、そうだ。
結局のところ、味のある写真に仕上げるためには、ギラギラしたデジタルの
画像の表面に、ノイズフィルターを施し表面をざらつかせたり、わざと色調トーンを
落としたりして画像全体のイメージを落ち着かせたりしている。
つまり、デジタルのデータを、デジタルのツールを使ってアナログ風にしているのである。

この事は、日経新聞電子版を読んでいて、毎日痛感している。
日経新聞電子版を契約すると、Webベースの横文字の記事を読めるようになる。
さらに日本で発売されている紙の日経新聞と同じレイアウトで読めるサービスもある。

いつも私はその紙と同じレイアウトで読めるほうで、日経新聞をパソコンで読んでいる。
理由は、横文字で記事を読むと、つまらないからである。

横文字の記事は、どれも同じフォントで書かれてあり、新聞全体を通じて、見出しの
強弱が無いので、どれが重要な記事で、どれが重要でない記事か、判別しづらいからである。
紙の新聞の場合、記事の見出しの大きさや、記事そのものの枠の大小によって、
記事の重要度が判別できるが、横文字のWebベースの記事だと、それがわかりづらい。

さらに、横文字の記事は、例えば1000文字程度の記事を読んでいると、途中で
飽きてしまう。
それに引き換え、紙の新聞は、縦に文字が書かれてあり、12文字で改行され、段組されて
いるので、文字を追いやすい。

おそらく、この段組という仕組みが、読者に文章を読むことを飽きさせずにいることが
できるのだろうと思う。

結論としては、私は日々デジタル漬けになっているが、実はアナログに飢えていると
いうことかなぁ、、、。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿