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ブログタイトルを変更しましたが特に意味はありません。

“M u m b a i” GINZA-TOKYO

2009年12月31日 05時05分16秒 | CURRY-インド系








29日は仕事納めの日。午前中一杯まで原稿を執筆し、夕刻、年明けの旅行に向けて我が姉に手配してもらったホテルのバウチャーを受け取りに銀座へ。

銀座とくればカレーである。『DELHI』は兄弟共々頻繁に利用しているので、この日はシネパトスそばの『ムンバイ』で遅めのランチを摂りがてら(ムンバイは17:00までがランチタイム)、書類を受け取ることにした。

日頃頻繁に仕事で訪れる銀座も、私用かつ私服で訪れると妙な心許なさを感じる。足下がスースーして全身隙だらけの無防備状態。女装をして街へ出たときのような足下の心許なさ、と言ったらお分かりいただけるだろう(お分かりいただけねえって)。

さて、『ムンバイ』だが、17:00近い時間ということもあって女性の先客が1人のみとがら空きに近い状態。外は完全に夜の帳が降りて真っ暗にもかかわらず、ランチが喰えるのだからこれほどありがたいことはない。

ランチメニューは9種類とかなり豊富だ。

A.日替わりカレー          ¥900
B.シェフの気まぐれカレー      ¥900
C.チキンカレー           ¥900
D.エビとマッシュルームカレー    ¥900
E.野菜カレー            ¥900
F.マトンカレー           ¥900
G.レディースカレーセット      ¥1,000
H.2種類のカレー&バーベキューセット ¥1,280
I.インドのお粥セット        ¥1,000

せっかくの初訪店ということで、2種類のカレーが喰える「2種類のカレー&バーベキューセット」にすることにした。カレーはマトンと日替わり(ナスと挽肉のカレー)をチョイス。辛さ指定が可能とのことで両方のカレーをMAXのホットで。もちろんいつものようにナンを外してライスのみにしてもらった。

待つことしばしで愛しきカレーがやってきた。いい色合いのカレーだ。香ばしい匂いを立てているタンドリーチキンとシークカバグもたまらない。さっそくいただくことにしよう。まずはマトンから一口――
おお、これは美味い。酸味が効いていて突き抜けるような辛さと欧風カレーのような深いコク。長野のお気に入り店の一つ、茅野市の『モティ・マハール』のマトンカレーを彷彿とさせる味だ。かなり好みの味だが、いつもの悪いクセで辛くしすぎたせいか、なんとなくこのカレー本来の味のバランスを壊してしまっている気がしてならない。ぜひ、次回はノーマルで味わってみたいと思う。

一方、挽肉とナスの日替わりカレーは、もともとマイルドなせいか辛さの増強が適度なアクセントとなって現れ、塩梅いいスパイシー感を生み出している。マトンカレーとは対照的に酸味が抑えられた素直な味。実はこうした味のカレーが一番好きだったりする。マトンとはまったく味の方向性が異なるため、交互に食べると味わいに変化が生まれてなかなかに楽しい。この組み合わせは大正解だったようだ。

カレーもさることながら、個人的に当たりだと思ったのはタンドリーチキン。タンドリーソースに工夫があるのか、タンドリー釜で炙られつつも、適度に脂が残った胸肉は意外にもジューシーだ。香ばしさの方も申し分なく、久々に美味いタンドリーチキンを喰わせてもらった。さすが「インド大使館御用達」のコピーは伊達じゃないぜ。

マトンカレーが相当な辛さだっただけに、完食後のマンゴーラッシーの美味さと言ったらなかった。年の瀬のインドカレー。もしかしたら2009年最後の店カレーとなるかもしれない。今年もおかげさまで忙しい1年だったが、その活力の源となってくれたのはやっぱりカレーだった。お世話になったクライアントの方々に深く心底から感謝すると共に、自分の仕事を支えてくれたカレーにも感謝せねばなるまい。

ということでお世話になったみなさま。今年も本当にお世話になりました。まずは良いお年を。そしてゆっくりと骨を休めてください。それと、余計かもしれませんが、おせちもいいけどカレーもね。


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