~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

~『レイチェル・カーソンの感性の森』/『四つのいのち』~

2011-06-01 22:44:46 | 映画【ヨーロッパ】


大阪では十三の第七藝術劇場で上映されている中編映画2本。

①『レイチェル・カーソンの感性の森』 (上映時間:55分)


 『レイチェル・カーソンの感性の森』:公式サイト

1962年に発表した著書『沈黙の春』で化学物質の危険性をいち早く訴え、
世界中に環境保護運動を巻き起こした
アメリカの生物学者レイチェル・カーソンの遺作『センス・オブ・ワンダー』を映画化。
レイチェル・カーソンが余生をおくったメイン州の海岸と森を舞台に
豊かな自然と触れ合いながら過ごした日々をドキュメンタリータッチで描く。

“感性の森”というタイトルからアート的な見せ方をしてくれるのかと期待したのですが、
カーソン役の女優さんの長台詞だけで進行する展開でした。
長回しだったのでカット割りも2・3回しかなかったような・・・。
とにかく眠たかったな・・・。
元々、戯曲なんだし、別に映画化しなくても舞台で充分だったのでは?
それに邦題は“感性”ではなく“環境”にしたほうが良かった気もしましたよ~。


②『四つのいのち』 (上映時間:88分)

 『四つのいのち』:公式サイト

南イタリア・カラブリア州の山村を舞台に
人間・動物・植物・炭という4つの命を通して、全ての生命のつながりを描き出す映像詩。
セリフやナレーションを廃し、長回しで美しい自然を映し出した作品。
第63回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品作品。

これはホントに台詞がなくて、生活音や草が揺らぐ音、虫がうごめく音、ヤギの鈴の音など
音だけで紡がれている映像が淡々と映しだされているだけなんだけど、
全く眠たくならなかったの。
まるで、ヒーリング音楽を映像化した感じだったな。
自然界はこういう音で成り立っているんだなと感じたよ。
観ていて癒された作品でしたよ。(*^-^*


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