~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

◆『SAMURAI 7』◆

2009-03-21 20:20:23 | 〔MK〕


  STAGE /『SAMURAI 7』 (概要・あらすじ)

人生のいくさ

黒澤明監督の映画『七人の侍』をSF風?にアレンジしているアニメ『SAMURAI 7』の舞台化。
髪型や服装、小道具などに時代考証は意識せず独自の世界観を構築しています。
髪型で言えば、チョンマゲ姿の侍がいなくて、金髪の侍もいる。
侍というよりも剣士みたいな感じで現代的でした。
(カンベエ役の加藤雅也はなぜか長髪のウィッグ?エクステ?でした。。。)

SAMURAI役の7人の俳優は19歳~45歳で45歳の加藤雅也は最年長。
最年少の19歳の俳優の実父(43歳)よりも2歳年上だったそうです。^^
20代ぐらいの出演者が多いし、観客の声援も若い声。
若者向けの舞台なのでしょうね。

加藤雅也はこの公演の2ヵ月前の初舞台『友情~』では台詞をとちっていたし、
滑舌もイマイチで名ばかりの主役?のようにも感じてしまったけど、

 *『友情 秋桜のバラード Friendship』* ※ネタバレ有

『SAMURAI 7』では重厚感のある発声が見事で主役としての風格も備わっていました。
若い出演者達と比べると動きに機敏さが少し欠ける気はするのですが、
立ち回り場面が多いカンベエを演じきっていました。

鋭く見据える目ヂカラで剣さばきをしている雅也を見ていると、
彼は闘う男(アクションシーン)を演じてこそ輝く俳優なのだと改めて思いました。
 
それと憂いのある表情も良かったです。


レイザーラモンHGではなく、
本名で出演しているキクチヨ役の住谷正樹は
 
多少クサイ芝居?ながらも滑舌はとても良くて、
味のある豪快な演技は存在感ありました。

キララ役の水野絵梨奈の健気な姿も印象的。

表情豊かで声が通っていて堂々と演じているのが良かったです。

 人が人として正しく生きるには、人生という戦を闘っている
それは今の時代にも通じるスピリッツ(永遠のテーマ)なのでしょうね。


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