~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

■『テケテケ』■ ※ネタバレ有

2013-03-30 22:11:29 | 映画【日本】


  『テケテケ』:公式サイト

ケンカ

女子高生の可奈〔大島優子〕の友達の綾花が下半身のない死体で発見され、
可奈は従姉である女子大生の理絵と共に
テケテケ(下半身を欠損した人間の姿をした妖怪についての都市伝説)を探っていくホラー。

私は“テケテケ伝説”については初めて知りました。
実際にある妖怪伝説みたいですね。

 “テケテケ伝説”について詳しくはコチラ

 テケテケ – Wikipedia

妖怪伝説にまつわるホラーの場合
 ①妖怪そのものを描く非現実な設定にするか?
 ②妖怪伝説をなぞった犯罪モノとして描くか?
分かれるような気もするんだけど、
この作品は①なので、いささかアニメチックでした。。。
まっ、観客を別世界へいざなう映画は①でOKな感じはしますね。
逆に、視聴者に歩み寄っていくドラマは現実的にもっていく②が多い感じ。

2009年の作品なのでヒロイン役の大島優子は撮影当時20歳前後だったけど、
セーラー服が普通に似合っていて女子高生役を演じても違和感なかったです。
ただ、彼女は子役出身のわりには演技はそれ程ではない気もする・・・。
(ファンの方、すいません。m(_ _)m )
泣く場面も涙が出ていなくて声のみ?だったし・・・。
友人が殺害されて学校で警察に聴取される場面や
綾花が殺害されるのを目の当たりにしたトラウマから引きこもっておびえる場面とかは
頑張って役に入っている感じはしたんだけどね。
彼女は月9の時に滑舌が悪いと言われていたけど、
A〇B曲でセンターを競い合っていた元メンバー女優に比べると
言葉は聴きとれるのでまだマシな気もした。
大島さんはA〇Bの中では演技はいけるほうなのかもしれない。

テケテケは痛ましい事件から“赤”を嫌う妖怪なので、
可奈も“赤”におびえるようになってしまったんだけど、
女子なので生理の時はどうなっちゃうんだろう・・・?
その時点で半狂乱になって・・・になりそうな気もするから、
可奈が1年も生きてこれたのが不思議だわ。。。

まっ、男性が描くとそういうデリケートな面には気が回らないだろうけど、
むしろ、女性が描いたら違う物語になったかもしれないですね。
描く視点によって変わってきそうなホラー作品でした。
 


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