旅の平安
京劇を取り入れているところが中国映画の趣きがありますね。
『三国志』の影絵の場面も良かったし、
□『三国志』□ ※ネタバレ少々
物語の本筋ではないけど芸術が感じられる演出は好きなんですよ。
パン役のジェット・リー
今まではどちらかと言うと細身の印象でしたが、
このパン役は恰幅良かったですね。
(もしかしたら、役作りの為に体重増やしたのかしら?)
多くを語らなくても存在感はありました☆
アルフ役のアンディ・ラウ
キリッとしているけど、
妻といる時の優しい笑顔には母性本能くすぐられました♪
ウーヤン役の金城武
若いがゆえに
不穏な状況に動じてしまう姿がいたいけでした・・・。
リィエン役のシュー・ジンレイ
寂しげと言うか儚げな雰囲気の女優さんですね。
(日本の女優さんに例えるならば和久井映見や桜井幸子みたいな感じなのかしら?)
この作品ではアンディ・ラウの妻役、『新宿インシデント』では加藤雅也の妻役。
『新宿インシデント』・・・ ※ネタバレ有
(私と同年代のシュー・ジンレイ、私が好きな俳優さんの相手役を演じていて羨ましいなぁ~。)
中国の歴史に詳しくない私にとっては物語の細部が理解しにくかったので、
戦闘場面のインパクトが強すぎるだけで
登場人物個々の葛藤が感じ取れなかったな・・・。
ラストはやるせなかったです・・・。
結局、パン・アルフ・ウーヤンは
”投名状”に何の価値を見い出そうとしていたのだろうか?
P.S.
エンドロールの日本語主題歌のパワフルな歌声はチョットね。。。
余韻にこだわる私は静かに終わるエンドロールのほうが好きです。
それぞれが信じる道が少しずつ違ってしまったのが悲劇の始まりでしたね。
私はウーヤン以外は投名状に拘っていなかったように見えました。実際劇中でも少なくともパンは投名状ではなく2人を信じるとナレーションがついていましたしね。
ちなみにエンドロールは評判悪いですよね。基本的に中国の映画ですから、何故それに日本版エンディングをつけるのか理解できません…。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
結局、パン・アルフにとって“投名状”は
義兄弟の契りを結ぶキッカケにすぎなかったのかもしれないですね。
ウーヤンは若いがゆえに“投名状”の文言に従順になってしまったのかもしれないですね。
最近は海外映画に日本の歌手の主題歌をつけるパターンが多いですよね。
日本の観客受けを意識しての事なんでしょうけど、
本編の余韻に合っていない事が多いですよね・・・。
凄く迫力のある映像に、
役者もいい演技をしていたのに、
たかが十数分をカットしたが為に感情面で、薄い感じになってしまいました
この頃多い日本人の主題歌は、やはり商業的なもので、
映画ファンのためではないと思います
トラックバック&コメントありがとうです。(*^-^*
やはり、上映時間2時間を超える作品は上映回数が少なくなってしまうので、
カットしてしまうのかもしれないですね。。。
>この頃多い日本人の主題歌は、やはり商業的なもので、
映画ファンのためではないと思います
きっと、大人の事情?があるのでしょうね・・・。
まっ、主題歌が物語に合っていれば良いんですけど、
海外映画の原語の余韻に日本語の歌声というのはミスマッチに感じてしまいます。。。
P.S.
あっ、それと最近は金曜日公開の映画が多いですよね。。。
私はとても楽しみにしている映画は初日に観に行く主義!なので、
金曜日だと会社帰りになってしまい、
上映時間のタイミングが合わない時もあるので困っちゃいます。。。
戦闘場面はリアルな感じで迫力ありましたよね。それぞれのシーンで役者さんたちの魅力が感じられました。
投名状、一番若いウーヤンが一番素直に受け取っていたのだと思います。パンは劇中で投名状よりもこの二人だから、みたいなこといってましたし。
エンドロールの日本主題歌はやっぱり違和感あります。最後の音まで含めて映画音楽だと思うし、せっかく香港電影金像奨の音楽賞もとったのだから、やはりオリジナルで締めくくりたいと思うのが映画ファンではないでしょうか。
インターナショナル版もピーター・チャン監督が自ら編集したらしいのですが、オリジナルと比べるとどうしてもカットした部分に無理が出てしまいますよね。同じ漢字圏なんだから、無理してインターナショナル版にしなくても、と思ってしまいます。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
役者さんそれぞれの持ち味を活かした戦闘場面は迫力に満ちていましたね☆
結局、パン・アルフにとって“投名状”は
義兄弟の契りを結ぶキッカケという認識だったのかもしれないけど、
若いウーヤンにとっては “投名状”に忠実になる事が
何よりも大切だと一途に信じ込んでいたのかもしれないですね。
本国の映画賞で数多くの賞を受賞し、作品の質が認められているので、
オリジナル版のまま日本公開してほしかったですね。
そこに描かれる人間模様について理解するのは難しいかもしれませんね。
話自体は、中国では知らない人はいないくらい有名な事件です。
たとえて言うなら、日本人にとっての坂本竜馬暗殺事件くらい、有名で謎が多い。
一般の映画ファンよりも、プロの批評家の評論を多くお読みになると、この作品の本当の価値を理解できると思います。
ちょっと難しかったな・・・と通り過ぎるには、もったいない作品だと思います。
コメントありがとうございました。(*^-^*
中国では有名な事件を題材にしているのですね。
>一般の映画ファンよりも、プロの批評家の評論を多くお読みになると、この作品の本当の価値を理解できると思います。
仰る事はわかるのですが、
私は中国の歴史に格別の関心があるわけでもないですし、
それに、批評家の評論は好きではないんですよ・・・。
確かに、特定分野の知識が深い評論家もいるだろうから勉強になるかもしれないけど
給料をもらって仕事の一環としてコメントする評論家は
時に宣伝めいた感想になりがちですので・・・。
「映画が大好きだから、観たい。」
そういう純粋な気持ちでお金を使い時間を調整して映画を観ている
一般の映画ファンの素直な感想のほうが信頼出来るし大切にしたいのです。
ただ、せっかくお金と時間をやりくりして映画を観るなら、
そこから発せられるメッセージを、精一杯アンテナを伸ばしてできる限り受け止めたいし、
理解できるギリギリまで理解できるよう、自分の知識や感性を磨いておきたい。
私はそう思っています。
同じ作品を観ても10のメッセージを9受け止められるのと、
3しか受け止められないのでは、6も損するのです。
「素直な感想のほうが信頼できる」というのは、ほんとうかなぁ?と思ってしまうのですが・・・。
まあでも、映画の楽しみ方なんて、人それぞれ、
作品によっても、楽しみ方は違いますよね。
失礼いたしました^^
そこまでこの作品に思い入れがあるのでしたらこの作品を絶賛されている方達と語り合うか
ご自身がブログをされているのであれば
ご自身のブログでこの作品の素晴らしさを伝えれば良いだけ事だと思います。
>同じ作品を観ても10のメッセージを9受け止められるのと、
3しか受け止められないのでは、6も損するのです。
損しようが得しようが私が映画を観て感じた事をブログに綴りたいだけです。
自分が作品を観てその作品に惹かれる部分があればプラスαの知識を得る努力もしますが、
私的にはこの作品にはそういった魅力を感じなかったのです。
>「素直な感想のほうが信頼できる」というのは、ほんとうかなぁ?と思ってしまうのですが・・・。
そういう風に上げ足とられるのは
私の考え方や感じ方を否定されているみたいで不愉快です。