正直言って、私的には納得いかない点が2つあったなぁ~。
◆ 最初は新吉〔尾上菊之助〕のほうが豊志賀〔黒木瞳〕を恋い慕っていたと思うんだけど、
結局は豊志賀が新吉を溺愛する気持ちが増幅していった・・・。
そういう恋愛の流れもアリだとは思うし、
年上女という負い目から若い女:お久〔井上真央〕に嫉妬するのもわかる気もするんだけど、
なんだか愛されない(愛された事がない)女が必死に男に縋りついている感じで・・・
恋愛している時の女心は不安で揺れ動いていたりするけど、
女は男の愛情の方が大きい(男に愛されている)と気付くと
表面的にはもう少し余裕のある態度を見せると思うんだけどな。
(少し気持ちが強くなれると言うか強がることが出来ると言うか・・・。)
女の情念を描きだしたかったのかもしれないけど、
なんとなく豊志賀の恋愛心理がしっくりこなかったなぁ・・・。
◆ 前半:新吉がお久を殺した後、死体の件がおざなりのままの物語運びだったのに、
中盤:いきなり血のついた凶器の草刈鎌を見せられてもピンとこなかったなぁ~。
しかしながら、
ひたひた・・じわり・・・ドーン!
とくるような恐怖感を煽る中田節演出はさすがに上手かったです。(*^-^*
それと、水に艶があり、水温が伝わってくるような質感は
『雨月物語』〔1953年:日本映画、溝口健二監督〕を思い起こしました。
焦点を中央に据えた構図は歌舞伎の舞台ぽい印象ですね。
月明かり、射しこむ木漏れ日は日本情緒の趣があって耽美でした。(*^-^*
新吉役:尾上菊之助は横顔が実母の富司純子にソックリですね。(@o@)
くりっとした童顔(女顔)+色っぽさが松本潤にも少し似ている気もしました。
シャープさに欠けるけど、古き良き時代の名優のような気品があるように観受けました。
女優陣ではお賤:瀬戸朝香が良かったです。
一見、裏ぶれた悪女っぽく見えるけど、鯔背な面もある女性像を
仕草や台詞回しで小気味良く演じていて出番は少ないながらも存在感ありました。
彼女は“華やかな女優”というよりも
“良い演技者(表現者)”になってきている感じがします。(*^-^*
P.S.3人の女優さん達の5・6年前の出演作☆
≪一瀬隆重プロデュース作≫
瀬戸朝香『バレット・オブ・ラブ』〔香港映画、アンドリュー・ラウ監督〕ヒロイン
≪中田秀夫監督作≫
麻生久美子『ラストシーン』ヒロイン
黒木瞳『仄暗い水の底から』主演
この3人の女優さんは5・6年前に一瀬隆重プロデュース作や中田秀夫監督作の映画に出演していますね。
井上真央と木村多江は一瀬隆重プロデュース作や中田秀夫監督作の映画は初めてのようだけど、
木村多江はドラマ『リング~最終章~』『らせん』〔1999年〕で貞子役を演じているし、
中田秀夫演出で今年春に放送されたBSドラマ『怪奇大作戦』にゲスト出演。
一瀬組・中田組にゆかりのある女優で安定性をはかり、
クルクル変わる瞳の表情が魅力の旬の若手女優☆井上真央で新風を取り入れた感じなのかな?
◆ 最初は新吉〔尾上菊之助〕のほうが豊志賀〔黒木瞳〕を恋い慕っていたと思うんだけど、
結局は豊志賀が新吉を溺愛する気持ちが増幅していった・・・。
そういう恋愛の流れもアリだとは思うし、
年上女という負い目から若い女:お久〔井上真央〕に嫉妬するのもわかる気もするんだけど、
なんだか愛されない(愛された事がない)女が必死に男に縋りついている感じで・・・
恋愛している時の女心は不安で揺れ動いていたりするけど、
女は男の愛情の方が大きい(男に愛されている)と気付くと
表面的にはもう少し余裕のある態度を見せると思うんだけどな。
(少し気持ちが強くなれると言うか強がることが出来ると言うか・・・。)
女の情念を描きだしたかったのかもしれないけど、
なんとなく豊志賀の恋愛心理がしっくりこなかったなぁ・・・。
◆ 前半:新吉がお久を殺した後、死体の件がおざなりのままの物語運びだったのに、
中盤:いきなり血のついた凶器の草刈鎌を見せられてもピンとこなかったなぁ~。
しかしながら、
ひたひた・・じわり・・・ドーン!
とくるような恐怖感を煽る中田節演出はさすがに上手かったです。(*^-^*
それと、水に艶があり、水温が伝わってくるような質感は
『雨月物語』〔1953年:日本映画、溝口健二監督〕を思い起こしました。
焦点を中央に据えた構図は歌舞伎の舞台ぽい印象ですね。
月明かり、射しこむ木漏れ日は日本情緒の趣があって耽美でした。(*^-^*
新吉役:尾上菊之助は横顔が実母の富司純子にソックリですね。(@o@)
くりっとした童顔(女顔)+色っぽさが松本潤にも少し似ている気もしました。
シャープさに欠けるけど、古き良き時代の名優のような気品があるように観受けました。
女優陣ではお賤:瀬戸朝香が良かったです。
一見、裏ぶれた悪女っぽく見えるけど、鯔背な面もある女性像を
仕草や台詞回しで小気味良く演じていて出番は少ないながらも存在感ありました。
彼女は“華やかな女優”というよりも
“良い演技者(表現者)”になってきている感じがします。(*^-^*
P.S.3人の女優さん達の5・6年前の出演作☆
≪一瀬隆重プロデュース作≫
瀬戸朝香『バレット・オブ・ラブ』〔香港映画、アンドリュー・ラウ監督〕ヒロイン
≪中田秀夫監督作≫
麻生久美子『ラストシーン』ヒロイン
黒木瞳『仄暗い水の底から』主演
この3人の女優さんは5・6年前に一瀬隆重プロデュース作や中田秀夫監督作の映画に出演していますね。
井上真央と木村多江は一瀬隆重プロデュース作や中田秀夫監督作の映画は初めてのようだけど、
木村多江はドラマ『リング~最終章~』『らせん』〔1999年〕で貞子役を演じているし、
中田秀夫演出で今年春に放送されたBSドラマ『怪奇大作戦』にゲスト出演。
一瀬組・中田組にゆかりのある女優で安定性をはかり、
クルクル変わる瞳の表情が魅力の旬の若手女優☆井上真央で新風を取り入れた感じなのかな?
日本情緒が感じられて、江戸の風情も感じられました。
尾上菊之助は、はじめて画面を通して観たんですが
昔の俳優のような気品がありましたね。
このキャストは正解だったような・・
井上真央、時代劇はどうかなあと思ったけど似合ってました。
コメントありがとうございます。(*^-^*
尾上菊之助は役に合っていましたね♪
井上真央は少し幼い気もしたけど、健気な感じが良かったですね。(*^-^*
夏にはやっぱり、日本古来の怪談映画ですよね!(^^)!
豊志賀の黒木瞳さん、いつものことながら綺麗でした。
豊志賀が新吉を溺愛する気持ちが増幅していった>親子ほど違う二人、どうしても女の方がヤキモチを妬き、若い女にちょっとでもちょかいだそうものなら、嫉妬に狂って死んでも死にきれない。
それだけ愛されても、生きている男は別の女と一緒になる。
若い新吉役の尾上菊之助、海老さまよりいい男でしたね(^_^)
さすがに中田秀夫監督、怖さも少しは有りましたが、最後まで映像が綺麗で幽遠の美のような雰囲気が好きです。
コメントありがとうです。(*^-^*
この季節にはピッタリ☆の怪談映画でしたね。
黒木瞳さんは美しいし演技力もありますね。
尾上菊之助さんは気品と色気がありますね。
(↑それプラス、シャープさかワイルドさがあれば私好みのタイプかも?)
将来性のある俳優さんですね。(*^-^*
徐々に恐怖感をあおる中田秀夫監督の演出はさすがに上手かったし、
日本情緒を醸し出す映像が秀麗な作品でしたね。(*^-^*
他の女優さんたちは、なかなか良いキャスティングで、
ひらりん満足でした。
AYUの主題歌はイマイチと感じましたが・・・
エイ●ックスも、気づいて欲しいですね。
コメントありがとうです。(*^-^*
黒木瞳さんは演技は上手いと思うんだけど、美しすぎるのかな?
エイ●ックスさんにはホント気付いてほしいですよね。
こうして静止画で見ると、いかに美術に気を使っていたか改めてわかりますね。いっそモノクロ映画にしたらどうだったんだろうと思ってしまいました。
コメントありがとうございます。(*^-^*
美術に関しても耽美なこだわりが伝わってくる作品ですね。
この作品はモノクロ映画でも良さそうですね。
カラーの鮮やかさがない分、
月明かり・木漏れ日、水の艶の質感が際立って効果的な感じがしますね。
20歳前後の若手女優は数多いけど、実年齢よりも幼く見える人が大半ですね。。。
そういう意味では日本の若手女優の層は厚くはないのでしょうね。