~青いそよ風が吹く街角~

映画(主にミニシアター映画)の感想文を軸にマイペースで綴っていきます。

~『私が恋愛できない理由』全10話~

2011-12-20 23:21:50 | ドラマ


  『私が恋愛できない理由』:フジテレビ公式サイト

一番

幸せな恋愛に巡り会うことが困難な“恋愛超氷河期”の現代に生きる
“恋愛できない女性たち”が直面する様々な悩みを本音でぶつけ合い、
不器用ながらも幸せを模索する恋愛物語。

本当に本音をぶつけあっていたよね・・・。
初回から引っ叩きあっていたし。。。
だけど、女同士の会話って本音を抑え込んで上辺だけ話し合わせたり、
遠まわしに意味深な言い方したり回りくどかったりするから
その瞬間に思った事をストレートにぶつけ合っている彼女達には憧れるモノがありましたよ。

このドラマを見ようと思ったのはAKBの大島さんが出ていたからでした。
(今年のAKB総選挙の時に
「私たちにとっての票数は皆さんの愛の数」という旨を言っていて
カッコ良いなと思って、少し興味を持ったの。)
彼女は子役出身らしいので芸達者なのかなと期待していたんですけど、
月9に本格的に出演したのは初めてだったので緊張していたのかもしれないけど、
思ったよりかは・・・でしたね。
(ファンの方、すいません。m(_ _)m )
だけど、月9や連ドラレギュラー出演経験豊富な共演者には真似できない、
初々しいみずみずしさがありました。

吉高さんは独特の個性があるし、嘘のない本気の芝居をする。
女優さんというよりも役者魂を感じさせる。
映画の出演本数も多いし将来性がありますね。

香里奈はモデル上がりの女優というイメージしかなかったんだけど、
このドラマではオシャレなイメージを捨てて、
無造作に髪を束ねて、男勝りなキャラクターを
ガサツにならない匙加減でサバサバと潔く演じていて好印象でした。

稲森いずみは苦悩する役を感情を抑制して控え目に演じていて安定感のある演技でした。
彼女が登場すると画面が落ちつく感じ。
ベテランの域に達していますよね。

女性4人が主人公で、その中の一人だけ少し年代が上な設定は
日本版『SATC』ぽい感じもしますね。

安室奈美恵の主題歌二曲(アップテンポの曲とバラード曲)が
ドラマの場面に寄り添うように交互に流れていて相乗効果ありました。
特に、バラード曲は1997年に安室さんが歌った月9『バージンロード』の主題歌
『CAN YOU CELEBRATE?』のアンスワーソングのような印象も受けました。

就職難や不倫など結構シビアな題材なんですけど、深刻さを強調するのではなく、
そういう世の中で暮らしている人のつぶやきを映し出している感じなの。

“仕事ではなかなか自分が一番になれないけど、
相手にとって自分が一番になれるのは恋愛だけ”
”自分の居場所は自分で作るもの”
というような共感出来るメッセージが多かったです。

最近の月9はアクションや職業モノなどジャンヌは多岐にわたっているようですけど、
このドラマは恋愛に軸を据えて自分探しをしていく展開の月9らしい月9ドラマでした。


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