『11番目のママ』:あらすじ
永遠の約束
幼い頃に母を亡くし父と二人で暮らす少年:ジェスのもとに
11番目のママ〔キム・ヘス〕がやってくる・・・。
11番目のママ役のキム・ヘスはショートカットで裏ぶれた女性の役。
(日本のドラマ『この世の果て』で鈴木保奈美が演じていた役柄を思い出しました。)
スッピンの場面は蒼白な顔色でそれを隠すかのように厚化粧になる場面もあるけど、
終始、うつろな目と消え入りそうな声で演じきっていました。
ジェスはママがヤクを腕に注射していると勘違いして、
それをほとんど捨ててしまったんだけど、
それはママが患っている病気の治療薬。
ジェスにはその事を言えず、
残った数少ない錠剤を指でなぞる彼女の仕草が物寂しそうでした・・・。
「行かないでママ!」
やがて、本当の母と息子のように心が通い合っていく二人。
残された時間が短い彼女は
「あの子が父親に殴られていたら守ってあげて。」
と隣人の男性〔ファン・ジョンミン〕に頼む。
ママを売り飛ばそうと連れに来たジェスの父親と喧嘩し、
ママを守ろうとする隣人の男性。
隣人の男性役のファン・ジョンミンは母親役の女優さんとの掛け合いが面白かった。
そして、ジェスの家に訪れた女性〔キム・ヘス〕の事を気にかけ、
気さくに話しかけて彼女の心を理解しようとする。
いざという時は彼女を助けようとする男気あふれる人情味のある役はハマリ役でした。
メロドラマとしてはベタではあるけど、
相手への思いやりが芽生えてくる姿にじーんとさせられた作品でした。
≪キム・ヘスのインタビュー紹介記事≫
キム・ヘス「映画『11番目のママ』をよろしくお願いします」 〔wowkorea:07.12.01〕