●保管図書の問題
特に、古いマンションでは、竣工図面、建築確認通知書がない。あっても竣工図面ではなく設計図の場合があります。設計図は途中の工事変更を全然書き入れていません。
また、建築確認通知書は建築確認申請をして、建て主の方に戻ってくる通知書です。これには一般に構造の図面、構造計算書が入っていますが、構造計算書だけがない。構造図面と構造計算書がないと旧耐震の場合は診断のしようがないんです。
また、構造計算書や構造図面、竣工図面は、現在ちゃんとそろっていてもなくなる可能性があります。ですから、管理組合さんは、何部かコピーをとって、保管用と貸し出用の区別をして保管してください。
それから、総会議事録の保管。長期修繕計画を立てるには、総会議事録にある決算書をある程度の期間の数字を元に算出します。また、総会議事録で決算書を全部見ていってつじつまが合わない。また、訂正もされてないことが本当に多いんです。
また、小規模マンションなどは集会室がなく、資料の保管スペースもありません。理事長宅の一室が保管室になることが多く、書類をまとめて次に引き継ぐような手間がかけられないのが実情のようです。
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