映画鑑賞検定3級blog

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「ワンナイトインモンコック」

2005-10-01 | 香港映画
なんだかすごくたくさんの賞を香港で取ったとのことです。観てみたかった作品。
レンタル開始していたので手にとってみました。

旺角(モンコック)を仕切る二つの組に闘争が起きる。
世間はクリスマスイヴだというのに、旺角の警官たちは総動員される。
狙いは二つの組のトップと、それを狙う大陸から来た殺し屋。
その大陸から来た殺し屋は、同じ故郷から来たという一人の娼婦と出会う。

すごくリアルっぽく見える作品。きっとリアルなんでしょう。

「会いたくないやつに限ってあってしまう」
「それが縁ってものですよ」

といったセリフが、刑事二人のあいだで交わされますが、なんだかそれがすべてといった感じでしょうか。

なるほど。そういう話だったのね、といった印象でした。評価が高いのも分かるかな~といったところです。

ドンパチはまったくありません。期待しないでください。

話としては決して嫌いではなく、娼婦のタンタンの悲しさは半端なく良かったと思いましたです。
セシリア・チャン、娼婦似合いすぎです。

あの場面で「何してるんだ?」と言ってしまうチンピラのワーはどう考えても普通の映画で考えればとんでもない雑魚です。
雑魚中の雑魚です。真っ先に殺されるキャラです。
でもそんなワーにボコされるフー。それに抗うこともできないタンタン。
その隣では刑事たちがご飯を食べているのです。
マジでなんとも言いがたい、切ないっていうのでは簡単すぎると言うか、そんな雰囲気のある作品でした。
最後にも誰一人として最後に救われる人間はいません。
そんな荒廃した街、旺角というイメージをきちんと伝えた作品だったと思いました。

個人的には刑事さん達の表情が好きでした。
特に、ほっしゃん。に似てるチン・ガーロッの表情がとても好きでした。
小僧のワンは・・・やっぱりな・・・。だから言わんこっちゃない。

嫌いじゃないんですが、画面がゆれるのが気になって気になって・・・
演出なのはよく分かっているのですが、ちょっと気分が悪くなってしまいました。
画面揺れに弱い方は要注意です。

実は前半「前フリ長い!」「わけ分からん!」とちょっとキレてました。ごめんなさい。でも後半は「はは~」「ほほ~~」となってきます。

個人的にはフーの上気しやすい性格がちょっと苦手で、イマイチ、フーに感情移入できなかったのが残念でしたが、きっとそれが中国気質なんでしょう。
関係ないけど、ダニエル・ウー、手がすっごく綺麗です
ごつごつしていすぎず、すらっとしていすぎず・・・。私の理想の手です。
「香港国際警察」の時も思ったことですが、改めて、見直しました・・・って、全然本編と関係ないけど。

「ダブルタップ」というレスリー・チャンの映画の続編だそうです。
アレックス・フォン演じるミウ刑事が、それに関連していた刑事だったそうです。
全然知らなかった・・・。こんなことならば先に見ておけばよかったよ・・・。

なんとなく「レイン」に似た印象を受けました。
いや、全然違うんですけどね。
殺し屋&娼婦という設定と、拳銃を撃ったときの耳鳴りのような音がきっとそう思わせたのでしょう。

そうだよ。旺角、本当に人多かったもんな~。半端なかったもん。人口密度世界一も納得できました。
香港はコンビニ(セブンイレブン)で薬売ってるのか・・・。すごいなぁ。日本でも・・・って怖いか

書きそびれてたけど、サム・リーがちょこっとだけ出てました。彼のしゃべり方が好きなので、もうちょっと観たかったなぁ。ほとんどしゃべってません。

http://www.oneniteinmongkok.net/

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